
工場の仕事してるけど辞めたいな。毎日同じことばかりでつまらないし精神的にもうきつい。でも工場でしか働いたことがない自分が転職なんてできるのだろうか…
こういった疑問にお答えします。
- 工場勤務からでも転職はできる理由3つ
- 転職活動でブラック企業を避ける方法3選
- 工場勤務からの転職でよくある質問3つ
工場勤務を辞めたいと思っても、「学歴もスキルもない自分が本当に転職できるのかな…」と不安ですよね。
過去の僕もそうでした。
「自分はどうせ工場でしか働けない…」と思って行動せず、とにかく不満ばかり溜めていたのを覚えています…。
しかし、実際は工場勤務からでも転職は全然できますよ。
僕は高卒で自動車メーカーの工場に9年間勤めていました。
工場でしか働いた経験がないし、特別なスキルもなかったのですが、転職活動をしたら「あ、人生ヌルゲーじゃん」と思いました。
現在はフリーランスとしてWeb系の仕事をしていますが、独立を決断できたのも転職先に困らないと思ったからなんです。
というわけで、工場勤務からでも転職できる理由を解説していきます。
工場勤務からでも転職はできる理由3つ


「工場勤務から転職なんてできないでしょ…」
と思うかもですが、全然そんなことありませんよ。
理由は以下の3つ。
- 深刻な人手不足に悩む企業が多いから
- 30代でも若手扱いになってきているから
- 学歴至上主義ではなくなってきているから
順番に解説します。
①:深刻な人手不足に悩む企業が多いから


「自分は学歴も資格もスキルも何もないから…」
と、工場からの転職をネガティブに考える人が多いと思います。
しかし、全然大丈夫ですよ。
学歴も資格もスキルもなくても転職はできます。
なぜなら、多くの企業が深刻な人手不足に悩んでいるからです。
日本は少子高齢化がものすごく進んでいますよね。
だから、シンプルに労働力が足りなくなっているんです。
事実として、以下の有効求人倍率データをご覧ください。


上記を見ると、有効求人倍率が常に1倍を超えていることがわかります。
要するに「常に仕事は余っている」というわけですね。
そのため、最近では「未経験採用」に力を入れている企業が増えています。
企業側の声を代弁すると「教育コストがかかってもいいから、とにかく人材がほしい…」という感じですね。
だから、やる気さえあれば、工場勤務からでもカンタンに異業種転職できますよ。
実際、僕が転職活動をしたらIT系の企業にも転職できることがわかったし、友人は未経験でエンジニアになっています。
②:30代でも若手扱いになってきているから


「未経験で転職?そんなの20代だけでしょ?」
と思う人もいるかもしれませんが、そんなことないですよ。
というのも、最近は30代でも若手扱いになっているからです。
これも少子高齢化の影響。
今は20代の採用が難しくなっているため「30代でも十分」と考える企業が増えているわけです。
また、若手がどんどん少なくなっていることから、最近では「定年を70歳まで延長する」という動きもあります。
そのため、30代でも「長く働いてくれる人材」という評価になっているんですよ。
近年、30代前半でも、未経験の業界・職種に転職する事例が増えています。ビジネス経験を積んでいることや、まだまだ柔軟性があり、新しい仕事に適応できると見なされていることが多いのです。
また、従来は「転職は35歳が限界」と言われてきましたが、その壁も崩れてきています。定年が延長され、「人生100年時代」が叫ばれるようになった今、30代後半は「これから長く活躍できる人材」と捉えられるようになっています。
少子化にともない、企業各社が新卒~20代の若手の採用に苦戦している背景もあり、以前は20代の採用が中心だった企業やポジションに30代が採用されるケースも見られます。
引用:リクルートエージェント
少し前まで「転職は35歳まで」なんて言われていましたが、そんなのは、もう過去の話です。
だから30代であっても工場から転職できますよ。安心してください。
「本当かよ…」と思う方は、「リクナビNEXT」を確認すると安心するはずです。
未経験だと不安なことも多いと思いますが、工場勤務を経験している僕らなら気合いで乗り越えられますよ。
③:学歴至上主義ではなくなってきているから


「自分は中卒の派遣社員だから転職なんてできないでしょ…」
という声もありそうですが、そこもあまり気にする必要ありません。
なぜなら、最近の企業は学歴をあまり重視しなくなっているから。
たしかに少し前までは「高卒以下は転職が難しい」なんて言われていました。
「大卒のほうが優秀」という偏見があったからですね。
ですが、最近の転職活動では学歴よりも「やる気・実力」のほうが重要になっています。
なぜ学歴が重視されなくなったのか?というと…「終身雇用が崩壊したから」です。
ざっくり流れを説明すると…
- 景気の悪化で、企業は終身雇用を守れなくなった
- 社員はひとつの企業にしがみつくメリットがなくなった
- だから優秀な社員はすぐに転職や独立をする
- 社員がどんどん抜けるから、企業は人材確保に必死…
- とにかく人がほしいから、学歴重視なんて言ってられない…
こんな感じですね。
だから中卒とか高卒でも「やる気」をアピールできれば転職できます。
もちろん、「大卒以上」「専門卒以上」と応募を限定する企業もありますが、今までほど学歴至上主義ではなくなっていますよ。
スキルがあれば学歴は関係ない


