工場勤務が性に合っている人は、正社員として働き続けることを考えるでしょう。
とはいえ、「定年まで働き続けられる仕事なの?」というと少し不安ですよね。
そこで今回は以下を解説します。
- 工場勤務を定年まで続ける人はいるの?
- 工場勤務を定年まで続けるのは厳しい3つの理由
- 定年まで働き続けられる仕事を見つける方法3選
この記事を書いている僕は、高卒で就職した自動車製造メーカーを9年で退職しました。
大企業だったので安定はしていましたが、それでも定年まで工場勤務をするのは厳しいですよ。
この記事を読めば、工場勤務を定年まで続ける気力が失せて、ほかの仕事を探す決心がつくでしょう。
工場勤務を辞めたい人はこちらをどうぞ


工場勤務を定年まで続ける人はいるの?

本題の前に「工場勤務を定年まで続ける人はいるの?」という疑問がありますよね。
結論からいうと、工場勤務を定年まで続ける人はいます。
僕が勤めていたのが大企業というのもありますが、定年まで勤め上げる人は結構いました。
「体力的に大丈夫なの?」と思うかもですが、
- 工場勤務も力作業ばかりではない
→年齢に合わせて軽作業に変えてくれる - 出世すればラインから抜けられる
→ライン監督や管理職は体力が必要ない
という感じなので、覚悟があるなら定年まで勤めることは可能です。
とはいえ、これからの時代に定年まで工場勤務を続けるのは厳しいと僕は思いますね。
工場勤務を定年まで続けるのは厳しい3つの理由

工場勤務を定年まで続けるのは厳しい理由は以下の3つ。
- 夜勤が徐々にしんどくなる
- AIや外国人に仕事を奪われる
- 安い給料でしか働けなくなる
順番に解説します。
①:夜勤が徐々にしんどくなる
僕は夜勤ありの工場で約9年間働いていましたが、年齢を重ねるごとにしんどくなってきました。
具体的にいうと、
- 寝ても疲れが取れない
- 頭がほとんど働かない
- 休日になると眠れない
といった感じで、かなりしんどかったです。
20代の僕でもきつかったので、体力的に衰える30~50代はもっときついと思います。
実際に僕の職場では、夜勤の負担が大きすぎて「うつ病」を発症する人も何人かいました。
出世しても夜勤からは逃れられない
ここまでの話だけでは「出世してライン作業から抜け出せばいいでしょ」と思うかもしれません。
たしかにライン監督になれば体の負担は減ります。
しかし、ライン監督になったところで夜勤からは逃れられないので意味ないんですよね。
体はあまり動かしませんが、夜勤で眠い中働くのは変わりありません。むしろラインを止めないように気を配らないといけないので精神的にきついです。
「ライン監督になっても夜勤はあるのか…」と考えるともう絶望でした。
工場勤務は、夜勤がないと稼げない
「じゃあ夜勤のない工場に行けばいいじゃん」と思う人もいるでしょう。
しかし、日勤のみの工場ではほとんど稼げないんですよね。
- 夜勤手当が給料の3~5万円ほど占める
- 夜勤がない工場は残業もほとんどない
- 夜勤手当と残業代がないため稼げない
上記の理由から夜勤のない工場は稼げません。
独身は節約生活をすれば問題ないのですが、家族持ちは生活できるかギリギリですよ。
僕がいた大企業でも夜勤手当なしでは厳しい給料だったので、どの工場でも夜勤は必須です。
そう考えると、工場勤務を定年まで続けるのは体力的に厳しいですよね。
②:AIや外国人に仕事を奪われる
工場勤務のような単純作業は、いずれAIや外国人に仕事を奪われます。
理由はシンプルに「人件費のカット」です。
- AI(自動化)
→無駄な人件費を払わずに済む - 外国人
→日本人よりも低賃金で雇える
上記のように、AIや外国人に仕事を任せれば人件費をカットできます。
実際すでにコンビニや飲食店のレジは自動化されているし、外国人スタッフも多いですよね。
企業は利益を上げないといけない
「いやいや社員の生活を守れよ!」と思うかもですが、企業が優先するのは社員の雇用よりも「株主に利益を還元すること」です。
そのため、人件費を抑えるのは当然の行動なんですよね。
つまり、本音を言うと、企業にとって社員の生活はどうでもいいわけです。
そんなわけで、これから工場勤務を定年まで続けるのは厳しいでしょう。
③:安い給料でしか働けなくなる
先述したとおり、単純作業はいずれAIや外国人に奪われます。
そうなると我々は、
- AIにはできない頭を使った仕事をする
- 外国人と同じ低賃金で単純作業をする
この2択で生きるしかなくなるでしょう。
つまり、頭を使えなければ、頭の良い人に低賃金でこき使われるしかなくなります。
低賃金でも雇ってもらえればいいのですが、体が動かない年齢になると「辞めてほしい」と言われる可能性も…。
工場勤務を続けるほどバカになる
「じゃあ頭を使う仕事をする」と考える人もいるでしょう。
しかし、単純作業ばかりしているとバカになるんですよね。
単純作業は何も考えずにできるので「複雑なことを考える力」がだんだん衰えていきます。
つまり、頭を使う仕事は任せてもらえないし、転職も難しくなるでしょう。
そうなるともう、低賃金でこき使われるしかなくなりますよね。
そんなわけで、工場勤務を定年まで続けるのは厳しいです。
定年まで働き続けられる仕事を見つける方法3選

