
ライン作業ってやっぱりつらいのかな?工場勤務に興味があるから気になる。
こういった疑問にお答えします。
- ライン作業の何がつらいのか?
- ライン作業のつらさを軽減する方法
- ライン作業を仕事にするメリット
こんにちは、カズヤです。
「ライン作業はつらい」とネットなどで書かれてるのをみると、未経験の方は不安になりますよね。
僕は工場でライン作業を9年間していました。これくらい続けるともうプロみたいなものです。
まぁつらすぎてもう辞めたんですけどね。なので本音で記事を書きました。
とはいえ、9年もライン作業を続けたのは、それなりにメリットがあったからです。
この記事を読むと、ライン作業のメリット・デメリットがわかりますよ。




ライン作業の何がつらいのか【事実】


ライン作業のつらさは下記です。
- とにかく退屈【精神的につらい】
- タクトタイム(工程作業時間)が無理ゲー【肉体的につらい】
上記の2点です。
順番に解説していきます。
とにかく退屈【精神的につらい】
ライン作業は2時間おきに10分の休憩があります。2時間動き続けるのって結構大変です。
入社してからすぐは、仕事を覚えるのに必死なので、2時間なんてあっという間に過ぎます。
でも、その仕事もだいたい2週間くらいで慣れます。慣れた後は、何も考えなくとも、身体が勝手に作業をするようになります。
作業に慣れた後は、とにかく単純作業の繰り返しです。
退屈すぎて、2時間がめちゃくちゃ長いです。
自分がどんなに頑張って作業をしても「2時間経過するまで」は休憩できません。
その「退屈な仕事」を「毎日」やるわけです。
精神やられますよ。
わかりやすく例えると、「同じ映画を1日で4本」観るイメージです。
1日くらいなら、いろんな視点から観たりして楽しめますけど、
1週間も観せられると、楽しみ方もなくなるし、台詞も暗記しちゃいますよ。
主題歌聴いただけで拒絶反応が出るレベルになります。
どんな名作であっても、とにかくウザくなってくるんですよ。
「そろそろ違うのも見せてくれ!!!」
と思っても、ずーーーーっと同じ映画を観せられる。
そんなイメージです。
タクトタイム(工程作業時間)が無理ゲー【肉体的につらい】
僕は「組み立て工程」を担当していますが、タクトタイム(工程作業時間)が無理ゲーに設定されています。
「タクトタイム60秒」に対して、「作業時間60秒」みたいな工程が多いです。
そして「作業時間」は、「わりと本気出して」という設定です。
なので、下記のようになります。
- タクトタイム(工程作業時間)が無理ゲー。
- だから本気を出さないと、作業が間に合わない。
- これを1日中繰り返す。
- 当たり前に疲労が溜まる。
- 疲労が溜まると作業が遅くなる。
- でもタクトタイム(工程作業時間)は変わらない。
- 身体に鞭を打たないと間に合わなくなる。
こんな感じ。
最初は「こんなの無理だろ…。」と思って投げ出したくなりますよ。
とはいえ、こんな無理ゲーでも慣れちゃうんですよね。
人間ってすごい。
でも身体はしんどいです。
ライン作業のつらさを軽減する方法
ここからは「ライン作業のつらさを軽減する方法」を伝授します。
ライン作業のつらさは、前途したとおりなのですが、要するに「時間が長いと感じるから」つらいと思ってしまいます。
なので、「ライン作業中の時間」を下記のとおりに過ごせば、つらさは軽減されます。
- ひたすら「妄想」をする。
- ひとりタイムアタック。
解説していきます。
ひたすら「妄想」をする
退屈なライン作業の時間をうまく乗り切るには、「妄想の時間」が大事になってきます。
慣れると、身体が作業の動きを覚えるので、頭がフリーになります。
でも「休憩まだかなー」と時計ばかりを気にするのはやめましょう。
「1時間くらい経っただろ」
(時計をチラッと見る)
「え、まだ15分しか経ってないのかよ…」
というのがザラにあるので、時計ばかりを気にするのはやめましょう。
だから、時計を気にしないために「妄想」は大事です。
〜妄想をする〜
(はっ!)気づいたら妄想に浸っていた。
「今どれくらい時間経ったんだろ?」
(時計をチラッと見る)
「え、あと5分で休憩じゃん!!!」
こういうことがあるので、「妄想」は大事です。
週末の予定だとか、夕飯だとか、ゲームのことだとか、何でもいいので妄想しましょう。
脳内で曲を流すのもオススメです。
アルバム2枚くらい流せば2時間ですw
作業ミスが多くなるなら、いったん妄想はやめましょう
ひとりタイムアタック
「どれだけはやく1つの作業を完結させられるか」という「タイムアタック」をひとりでやります。
「自分の作業のどこを改善すればもっとはやくなるのか?」
これを考えながらやるのがポイントです。
「ひとりタイムアタック」には下記のメリットがあります。
「ひとりタイムアタック」のメリット
- 時計が気にならない
- 作業ミスがほぼない
- 自分の作業のムダがわかる(改善すれば作業が楽になる)
上記のとおりです。
作業に集中しているから、時計が気にならないし、作業ミスもほぼないです。
タイムを縮めようと考えるから、自分の作業のムダも見つかります。
そして見つけたムダを改善すれば、次から作業が楽になるかもしれない。
体力と集中力が続くなら、「妄想」よりも「ひとりタイムアタック」の方がゲーム感覚で働けるので楽しいかもですw
ライン作業を仕事にするメリット