そもそも、スキルがあれば学歴なんて関係ないです。
もしあなたが採用担当者だったとして、以下の場合でも大卒以上を優先しますか?
- 大卒以上だけど、即戦力になるまで教育が必要そう
- 高卒以下だけど、スキルがあるから即戦力になりそう
これなら後者を採用したほうが良さげですよね。
「中卒や高卒はすぐ辞めそうだから…」みたいな偏見を持っている企業もあるかもですが、そこは面接で解消すればいいだけです。
「いや、自分はスキルないから…」
とも思うかもですが、ハローワークの職業訓練校に行けば、プログラミングやWebデザインなどのスキルを無料で身につけられます。
あとは最近だと「転職支援付きスクール」も増えていますね。
Webスキルをスクールで学んで、卒業後は転職先を紹介してくれる…って感じです。
…と、スキルを身につける環境も整っているので、学歴コンプレックスは気にしなくて大丈夫ですよ。
転職活動でブラック企業を避ける方法3選


ここまでお伝えしたとおり、工場からでも転職はできます。
とはいえ、「工場からの転職ってブラック企業しかなさそう…」という不安もありますよね。
そこで次は、工場からの転職活動でブラック企業を避ける方法を紹介します。
以下の3つです。
- 要注意フレーズに気をつける
- 長期掲載の求人には応募しない
- エージェントに選んでもらう
順番に解説します。
①:要注意フレーズに気をつける


求人を見るときは「要注意フレーズ」に気をつけましょう。
というのも、ブラック企業は求人が魅力的に見える甘いフレーズを使っていることが多いからです。
たとえば以下のように。
- 努力次第で年収〇〇万円!
→頑張っても上がらない可能性もある - 経験よりもやる気を重視!
→ノルマが厳しく精神論を強いられる - 成長できる職場環境です!
→業務負担が大きくかなり働かされる - 若い人が活躍しています!
→離職率が高くて社員がすぐに辞める - アットホームな職場です!
→仕事ばかりでプライベートが消える
こういったフレーズを発見したら要注意ですね。
もちろん必ずしもブラック企業ではないと思いますが、
甘い言葉には必ず裏があることは覚えておくべきです。
まぁ未経験で転職すると「仕事に慣れていないせいで残業ばかり…」みたいなことはありますけどね。
ホワイト企業の特徴
ちなみに、求人票からわかるホワイト企業の特徴は以下のとおりです。
- 労働条件が明確にわかる
→基本給・勤務時間・仕事内容が曖昧な表記じゃない - 研修制度が充実している
→教育コストをかけるのは社員を大切にしている証拠 - 従業員の平均年齢が高い
→ブラック企業はすぐに辞めるから若手ばかりになる
②:長期掲載の求人には応募しない


長期掲載している求人もブラック企業の可能性が高いです。
というのも「年中ずっと掲載している=人がすぐ辞めるから」と言えるからですね。
求人を長期掲載するような企業は「社員=使い捨てのコマ」と考えているのかもしれません。
真実はどうであれ人気がないのは事実です。
なので、すぐに転職する気がなくても転職サイトには登録しておいたほうがいいですよ。
早めに登録して日頃から求人チェックをしていれば、長期掲載していてブラック企業だと思われる求人を避けられます。
\ 日頃から求人チェックをしておこう /
③:エージェントに選んでもらう


「絶対にブラック企業には入りたくない…!!」
と固く誓っている人は、転職エージェントを利用するのが最も確実です。
なぜなら、転職のプロがブラック企業を排除してくれるから。
転職エージェントは求職者の希望に合う仕事を提案するために、常日頃から企業と連絡を取ったり、実際に企業訪問をしています。
その際に、明らかなブラック企業だとわかれば提携を解除するとのこと。
なので、転職エージェントを利用すればブラック企業に入ることはまずないですよ。
企業の雰囲気とか細かい仕事内容とか、
求人票だけではわからないリアルな情報を知れるのも心強いです。
転職エージェントは完全無料です
「うーん、でもお高いんでしょ?」と思うかもですが、転職エージェントは完全無料です。
なぜ無料なのか?というと、転職エージェントは企業から人材紹介料を受けとっているからです。
これを言うと「報酬のために無理やり押し込まれそう…」と思うかもですが、そこも大して心配しなくて大丈夫。
転職エージェントの報酬は「転職してもすぐに退職したら入らない仕組み」になっています。
なので無理やり押し込まれることもありません。
無理やり転職させても辞める人がほとんどじゃないですか。
転職エージェントは相談のみでもOK
「すぐに転職したいわけではないし…」
と考える方もいますよね。でも転職エージェントは相談だけでもOKです。


