「あ、これ今まで意外となかったな」
そんなリュックに出会いました。
僕は普段「ARC’TERYX グランヴィル16」をメインのリュックとして愛用しています。
ミニマリストな性分もあり、持っているリュックはこれひとつだけ。
旅行もこの16Lのリュックだけで行きます。
しかし、さすがに1週間以上の長期旅行になると、16Lの容量では中身がパンパン。
なので、パッキングのときは…
「あ、これ入らないか…」
「どれを諦めるべきか…」
「本当にこれ必要かな…」
…みたいに毎回ドラフト会議が繰り広げられています。
大きいリュックを買えばいいだけですが、
「たまにしか使わないものを持ちたくない」
「あまり大きすぎても普段使いがしにくい」
と、却下。
なので、何かいいバッグないかと常にアンテナを立てていました。
そんなときに出会ったのが「MONOMAL オールインワンバックパック」。
MONOMAL オールインワンバックパックは、荷物に応じて容量を拡張できる最大26Lのリュックです。
ぱっと見では13Lくらいの容量なのに、ファスナーを広げると「26L」に容量が増えます。
ぶっちゃけ、容量を拡張できるリュックはほかにもあるのですが、
今回のオールインワンバックパックほど小さいサイズを僕は知りません。
「26Lの容量なのに取り回しやすい」
という点が「ミニマリストにピッタリだ」と思ったので、実際に使ってみることにしました。
メーカー様からの提供品にはなりますが、
忖度なしでレビューしていくので興味のある方は参考にしてください。
- 容量を拡張できる(最大26L)
- 個性的な5角形フォルム
- 荷物を2層に分けられる(ポケット7カ所)
MONOMAL オールインワンバックパック レビュー
ブランドについて
「無駄を省いてムダを愛する」
MONOMALは機能性と使いやすさを兼ね備えた、今まで見たことのない新しいものづくりをテーマに、株式会社ワンズワードと、モノづくり・3Dプリンター系youtuberえふてぃーとの協業で生まれたブランドです。
出典:MONOMAL
MONOMAL(モノマル)というブランドは今回はじめて知ったのですが、ミニマル・シンプルを追求した商品を作成しているみたいですね。
商品化を手がける「ワンズワードワード」は2007年創業。
アパレル雑貨品のOEMメーカーとして幅広い商品作成を行っています。
クリエーションを手がける「えふてぃー」は、モノづくり・3Dプリンター系YouTuber。
2020年11月より活動開始。1年でチャンネル登録者15万人、総再生回数2億回を突破しています。
ミニマル・シンプル好きの僕としては応援したいブランドですね。
基本スペックと特徴
では、オールインワンバックパックの基本スペックと特徴を紹介します。
基本スペックは以下のとおり。
ブランド | MONOMAL(モノマル) |
製品名 | オールインワンバックパック |
サイズ | 縦41cm×横28cm×マチ約23~30cm |
重量 | 約750g |
容量 | 約26L(拡張時) |
素材 | ナイロン |
カラー | ブラック |
価格 | 19,800円(税込) |
そして、主な特徴は以下の3つ。
- 容量を拡張できる(最大26L)
- 個性的な5角形フォルム
- 荷物を2層に分けられる(ポケット7カ所)
とにかく「使いやすい」の一言に尽きる。
そんなバックパックですね。
上記を押さえつつ、本体をチェックしていきましょう。
外観をチェック
こちらが「MONOMAL オールインワンバックパック」です。
まずなんといっても「シンプル」な見た目ですよね。
余計な装飾がないため、サラリーマンがスーツと合わせても違和感ないでしょう。
ぱっと見はAerの「Day Pack 2」に近いデザインとサイズ感ですね。
正面からも見てみます。
正面から見ると、5角形になっています。
僕はこれまでたくさんバックパックを見てきましたが、5角形は初見ですね。
「ARC’TERYX グランヴィル16」も特徴的なフォルムをしていますが、こちらのオールインワンバックパックもかなり個性的です。
最近はシンプルさを追求しすぎて、似たようなリュックが溢れかえっています。
そんな中でもこうして個性を出してくるのは素晴らしいです。
背面もシンプル。
ここは好みが分かれるポイントですが、背中部分はメッシュ素材ではありません。
デザイン的にはキレイですが、夏場は結構蒸れますね。
ショルダーハーネスもメッシュ構造ではないです。
夏場は蒸れます。
