MENU

大企業を辞めるのは別にもったいなくない。もっと自分らしく生きよう

今の会社を辞めたい。毎日つまらないし精神的に限界だ…。でも大企業だし辞めるのはもったいないよなぁ。辞めてから後悔しても遅いしなかなか一歩を踏み出す勇気が出ない…。やっぱり大企業はしがみつくほうがいいのかな…?

こういった悩みにお答えします。

大企業ってルーティンワークが多くてつまらないですよね。向上心のある人は「やりがい」を求めて転職を考えるかもしれません。

とはいえ、「大企業の手厚い待遇を手放すのはもったいない」となかなか退職に踏み出せない人も多いでしょう。

そこで本記事では、大企業を辞めるのはもったいなくない理由、会社を辞めたあとの不安を消す方法を解説します。

僕は大手自動車メーカーで9年ほど働いていました。
退職して2年ほど経ちますが、後悔はまったくありません。

人生を楽しむには仕事選びがかなり重要です。もっと自分らしく生きたほうがいいですよ。

この記事を読めば、大企業を辞める勇気が出るはずです。

ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

大企業を辞めると失うものとは

そもそも、なぜ大企業を辞めるのはもったいないと感じるのか。

これを整理しておきましょう。大企業を辞めて失うものは以下の3つです。

  • 多くの収入
  • 社会的な信用
  • 安泰な生活

①:多くの収入

大企業は中小企業に比べて収入が多いです。

厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」の結果は以下のとおり。

厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」
出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

グラフを見ると、大企業と中小企業とではかなりの賃金差があります。

また、大企業はボーナスや退職金も多いので「老後の生活を考えると辞めるのはもったいない」と感じるのも無理はありません。

②:社会的な信用

大企業に勤めているだけで社会的な信用はかなり高くなります。

なぜなら、大企業は収入が安定しているからですね。

たとえば、社会的な信用が高いと以下のメリットがあります。

  • 住宅ローンや賃貸契約の審査が通りやすい
  • クレジットカード作成の審査が通りやすい
  • 彼女との結婚を両親に認めてもらいやすい

ほかにも自分の両親・親戚・友達からチヤホヤされたり、合コンでモテやすかったりしますね。

「大企業のネームバリューを捨てるのはもったいない」と感じる人も多いでしょう。

③:安泰な生活

大企業に勤めていれば将来が安泰と考える人も多いでしょう。

具体的には以下のとおり。

  • 業績が安定していて倒産しにくい
  • 年功序列で給料も役職も上がっていく
  • 退職金が多いから老後も安心できる

こういった安泰な生活を手放すのはもったいない気もしますよね。

大企業を辞めるのは別にもったいなくない【理由は3つ】

大企業を辞めると失うものがあります。

しかし、大企業を辞めるのは全然もったいないことではありません。

理由は以下の3つ。

  1. お金より時間のほうが大切だから
  2. 社会的名声に意味なんてないから
  3. 今は大企業でも安泰ではないから

順番に詳しく解説します。

①:お金より時間のほうが大切だから

大企業はボーナスや退職金が多いです。金銭面を考えると辞めるのはもったいない気がしますよね。

しかし、人生で優先すべきなのはお金よりも時間ですよ。

なぜなら、お金より時間を大切にしたほうが幸せになれるからです。

あなたは以下のどちらに幸せを感じますか?

  • 高収入だけど、毎日ストレスに耐えながら過ごしている
  • 低収入だけど、毎日充実した楽しい時間を過ごしている

わかりやすく極端な例を挙げましたが、圧倒的に後者が幸せそうですよね。

「低収入だと週末に贅沢できないじゃん」と思うかもですが、贅沢したいと思うのは平日のストレスを発散したいからではないでしょうか。

「退職金で老後を存分に楽しみたい」と考える人も多いと思いますが、老後は体力が低下しているため今ほど旅行や趣味を楽しめないでしょう。

「子供に贅沢させたいから」という考えもわかりますが、ただお金を与えるよりも自分が楽しく過ごしている姿を見せたほうが子供は尊敬すると思います。

そう考えると、お金のために嫌々働くより、少しくらい収入が下がっても「自分のやりたい仕事」をしたほうがいいと思いませんか?

②:社会的名声に意味なんてないから

大企業に勤めていると世間体や社会的信用が高くなります。

こうした社会的名声を自ら手放すのはちょっともったいない気もしますよね。

しかし、その社会的名声って本当に必要ですか?

家族や親戚から期待されたり、合コンで少しモテたりするかもしれませんが、逆にいうとそれだけですよね。

車や住宅のローンは別に中小企業でも組めます。

強いていえば、不動産投資や銀行融資で有利になりますが、一生関わらない人が大半なはずです。

このように考えると、大企業の社会的名声なんて、実は「なんとなく守っているだけ」ではありませんか?

僕は「社会的信用なんてなくてもいいな」と感じたので、思い切って捨てる決断をしました。

③:今は大企業でも安泰ではないから

「大企業にいれば定年まで安泰だしなぁ…」と考える人も多いと思います。

将来のことを考えると、大企業にはしがみついておいたほうがいい気がしますよね。

しかし、大企業が安泰という時代はもう終わりました。

試しに「大企業 リストラ」で検索してみてください。多くの大企業がリストラや早期退職募集をしている事実がわかりますよ。

トヨタ自動車の社長も「終身雇用を守るのは難しい」と発言していますしね。参考:「終身雇用守の難しい」トヨタ社長が”限界”発言

本当の安泰はスキルを身につけること

「でも中小企業よりはマシでしょ?」と思う人もいるかもですが、これからは中小企業に勤めている人のほうが安泰かもしれませんよ。

なぜなら、中小企業のほうがスキルアップにつながりやすいからです。

中小企業は社員が少ないため1人の業務範囲が広くなります。そのため、大企業よりも個人のスキルアップはしやすいでしょう。

大企業でやる気なくルーティンワークを続けるよりも、中小企業でやりがいを感じながら働いたほうが仕事のスキルアップはできますよね。

もし会社が倒産しても、スキルがあれば再就職しやすくなります。

そう考えると、本当に安泰なのは大企業にしがみつくらことではなく、「どの企業でもやっていけるスキルを身につけること」だと思いませんか?

