iPad(第10世代)は、iPad Airとデザインがほぼ同じでありながら、価格差は24,000円。
そう考えると、iPad(第10世代)ってかなりお得に感じますよね。
しかし個人的には、iPad(第10世代)の購入はやめたほうがいいと思っています。
僕もiPad(第10世代)のデザインを見たときは「おお!」と唸りました。でも性能を見ると「コスパ悪いな」と感じたんですよね。
この記事を読めば、iPadを買って後悔することがなくなるでしょう。
iPadの購入を検討している方はぜひ最後まで読んでみてください。
iPad(第10世代)をおすすめしない3つの理由
iPad(第10世代)はあまりおすすめできる機種ではありません。
理由は以下の3つ。
- Apple Pencil(第2世代)が使えない
- フルラミネーションを搭載していない
- コスパなら型落ちのiPad Airのほうがいい
順番に解説します。
①:Apple Pencil(第2世代)が使えない
iPad(第10世代)の最大のデメリットは、Apple Pencil(第2世代)に対応していないところです。
Apple Pencil(第1世代)は使えますが、これが結構微妙なんですよね…。
理由は以下のとおり。
- 充電端子がLightning
- iPadの側面にマグネット吸着できない
- iPad(第10世代)の充電端子がUSB-Cであるため、充電には別途コネクターが必要
カンタンにいうと、iPad(第10世代)はApple Pencilの充電と持ち運びが面倒です。
Apple Pencil(第2世代)ならiPadでマグネット充電できるから楽なんですけどね。
使いたいときもサッと取り出せるし。しかしiPad(第10世代)では残念ながら非対応です。
Apple Pencilを使わない人なら気にならないかもしれませんが、少しでもApple Pencilを使うなら面倒臭さがボディーブローのように効いてくると思います。
②:フルラミネーションを搭載していない
iPad(第10世代)は、フルラミネーションディスプレイにも非対応です。
フルラミネーションディスプレイとは、液晶ディスプレイとカバーガラスの間を圧着させる加工がされているディスプレイのこと。
これによって画面とガラスの隙間がほぼなくなります。
つまり、iPad(第10世代)は画面が少し奥まって見えるんですよね。
画面が奥まると、Apple Pencilの筆跡が遅延して見えるし、画像や映像の発色も少し薄く見えてしまいます。
これは実際に店頭で確認してみてほしいです。
気にしない人もいるかもしれませんが、多くの人は「なんか安っぽくない?」と感じると思います。
③:コスパなら型落ちのiPad Airのほうがいい
ここまで読んで「でも価格が安いから仕方ないよ」と思う方もいるかもしれません。
しかし、価格の安さを求めるなら、型落ちのiPad Airを買ったほうがお得なんですよね。
iPad(第10世代)は68,800円〜購入できますが、iPad Air(第4世代)の中古品ならさらに安く購入できます。
以下はイオシスの中古価格ですが、65,800円も出せば状態のいい製品が買えます。
中古品に抵抗があるなら、Apple公式サイトの整備済製品でもいいでしょう。
iPad Air(第4世代)の整備品価格は69,800円。ほとんどiPad(第10世代)と変わりません。
iPad Air(第4世代)は、Apple Pencil(第2世代)が使えるし、フルラミネーションディスプレイも搭載しています。チップも同じ「A14 Bionic」です。
新品にこだわりがないのであれば、明らかにiPad Air(第4世代)を買ったほうがお得ですよ。
iPad(第10世代)はどんな人が買うべきか
iPad(第10世代)はどんな人向けの製品なの?というと、以下になるかなと思います。
- iPadでペンを使う予定のない人
- カラー展開が気に入っている人
- どうしても新品でないと嫌な人
上記に当てはまらないのであれば、少しお金を出してでもiPad Air(第5世代)を買うか、中古や整備済製品のiPad Air(第4世代)を買うのがおすすめです。
また、デザインの野暮ったさを気にしないのであれば、iPad(第9世代)でも十分使えますよ。
ちなみに僕は「iPad Air(第5世代)」を買いました。
まとめ:iPad(第10世代)を買うくらいなら、型落ちのiPad Airを買おう
最後まで読んでいただきありがとうございます。
iPad(第10世代)をあまりおすすめしない理由を解説しました。もういちど振り返りましょう。
- Apple Pencil(第2世代)が使えない
- フルラミネーションを搭載していない
- コスパなら型落ちのiPad Airのほうがいい
iPad(第10世代)はデザインがiPad Airとほぼ同じになりました。
一見、ライトユーザーならお得なように感じますが、実はコスパがあまりよくありません。一体どの層をターゲットにしているのか僕にはわからないです。
コスパを求めるなら中古や整備済のiPad Air(第4世代)を買いましょう。