iPhoneの本体端末ってキャリアとApple Storeのどっちが安いんだろう?キャリアは高いからやめとけって聞くけど本当なの?各キャリアの公式サイト見ても複雑すぎてわからないから簡単に説明してほしい。
こういった疑問にお答えします。
- iPhoneをキャリアから購入してはいけない3つの理由
- iPhoneをキャリアから購入したほうがいい人の特徴
こんにちは、カズヤです。
キャリアで販売されているiPhoneには「実質半額になる」というプログラムがあります。しかし本当に安いのかどうかって正直疑問ですよね。
結論をいうと、楽天モバイルを除く「ドコモ・au・ソフトバンク」のキャリアでiPhoneを購入するのはおすすめしません。シンプルに高いし損するだけです。
大手3キャリアの販売方法はパッと見では安く見えますが、典型的な「情弱が搾取される仕組み」になっているんですよね。
なので、基本的に新型iPhoneは「Apple Store」で購入することをおすすめします。
この記事を読めば、大手3キャリアがどんな仕組みで情弱から搾取しているのかがわかりますよ。
iPhoneをキャリアから購入してはいけない3つの理由
iPhoneをキャリアで購入するのはシンプルに高いのでおすすめしません。
- 機種代金が元々高く設定されている
- Appleでキャリア端末が売っている
- 返却するよりも売却したほうがいい
理由①:機種代金が元々高く設定されている
まず、キャリアで販売されているiPhoneはシンプルに高すぎます。
iPhone 13をApple公式の価格と比較してみるとそれは一目瞭然。
iPhone 13の価格表 | 128GB | 256GB | 512GB |
---|---|---|---|
Apple公式 | 98,800円 | 110,800円 | 134,800円 |
ドコモ | 111,672円 | 125,136円 | 164,736円 |
au | 115,020円 | 128,970円 | 156,995円 |
ソフトバンク | 115,920円 | 129,600円 | 157,680円 |
こんな感じで、キャリアはApple公式よりも15,000円ほど高い価格設定なんですよね。
なぜキャリアのiPhoneが高く設定されているかというと、「割引キャンペーン」をお得に感じてもらうためです。
たとえば、
- ドコモ:5G WELCOME割
- au:au Online Shop お得割
- ソフトバンク:web割
上記を利用すれば、22,000円の機種代割引が適用されます(ソフトバンクは21,600円の割引き)。
各キャリアの割引きキャンペーン適用後の価格
iPhone 13の価格表 | 128GB | 256GB | 512GB |
---|---|---|---|
Apple公式 | 98,800円 | 110,800円 | 134,800円 |
ドコモ | 89,672円 | 103,139円 | 142,736円 |
au | 93,020円 | 106,970円 | 134,995円 |
ソフトバンク | 94,320円 | 108,000円 | 136,080円 |
実際の価格はApple公式とたいして変わらなくても、表示価格から22,000円も割引きされるなら「お得!」と感じますよね。
でも結局は割引きされるんだからいいじゃん。それに割引後の価格は512GB以外Apple公式で買うよりも安いよ?