僕は将来のことを考えて大企業を辞めました。

大企業を辞めたあとの「不安」を消す3つの方法

大企業を辞めるのは別にもったいなくないです。辞めたいなら行動しましょう。

とはいえ、大企業の環境に慣れていると「辞めてうまくやっていけるかな…」と不安がありますよね。

そこで次は、大企業を辞めたあとの不安を消す方法を解説します。以下の3つです。

  1. 転職エージェントに相談する
  2. 読書でいろいろ擬似体験する
  3. 生活水準をガッツリと下げる

順番に解説します。

①:転職エージェントに相談する

「自分はどんな仕事に向いてるんだろう?」「転職活動はうまくいくかな…」などの不安がある人は、転職エージェントに相談することで解決できます。

転職エージェントは、あなたの転職活動を”無料”でサポートしてくれる心強い味方です。

相談すれば以下のことを教えてくれますよ。

  • 自分の性格や経験を活かせる仕事
  • 業界の内部事情・職場の雰囲気
  • 今後のキャリアプランについて

転職エージェントは数え切れない人を転職成功に導いてきたプロです。自分にはない視点からアドバイスをもらえるため意外な仕事と出会える可能性もありますよ。

ブラック企業を排除してくれる・面接練習を手伝ってくれる・企業との連絡を代行してくれる点も魅力です。

ちなみに、転職エージェントは完全無料・相談のみもOKです。

リクルートエージェント公式サイト
出典:リクルートエージェント

転職エージェントが無料な理由は、企業から人材紹介料をもらっているからです。

これを聞くと「もし転職を断るときに申し訳ないな…」と思うかもですが、転職エージェントは1件成約するだけでかなりの報酬があります。

あなた1人が断ったところで問題ないので気軽に利用して大丈夫ですよ。

というわけで、転職活動をするなら転職エージェントを利用しないと損です。

おすすめな転職エージェント

はじめて転職エージェントを利用するなら大手がおすすめです。

大手は求人数が豊富だし、経営に余裕があるからしつこい営業電話もありません。はじめてでも安心して利用できますよ。

おすすめは以下の3社。

「どれがいいの?」と迷うかもですが、転職エージェントは複数利用がおすすめです。

1社でもいいのですが、複数利用のほうがシンプルに求人を多く紹介してもらえるし、相性のいい担当者にも出会いやすいですからね。

とりあえず3社に登録してみて、相性のいい担当者を絞り込むのがおすすめです。

②:読書でいろいろ擬似体験する

異業種に挑戦する人は、読書をすることで不安が緩和されます。

なぜなら、著者の人生を擬似体験できるからです。

たとえば、「未経験からどうやってスキルアップしていったのか」や「未経験転職して困ったこと」などが本を読めば擬似体験できます。

僕は大企業の正社員からフリーランスに転職(独立)したのですが、本でフリーランスの生活を擬似体験していたので挑戦する勇気が出ました。

Kindle Unlimitedを利用すれば月980円(初月無料)でたくさん本を読めるのでおすすめです。

③:生活水準をガッツリと下げる

「大企業の収入を失って生きていけるかな…」と不安な人は、シンプルに生活水準を下げればいいだけです。

たとえば以下のとおり。

  • 家賃を下げる
  • 不要な保険・サブスクを解約する
  • 飲酒の頻度を下げる(やめる)
  • 自動車を手放す
  • 外食を減らして自炊する
  • スマホを格安SIMにする

僕は月10~12万円あれば十分生活できます。ここまで下げると「正社員をする必要ないじゃん」と思えたのでフリーランスになりました。

「そんな貧乏人みたいな暮らしできないよ…」と思う人もいるかもですが、人間は慣れる生き物なので大丈夫ですよ。

生活水準を下げれば収入が低くても心に余裕を持てます。少しずつでもやってみてください。

生活水準の下げ方を学べる本

生活水準の下げ方がわからないなら、佐々木 典士さんの著書「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」を読むのがおすすめです。

ミニマリストを目指す人向けの本ですが、これくらい極端な生活をしている人のほうが参考になります。

読んでいると「たしかにこれ不要だな」とか「お金がなくても充実させられるな」という気づきがあり、ガッツリと生活水準を下げられますよ。

お金の奴隷から解放されたい人はぜひ読んでみてください。

まとめ:大企業を辞めるのはもったいないことではない

最後まで読んでいただきありがとうございます。

大企業を辞めるのはもったいなくない理由を解説しました。

もう一度振り返ると以下のとおり。

  1. お金より時間のほうが大切だから
  2. 社会的名声に意味なんてないから
  3. 今は大企業でも安泰ではないから

「大企業を辞めるのはもったいない」というのは、現代をしっかり見ていない思考停止な意見です。

一昔前までは「大企業=安泰」でしたが、終身雇用はとっくの前に崩壊したため、もはや大企業で働き続けるメリットなんてありません。

むしろスキルが身に付かない環境でストレスを溜めながら働き続けるのはデメリットです。

なので、少しでも大企業を辞めたい気持ちがあるなら早めに行動しましょう。

関連記事

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次