実際、僕はフリーランスを選択したので”相談だけの利用”になったのですが、全然問題なかったです!
快く応援してくれたので気持ちよく前に進めましたよ。
最初の1社におすすめな転職エージェント


転職エージェントは複数利用してもOK。
むしろ本気で転職を成功させたいなら、複数利用していろんな人からアドバイスをもらったほうが理想の仕事を見つけられます。
とはいえ、最初の1社をどこにすべきか迷いますよね。
初めてだから緊張もするし、失敗したくもないし…。
そこで僕のおすすめを紹介すると「リクルートエージェント」を利用すれば間違いありません。
理由は単純。業界最大手だからです。
大手は経営に余裕があるので無理やり転職を勧めてくることがありません。
あとはシンプルに保有している求人数が多いのも魅力です。
というわけで、
「絶対にブラック企業に入りたくない」という方は利用してみてください。
登録作業も5分かからず完了します。
\ ブラック企業を排除してくれます /
学歴・経歴コンプレックスのある方はこっちがおすすめ


転職エージェントを利用する際に
「自分は中卒だから」「期間工・派遣しかやったことないから」と利用しにくい人もいると思います。
まぁ別に気にする必要はないのですが、
担当者が大卒のエリートだと「見下されてるのでは…」と感じるかもしれません。
そんな人は「就職Shop」を利用するのがおすすめです。
就職Shopはフリーターやニート向けのエージェントです。
担当者のほぼ全員が「元ニート・フリーター」なので見下されることがありません。
運営元もリクルートで同じなので、安心して使えます。
ただ、ニートやフリーター向けの求人しか保有していないため、求人数自体はあまり多くありません。
なので、基本はリクルートエージェントがおすすめなのですが、
学歴や経歴のコンプレックスから使いにくい…って人はこっちを利用してみてください。
\ 学歴・経歴に自信がなくても相談しやすい /
工場勤務からの転職でよくある質問3つ


工場勤務からの転職でよくある質問をまとめました。
気になる項目があれば参考にしてください。
- やりたい仕事がない場合はどうすればいい?
- 次の仕事を決めずに勢いで辞めるのはあり?
- 上司に退職を伝えるタイミングのベストは?
Q:やりたい仕事がない場合はどうすればいい?
A:まずは転職エージェントに相談しましょう。
転職エージェントはさまざまな求職者の相談に乗ってきたプロです。
「転職を考えているけど自分に向いてる仕事がわからない…」と相談すれば、あなたの希望条件や経歴や性格などからピッタリな仕事を提案してくれますよ。
転職を考えた当時の僕は「どうせ工場でしか働けない」と悲観していたのですが、
実際に相談してみると、未経験でもIT業界に行けることや、同じ工場でも管理職に就けばいいことなどがわかって、かなり有意義な発見がありました。
なので、まずは相談だけでもしてみるといいですよ。無料なので利用しないのは損です。
\ ブラック企業を排除してくれます /
Q:次の仕事を決めずに勢いで辞めるのはあり?
A:仕事は勢いで辞めても大丈夫です。
次の仕事を決めずに辞めるのは怖いかもですが、日本にいれば餓死することはありません。
仕事を辞めても失業保険で暮らせるし、最悪でも生活保護を申請すればいいだけ。
それに仕事を辞めれば時間ができます。
一人旅でもすれば人生観が変わるかもだし、じっくり転職活動をするのもいいですよ。
僕もわりと勢いで会社を辞めたのですが、案外生活はなんとかなると思いました。
Q:上司に退職を伝えるタイミングのベストは?
A:個人的にはボーナスをもらった後がおすすめです。
耐えられないほど辛いなら別ですが、受け取れるお金はもらっておいた方が賢いですね。
ちなみに上司に退職を伝えるタイミングは、
- 上司が暇そうなとき
- 金曜日の仕事終わり
- 退職希望日の1~3ヶ月前
まとめ:工場勤務からでも転職は可能です
最後まで読んでいただきありがとうございます。
工場勤務からでも転職はできる理由を解説しました。
もういちど振り返りましょう。
- 深刻な人手不足に悩む企業が多いから
- 30代でも若手扱いになってきているから
- 学歴至上主義ではなくなってきているから
繰り返しますが、工場勤務からでも転職はできます。
実際に僕は転職活動をしてみて「転職先に困ることはないな」と感じたし、だからこそフリーランスに挑戦する決断ができました。
なので、工場で我慢しながら働き続ける必要はありませんよ。
一度きりの人生、たくさん行動して充実させたものにしましょう!
\ まずは相談だけでもしてみよう /
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