
転職エージェントは複数利用したほうがいいの?どこも同じようなサービスだし1社に絞ったほうが楽じゃない?そもそも併用していいものなの?エージェントにバレたら嫌な顔されそうだけどなぁ。詳しい人がいたら教えてください。
こういった疑問にお答えします。
転職エージェントは複数登録(3~5社ほど)するのが一般的です。
なぜなら、複数登録することで理想の仕事を見つけやすくなるから。
とはいえ、複数のエージェントを掛け持ちすると「スケジュール管理が大変」「担当者にバレたら気まずくなりそう」…などと考えて気の進まない方もいるでしょう。
そこで本記事では、転職エージェントは複数利用したほうがいい3つの理由と注意点を解説します。
僕は27歳のときに転職活動をしました。転職について知見はあるほうだと思うのできっとお役に立てるはずです。
この記事を読めば、転職エージェントの複数登録について迷いがなくなるでしょう。転職に失敗したくない方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
ちなみに、転職エージェントのメリットは以下で解説しています。
転職エージェントは複数登録したほうがいい3つの理由


転職エージェントは複数登録(3~5社ほど)するのがおすすめです。
理由は以下の3つ。
- 多くの求人をカバーできるから
- 相性のいい担当者を選べるから
- 異なる視点の意見を聞けるから
順番に解説します。
①:多くの求人をカバーできるから
転職エージェントでは各社が「非公開求人」を保有しています。
非公開求人とは、インターネット・転職サイト・ハローワークで公開していない求人のことです。
企業が非公開で募集をする理由は「応募者の殺到による面接の手間を省くため」や「極秘プロジェクトの人材採用のため競合に知られたくない」などが挙げられます。
いずれにせよ、非公開求人というのは「優良企業」「やりがいのある仕事」であるケースが多いです。そうなると少しでも多くの非公開求人をチェックしたいですよね。
転職エージェントを複数登録しておけば、非公開求人を紹介してもらえるチャンスが増える。つまり理想の求人に出会える可能性が高まるというわけです。
②:相性のいい担当者を選べるから
転職エージェントに登録すると、担当者となるキャリアアドバイザーがあなたの転職活動をサポートしてくれます。
しかし、キャリアアドバイザーもひとりの人間です。必ずあなたと相性の合う人が担当になるとは限りません。
たとえば、
- 自分と性格が合わなくて相談しにくい…
- 自分の希望する業界にあまり詳しくない…
- 経験が浅いせいで活動がスムーズにいかない…
といったケースは十分にあり得ます。
一応、どの転職エージェントも担当者の変更はできますが、一度ならまだしも、複数回の変更を申し出るのは気が引けますよね。
転職活動はどこを使うかよりも「いかに相性のいいキャリアアドバイザーを見つけるか」が重要です。
複数のエージェントを利用すれば、自分と馬の合うキャリアアドバイザーと出会える確率も高まりますよ。
転職エージェントは3~5社ほど登録して、最終的には一番相性のいいキャリアアドバイザーのいる1社に絞り込むのがおすすめです。
③:異なる視点の意見を聞けるから
転職エージェントでは、キャリアアドバイザーから転職活動についてさまざまなアドバイスを受けられます。
ですが、ここでも「キャリアアドバイザーも人間」であることを忘れてはなりません。
キャリアアドバイザーによって経験も知識量も異なるため、最初から1社だけに絞っているとアドバイスが適切かどうかわからないんですよね。
たとえば、営業職を希望しない求職者に対して「では営業以外で探しますね」という人もいれば、「一度くらい営業の経験を積んでおいたほうがいい」という人もいるでしょう。
もしかしたら、後者の意見を聞いて「営業をやってみるのもいいかもな」と考えをあらためる可能性だってありますよね。
このように、アドバイスは人によって異なるし、そのアドバイスによって自分の人生は変わります。
複数のエージェントに登録しておけば、いろいろな意見から総合的に判断ができるため、転職活動の成功率が高まるでしょう。
転職エージェントを複数利用するときの注意点3つ


転職エージェントは複数登録(3~5社ほど)するのが基本です。
ただし、以下の3つには注意してください。
- 担当者にはあらかじめ伝えておく
- 同じ求人に重複応募しないようにする
- 絶対に譲れない条件を1つ決めておく
順番に解説します。
①:担当者にはあらかじめ伝えておく
転職エージェントを複数登録していることは、あらかじめ担当者に伝えておきましょう。
というのも、変に隠しておくと転職活動がスムーズに進まないからです。
たとえば、A社とB社で同じ求人を紹介された場合、どちらかで「この求人は興味ないです…」と断ることになりますよね。
そうなると、エージェント側は「この手の求人は興味ないのか」と誤解して、次からは全然興味のない求人ばかり紹介してくるようになるでしょう。
あらかじめ複数登録を伝えておけば、同じ求人を紹介された場合でも「この求人はすでに紹介されました」と断れます。
「複数登録してると伝えたら嫌な顔されそう…」と不安かもしれませんが、転職エージェント側もそこは想定の範囲内です。引け目を感じる必要はありませんよ。
むしろ、「他社に負けないように頑張ろう」と思ってくれる人が多いみたいですよ。
なので、転職エージェントの複数登録は隠す必要ありません。
②:同じ求人に重複応募しないようにする
転職エージェントを複数登録している場合は、求人の重複応募に気をつけてください。
というのも、重複応募をしてしまうとエージェントからの信頼がなくなるからです。
転職エージェントは採用が決まるごとに企業から報酬を受け取っています。複数のエージェントから応募しても報酬は1社にしか支払われないため、エージェント同士でトラブルになるわけです。
転職エージェント側からしたら、再度トラブルを生む可能性のある求職者を積極的にサポートしたいとは思いませんよね。
そういった意味でも、転職エージェントを複数登録していることは各社のキャリアアドバイザーに伝えるべきです。
ちなみに、どうしても不安な方は「応募するのはこのエージェントからだけ」と決めておくのもおすすめです。
③:絶対に譲れない条件を1つ決めておく
転職エージェントを複数登録すれば、異なる視点からさまざまな意見を聞けます。
しかし、人によっては「情報が多すぎて混乱する」というデメリットになるケースもあるでしょう。
そこでおすすめなのが、「絶対に譲れない条件を1つ決めておく」です。太い軸が1本あれば大きく混乱することはなくなります。
たとえば、
- 営業は絶対に嫌だ
- 土日休みはマスト
- 基本給は〇〇円以上
といった感じです。
条件はあまりたくさん決めすぎても転職の選択肢を狭めるだけなので、”1つだけ”にするのがポイントですね。
複数登録におすすめな転職エージェント3選