どんな仕事にも必ず「メリット・デメリット」はあります。
当然、工場のライン作業にも「メリット」はあります。僕が8年働けているのは、下記のメリットがあるからです。
工場(ライン作業)のメリット
- 思考停止で働ける
- 工場外は、完全にプライベート
- わりと給料が高い
上記のとおりです。
順番に解説していきます。
思考停止で働ける
工場のライン作業で覚えることは、たかが知れています。遅くても1ヶ月くらいで、仕事を覚えられます。
だから、思考停止でも仕事ができちゃうんですよね。夜勤は、寝ながら仕事してたり…w
それゆえに「退屈」というデメリットが生まれます。とはいえ裏を返せば、メリットにもなります。
思考停止で働ける=仕事で脳みそを消費しない=仕事以外に脳みそを使える。
このように言い換えることができます。
妄想ですけど、他の職業では、仕事で頭を使いまくって「帰宅後には何も考えたくない」ってこともありそうですよね。
帰宅後に勉強したり、本を読んだり、考えごとができるのは、メリットかなと思います。
工場外は、完全にプライベート
他の職業では、プライベートにまで仕事のことを持ち込んでる人いますよね。
休みなのに会社から電話がかかってきたり、処理しきれなかった仕事を家でやったり。
工場はそういうのがありません。工場を出たら、完全にプライベートになります。
だって、ラインが動いてないと仕事ができないから。
休みの日に「今日ちょっと、ライン動かすから出勤して!」と急に言われることもありません。
工場の稼働時間は決まっていますからね。
なので、仕事後や週末は、思いっきりプライベートを満喫できます。
わりと給料が高い
めちゃくちゃ退屈だし、めちゃくちゃ簡単な仕事なのに、わりと給料が高いです。
大手企業で働くと、20代でも月30万は余裕で稼げます。
覚えた仕事をただこなすだけで、わりと良い給料がもらえるなら美味しくないですか?
「どうせ残業しまくってんじゃないの?」と思うかもしれませんが、工場の残業はだいたい「2時間が限度」だと思います。僕の勤めている会社も「2時間」です。
ただし、稼ぎたいなら「夜勤」は必須です。
工場勤務の収入が多いのは「夜勤手当」が多いからです。
夜勤が大丈夫なら、未経験でも稼げるし「手取り早く貯金したい!」という方に、おすすめできる職業かなと思います。


最後に:メリットをうまく利用しよう
工場のライン作業で働くメリットをおさらいします。
- 思考停止で働ける
- 工場を出たら、完全にプライベート
- わりと給料が高い
上記のとおりです。
このメリットを簡単に言い換えると下記になります。
- 仕事のことを考えなくて良い
- 自分の時間がしっかりある
- 自己投資や趣味にお金を使える
上記を利用しましょう。
要するに工場のライン作業は、「副業」と相性が良いです。
まあ、その会社の規定にもよりますが、できるなら副業とセットで働くと良いです。
副業選びのポイントは「自分のスキルになるもの」です。
例えば
「Webライター」「プログラミング」「動画編集」「アフィリエイト」「ブログ」など
上記は、ある程度のレベルになると「転職」や「独立」が可能です。
「一生、工場で働こう」とするから「退屈だ」とか思うんです。
「スキルが身に付くまでちょっと工場で稼ごう。」
こんな気持ちで働くなら、工場のライン作業は悪くないと思います。
実際、僕もこうしてブログ書いてますしね。
もし、やりたいことがなくて「何となく働いている」という方は下記の記事を参考にしてください。
では、今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。


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