このように思う人は多いかもしれません。しかし割引きキャンペーンの詳細をよくみると「他社から乗り換え」が適用条件になってるんですよね。
つまり、キャリアでiPhoneを安く購入しても「高い通信費」からは逃れられません。
これが大手キャリアの罠です。機種代が少し安くなっても毎月の通信費でじわじわと回収されます。
ちなみに、いうまでもなく、同じキャリアで機種変更した場合は割引がありません。
理由②:Appleでキャリア端末が売っている
でも通信のつながりやすさを考えると大手の回線使いたいんだよね。
このような人もいますよね。
しかし、大手キャリアの回線を契約したい人もApple Storeで購入したほうが安くiPhoneを手に入れられます。
なぜなら、Apple Storeでキャリア契約をしたiPhoneは、Apple公式価格から8,800円割引きになるから。
そうなんです。意外と知られていませんが、Apple Storeでもキャリア契約と紐づいた端末を購入できるんですよね。
詳細を知りたい人はApple公式サイトを見てみてください。
ちなみに「Appleでキャリア契約をした場合」と「キャリアショップで契約した場合(他社から乗り換え)」の価格は以下になります。
Appleとキャリアの割引き後の価格比較
iPhone 13の価格表 | 128GB | 256GB | 512GB |
---|---|---|---|
Apple公式 | 90,000円 | 102,000円 | 126,000円 |
ドコモ | 89,672円 | 103,139円 | 142,736円 |
au | 93,020円 | 106,970円 | 134,995円 |
ソフトバンク | 94,320円 | 108,000円 | 136,080円 |
ご覧のとおり、大手キャリア回線でiPhoneを使いたい場合であってもApple Storeで購入したほうが安くなるんですよ(※ドコモ128GB以外)。
Apple Storeでのキャリア契約は「店頭のみ」ではありますが、実店舗が近くにあるならキャリアショップよりもApple Storeで購入したほうがお得です。
もちろんApple Storeでも分割購入できます。
キャリアの補償に入りたい人も「モバイル保険」という補償サービスに入ればいいだけなので、Apple直営店が近くにある人はこっちで買いましょう。
ちなみにApple公式の補償延長サービスに入る必要はありません。
理由③:返却するよりも売却したほうがいい
でもキャリアって「実質半額割引き」があるじゃん。端末を返却しないといけないけど、手元に残す理由ないし、お得なのはやっぱりキャリアじゃない?
こういった意見は多いと思います。
おっしゃるとおり、各キャリアは「48回分割購入&2年で端末を返却」という条件を満たせば機種代が実質半額になります。
各キャリアが行なっている実質半額キャンペーン
- ドコモ:いつでもカエドキプログラム
- au:スマホトクするプログラム
- ソフトバンク:トクするサポート+
「半額になるならキャリアのほうがお得じゃん」と釣られる人はたくさんいると思います。
しかし、iPhoneはリセールバリューが異常に高い製品なため、返却するよりも売却したほうがお得になるケースが高いんですよね。
たとえば、2年落ちのiPhoneでもメルカリや買取店に出せば5~6割の価格で売却できますよ。
ちなみに端末をキャリアに返却する際、本体の状態によっては修理費用22,000円を支払う必要があります。
なので、キャリアの実質半額キャンペーンを利用するよりも、Appleでふつうに購入して2年のタイミングで売却したほうがお得だし自由に使えますよ。
そんなわけで、iPhoneを購入するならキャリアではなくApple Storeで購入しましょう。
iPhoneをキャリアから購入したほうがいい人の特徴
ここまでiPhoneをキャリアで購入してはいけない理由を解説してきました。
しかし、中にはキャリアから直接購入したほうがいい人もいます。
- 月々の負担額を抑えたい
- 初期設定をすべて任せたい
- Apple直営店が近くにない
上記の特徴に当てはまる人はキャリアから直接購入したほうがいいと思います。
Apple Storeでも分割払いはできますが、24回以上の分割は手数料がかかってしまうんですよね。なので、月々の負担額はキャリアで購入したほうが抑えられます。
初期設定(メールアドレスの設定やデータ移行)を自分でしたくない人も、キャリアで買えば店員さんにすべて任せられます。
Apple Storeでキャリア契約をすると安いという話をしましたが、「店舗受け取り」が絶対条件なので直営店が近くにない人は、キャリアの乗り換え割引きを使いましょう。
まとめ:iPhoneはApple Storeから購入しよう
- 機種代金が元々高く設定されている
- Appleでキャリア端末が売っている
- 返却するよりも売却したほうがいい
- 月々の負担額を抑えたい
- 初期設定をすべて任せたい
- Apple直営店が近くにない
さいごまで読んでいただきありがとうございます。
iPhoneをキャリアで購入してはいけない理由について解説しました。
キャリアの「キャンペーン割引き」はパッと見ではお得ですが、ちゃんと調べるとApple Storeで購入する場合とたいして変わらないことに気がつきます。
特に同じキャリアで機種変更をするならApple Storeから買わないとシンプルに損するだけですよ。
基本的にキャリアの販売方法は「情弱から搾取している」といわれてもおかしくない仕組みなので、iPhoneはなるべくApple Storeで購入しましょう。
楽天モバイルのキャンペーンはかなり破格なので調整される前にチェックしてみてください。