ここからは複数登録におすすめな転職エージェントを紹介します。
どのエージェントに登録すべきか迷うなら、とりあえず以下の大手3社を選んでおけば間違いありません。
あまり多すぎても管理が大変なので、とりあえずはこの3社だけでいいかなと思います。
①:リクルートエージェント


リクルートエージェントは、業界最大手の転職エージェントです。
転職エージェントの中でも群を抜いて多い圧倒的な求人数を保有しているのが魅力ですね。
- リクルートエージェント:約60万件
- doda:約20万件
- マイナビエージェント:約6万件
理想の仕事を探すうえでは少しでも選択肢が多いほうがいいですよね。
利用者が多いことから機械的な対応をとられることもありますが、登録しておいて損はありません。
はじめて転職活動をするなら絶対に登録しておきましょう。
\ 求人数No.1の転職エージェント /
②:doda


dodaは、リクルートエージェントに次ぐNo.2の転職エージェントです。
ほかと違うところは、転職サイトとエージェントが一体化されているところですね。
転職エージェントは申し込むとキャリアアドバイザーと面談するのが普通ですが、dodaではキャリアアドバイザーと面談なしでも求人検索ができます。
もちろん、途中からエージェントサービスに切り替えることも可能です。
求人紹介のメールがややしつこいかな…とは感じましたが、それ以外のデメリットはありません(※エージェント機能を利用しないうちは大丈夫です)。
リクルートエージェントと合わせてこちらも登録しておきましょう。
\ 顧客満足度No.1の転職エージェント /
③:マイナビエージェント


マイナビエージェントは、「20代からの信頼度No.1」と評される転職エージェントです。
運営元のマイナビは長年、新卒を対象とした就職情報サイトを運営しています。そういった背景から知名度が高く20代の利用者が多くなっているわけです。
マイナビエージェントの魅力は、転職サポート期限がないところですね。
リクルートエージェントやdodaはサポート期間が「3ヶ月まで」と決まっていますが、マイナビエージェントなら転職が決まるまでサポートしてもらえます。
保有する求人はやや少なめではありますが、じっくり仕事を選びたい&相談したい方にはおすすめです。
こちらもまずは登録しておきたい転職エージェントでしょう。
\ 20代からの信頼度No.1の転職エージェント /
補足:ニート・フリーターにおすすめな転職エージェント


ちなみに、ニート・フリーターから正社員を目指すなら以下の5社がおすすめです。
- 就職Shop
→人材業界最大手企業リクルート運営 - 第二新卒エージェントneo
→利用者満足度3年連続No.1の実績あり - ウズキャリ
→IT業界への就職に強い・スクールもあり - DYM就職
→スピード感をもって転職活動ができる - ハタラクティブ
→未経験特化のエージェントでは最大手
というのも、前半で紹介した大手3社はニートやフリーターだと断られる可能性があるんですよね。
転職エージェントが企業から受け取る報酬は「採用者の年収30~40%」と言われています。そのため忙しいと、年収の低いニート・フリーターは相手にしてくれません。
しかし、上記5社は「ニート・フリーターに特化した転職エージェント」です。断られるケースはほぼないので経歴に自信がなくても安心して利用できますよ。
もちろんすべて無料です。詳細は以下の記事でまとめています。
まとめ:転職エージェントは複数登録するのが一般的です
最後まで読んでいただきありがとうございます。
転職エージェントは複数登録がおすすめな理由を解説しました。
もういちど振り返りましょう。
- 多くの求人をカバーできるから
- 相性のいい担当者を選べるから
- 異なる視点の意見を聞けるから
転職エージェントは複数登録が基本です。
最初から1社に絞ると偏った求人紹介・アドバイスしか受けられず、転職活動の時間が無駄になるケースがあります。
せっかく時間を割いたなら、自分に合う企業で働きたいですよね。
なので、転職に失敗したくないなら、最低2社、できれば3~5社ほど登録するのがおすすめです。
すべて無料だし、転職エージェント側も複数登録が当たり前と理解しています。あなたに損は一切ありませんよ。
とりあえず登録しておきたい3社