ただ、このショルダーハーネス、クッション性はそこそこあって背負い心地はいい感じですよ。
側面です。
結構薄くていい感じですよね。
ちなみにこれは拡張前。
拡張後は…
こうなります。
これだけ広がれば、かなりのモノが詰められそうですよね。
ちなみに、容量の拡張はファスナーの開閉でカンタンにできます。
また、表面のナイロンは肉厚・光沢ありです。
安っぽさはまったく感じないし、軽い雨なら弾いてくれます。
ショルダーハーネス部分も高級感のあるデザインです。
収納・ポケット
MONOMAL オールインワンバックパックには、
- 収納:2層構造
- ポケット:7つ(PCポケット含む)
が備わっています。
まず、ざっくりとした収納はこんな感じです。
2層構造なので荷物を分類しやすいですね。
たとえば、前側に衣類を入れて、背中側に仕事道具を入れて…なんて分けると便利です。
とりあえず前側の収納を見てみましょう。
前側の収納にはポケットが3つあります。
スマホや財布はここに入れると便利ですね。
ちなみに、
③のポケットだけ少しマチが取られています。
厚みにあるものを入れるのに適していますね。
収納全体もガバッと開くので荷物を整理しやすいです。
背中側の収納には、PCポケットが備わっています。
クッション性もある程度あるので、大切なPCも安心して持ち運べますね。
13インチのMacBook Airを収納するとこんな感じ。
固定するベルトのボタン部分はマグネット。カンタンに固定できます。
ちなみに、おそらく16インチは厳しいサイズですね。
そして、前面に戻るとクイックアクセスポケットが1ヶ所。
大きさは…
これくらいです。
見てのとおり、スマホは入らないですね。
ワイヤレスイヤホン・キーケース・ミニ財布・定期…などを入れるのに適しています。
あとは、両側面にもポケットがあります。
大きさはスマホがギリギリ収まる程度です。
ペットボトル・水筒は入らないので注意してください。
ここにはワイヤレスイヤホン・ポケットティッシュ…などを入れると便利です。
実際に背負ってみた様子
実際の着用感はこれ(172cm男性)。
シンプルなので服装を選ばないのがいいですね。
スーツと合わせても違和感ないと思います。
ちなみに、容量拡張時はこんな感じ。
ほかの可変式バックパックは大きすぎて、
ウーバー⚪︎ーツの配達員みたいになるのですが、
オールインワンバックパックは元々のサイズが小さいせいか、容量拡張してもスマートさを保っていますね。
次の感想でも書いていますが、26Lの容量を備えながら取り回しやすいのは大きな魅力です。
MONOMAL オールインワンバックパックの良かったところ
ここからは、オールインワンバックパックを実際に使ってみた感想をお伝えします。
まず良かったポイントから。
- コンパクトで取り回しやすい
- 長く背負っていても疲れない
- PCをすぐに取り出しやすい
①:コンパクトで取り回しやすい
オールインワンバックパック最大の魅力は、なんといっても「取り回しやすさ」ですね。
5角形のフォルムが効いているのか、実際に使うと、見た目以上にコンパクトで使いやすいです。
電車の中、飲食店のカウンター席、サウナのロッカー…などでこの小ささは正義ですね。
僕は普段「パソコン」と「充電器」と「スマホ」くらいしか持ち歩かないため、
正直グランヴィル16でも「大きいな…」と感じていました。
でもオールインワンバックパックは、「ちょっとそこまで」でも使いやすいリュックです。
また、「ファスナーで容量を拡張できる」というのも大きな魅力。
最大の魅力なので何度も伝えますが、
ファスナーを広げると容量が26Lに拡張されます。
この拡張機能は、「出先で荷物が増えたとき」にめちゃくちゃ便利なんですよね。
たとえば、
- 仕事帰りにスーパーで買い物をしたとき
- 思いがけない買い物をしてしまったとき
- 人からお土産やプレゼントをもらったとき
など。
コンパクトなリュックだと困るシーンでも、オールインワンバックパックなら容量を拡張すればいいだけ。
エコバッグ・レジ袋で対処しなくていいのがめちゃめちゃ便利です。
エコバッグとかレジ袋って、真っ直ぐ帰るならいいけど、そうでない場合はめっちゃ邪魔になりますよね。
- 普段は13Lくらいの超コンパクトリュック
- 出張や荷物が増えたときは26Lのリュック
こういった使い方をできるのは、ミニマリスト的に想像以上に良かったです。
②:長く背負っていても疲れない
背負い心地もかなり良好ですね。