ここまで工場勤務を定年まで続けるのは厳しい理由を解説しました。
とはいえ、「工場勤務くらいしかまともに働けそうにない自分はどうすればいいの?」と思いますよね。
そういった将来が不安な方は以下の3つを試してみてください。
- 転職エージェントを利用する
- フリーランス的に働いてみる
- 生活費をガッツリ下げてみる
順番に解説します。
①:転職エージェントを利用する
仕事を探すなら、転職エージェントを利用するのが最も効率的です。
転職エージェントに希望条件を伝えれば、さまざまなヒアリングをしたうえで、自分に最適な職場を提案してくれます。
「そんな仕事もあるんだ」「工場勤務じゃなくてもいいじゃん」みたいな気づきを得られるので、ぜひ利用してみてください。
ちなみに、転職エージェントは完全無料で利用できるし、無理に転職を進めてくることもないので安心して大丈夫ですよ。
おすすめ転職エージェント
- リクルートエージェント
→求人数No. 1なので転職の視野が広がる - DYM就職
→高卒に特化しているので相談がしやすい

②:フリーランス的に働いてみる
フリーランス的な働き方を体験してみるのもひとつの方法です。
具体的にいうと「個人で稼ぐ」ですね。
個人で稼ぐことができれば、
- 好きな仕事で自由に暮らせる
- 会社に人生を左右されなくなる
- 収入を青天井にぐんぐん伸ばせる
といった恩恵を受けられます。
極端な話、フリーランスは働いた分だけ稼げるので、定年前に労働をリタイアすることもできますよ。
フリーランス的に働く方法
たとえば以下。
- Webライター
- 動画編集者
- プログラマー
- せどり
上記の仕事は、わりと誰でもできるのでおすすめです。
今は興味をそそられないかもしれませんが、小さくでも始めてみると「あれ?結構楽しいかも!」と思えるのでやってみてください。
「どんな仕事なの?」という方は、とりあえず以下の本を読むと全体像がわかりますよ。
Webライター

動画編集者
プログラマー

せどり

個人で仕事を獲る方法
「でも、どうやって仕事獲るの?」と思うかもですが、簡単です。
「クラウドソーシング」を利用すればOK。
有名どころは以下の2社。
無料登録すればさまざまな案件を見れるので、興味がある方は話の種にでも登録してみてください。
③:生活費をガッツリ下げてみる
仕事がなかなか見つからないなら、生活費をガッツリ下げてみるのがおすすめ。
というのも、生活費を下げれば、給料で仕事を選ぶ必要がなくなるから。
「この仕事楽そうでいいけど、給料安すぎてきついなぁ…」という仕事も生活費を下げればできるわけです。
日勤のみの工場は稼げないと伝えましたが、給料を気にしないのであれば問題ありませんよね(体力的に楽な分、副業や勉強もできる)。
生活費を下げれば、その分だけ仕事の選択肢が増えます。
生活費を下げる方法
「どうやって生活費を下げるの?」という人は以下を参考にして下さい。
- モノを減らして狭い部屋に引っ越す
- 自炊を勉強して外食の回数を減らす
- 格安SIMを契約して通信費を抑える
たとえばですが、上記で生活費は下げられます。
「自分には無理だよ…」と思うかもですが、徐々に下げていくことで案外慣れていきますよ。
ミニマリスト系の本がおすすめ
本気で生活費を下げたいなら「ミニマリスト系」の本を読むといいですよ。
僕が今フリーランスとして働けているのも、ミニマリストの思考を取り入れ、お金の不安を最小限まで削ったからです。
以下の3冊を読めば確実に考え方が変わるので読んでみてください。


まとめ:工場勤務を定年まで続けるのは厳しい
工場勤務を定年まで続けるのは厳しい理由
- 夜勤が徐々にしんどくなる
- AIや外国人に仕事を奪われる
- 安い給料でしか働けなくなる
定年まで続けられる仕事を見つける方法
- 転職エージェントを利用する
- フリーランス的に働いてみる
- 生活費をガッツリ下げてみる
さいごまで読んでいただきありがとうございます。
工場勤務を定年まで続けるのは厳しい理由について解説しました。
工場勤務は単純作業で人によっては「楽な仕事」かもしれません。
しかし、その楽な仕事はいずれAIや外国人に奪われるし、何より夜勤がかなりきつくて耐えられないと思います。
そう考えると将来が不安になって僕は9年勤めた会社を退職しました。
幸いなことに、今の時代はそこまでお金も必要ないし、個人で働く環境も整っています。
なので、「ちょっと定年までは厳しそうだな…」と感じたなら、ほかの仕事を探したほうが楽しい人生を送れますよ。
まずは仕事の視野を広げるためにも、転職エージェントに登録してみてください。完全無料なので利用しないと損ですよ。
おすすめ転職エージェント
- リクルートエージェント
→求人数No. 1なので転職の視野が広がる - DYM就職
→高卒に特化しているので相談がしやすい