MacBookとiPadを一緒に持ち運んでも、あまり肩の疲れは感じませんでした。
これは「リュックのサイズ」と「ショルダーハーネスの太さ」が関係しているんだと思います。
というのも、オールインワンバックパックは、サイズのわりにショルダーハーネスが極太なんですよね。
26Lのリュックとしては妥当な太さなのですが、容量拡張前は13Lくらいのリュックです。
「13Lの小型リュック」でこのハーネスの太さは見たことないですよね(褒め言葉)。
実際に背負ってみるとわかりますが、「小型リュック×極太ハーネス」は新感覚で気持ちいいですよ。
容量拡張後の背負い心地は「まぁ普通かな」って感じですが、拡張前のコンパクトな状態だと軽すぎてビビります。
③:PCをすぐに取り出しやすい
オールインワンバックパックは、PCをすぐに取り出せるのも魅力です。
収納が2層に分かれているため、荷物をパンパンに入れているときでも干渉しないんですよ。
収納が1つしかないと、
「ほかの荷物を取り出す→PCを取り出す→ほかの荷物を戻す」
という面倒な作業が必要ですが、
オールインワンバックパックではスムーズにPCを取り出せます。
荷物が多い日のカフェ作業、出張移動中の新幹線の中なんかは便利です。
仕事帰りにジムに行く人も多いと思いますが、
「前側に衣類」「背中側にPCや書類」みたいに分けられるのはいいですよね。
MONOMAL オールインワンバックパックの気になるところ
続いて、気になる点。
僕が感じたのは以下の2つですね。
- 容量拡張ファスナーが使いにくい
- 止水ジップを採用してほしかった
①:容量拡張ファスナーが使いにくい
オールインワンバックパックは、ファスナーを開くことで容量を拡張できるのが魅力ですが、
このファスナーがちょっと使いづらいですね…。
言葉だけで説明が難しいので画像で解説します。
だけど…
…という感じ(ファスナー自体は気持ちいいくらいスムーズです)。
まぁ慣れればスムーズに差し込めるし、そんな頻繁に広げることもないのですが、
ここがちょっと惜しいと感じました。
圧縮バッグの機構を取り入れると解決するので、改良するともっといい製品になると思います。
②:止水ジップを採用してほしかった
あとは「止水ジップ」が採用されていれば最高でしたね。
オールインワンバックパックは止水ジップではないため、雨の日に使いにくいです。
最近は急な豪雨も多いため、リュックに防水性を求める人も多いと思います。
コスト削減やファスナーのスムーズさを優先した結果なのかもですが、
パソコンを持ち運ぶ僕にとっては「価格を少し上げてでも止水ジップを採用してほしい」と思いました。
止水ジップにするとデザインもよりシンプルになるので、改良版があったらぜひ採用してほしい…!
MONOMAL オールインワンバックパックはこんな人におすすめ
MONOMAL オールインワンバックパックの特徴を踏まえると、以下の方におすすめです。
- たまに出張・プチ旅行をする人
- リュックをひとつにまとめたい人
- 通勤用のリュックを探している人
MONOMAL オールインワンバックパックは、容量に応じてサイズを広げられます。
「出張とかプチ旅行用に大きいリュックがほしいけど、たまにしか使わないからなぁ…」
という人にとっては最適解とも言えるリュックでしょう。
また、ミニマリストのように「リュックを何個も持ちたくない」という人も可変式は嬉しい機能だと思います。
デザインもシンプルなので、通勤用のリュックとしても相性抜群です。
まとめ:MONOMAL オールインワンバックパックは旅行も行けちゃうミニマルリュック!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
MONOMAL オールインワンバックパックをレビューしました。
- コンパクトで取り回しやすい
- 長く背負っていても疲れない
- PCをすぐに取り出しやすい
- 容量拡張ファスナーが使いにくい
- 止水ジップを採用してほしかった
MONOMAL オールインワンバックパックは、小型のリュックでありながら26Lまで容量を拡張できます。
容量を拡張できるリュック自体は別に珍しくありませんが、
小型サイズで…っていうのは意外となかったリュックですね。
デザインではほかにもっと優れているリュックがあるのですが、使い勝手が良すぎて結構気に入っちゃいました。
というわけで、記事は終わります。
製品が気になる方はぜひチェックしてみてください。