iPad mini 6は「コンパクトなのにPro並みの性能」ということで気になっている人も多いと思います。
とはいえ、「小さすぎないかな?」「本当に使うかな?」とサイズ的に迷う人もまた多いですよね。
そこで今回は、iPad mini 6を3日間ガッツリ使ってみた僕が以下を解説します。
本記事の内容
- iPad mini 6のメリット5つ・デメリット4つ
- iPad mini 6をおすすめする人と後悔する人
「中途半端だけど、それがいい」。iPad mini 6は、そんな端末です。
この記事を読めば、iPad mini 6の使い勝手がわかり、購入するかどうかの判断ができるでしょう。
iPad mini 6のメリット
まずはメリットから解説します。
- 電子書籍が読みやすい
- メモ帳にちょうどいい
- 気軽に持ち運びやすい
- 好きな姿勢で楽しめる
- SNS依存脱却に役立つ
①:電子書籍が読みやすい
iPad mini 6は電子書籍を読むのにちょうどいいサイズです。
一時期、10.9インチのiPad Air 4で読んでいましたが、やっぱり電子書籍を読むには大きすぎるし手で持ってると疲れるんですよね。
iPad Air 4との比較
縦向きにするとこんな感じ。
iPad mini 6は「リアルな文庫本くらいのサイズ」なのでかなり読みやすいんですよ。
ぶっちゃけiPhoneでも十分読めますが、ゆったりと読書にふけりたいならiPad mini 6くらいの大きさはほしいところです。
マンガとか雑誌はどうなの?
と気になる人もいますよね。
iPad mini 6は、マンガは「読める」、雑誌は「ギリギリ読める」って感じです。
実際にiPad Air 4と比較した写真は以下のとおり。
iPad Air 4との比較
ご覧のとおり雑誌はちょっと読みにくいです。とはいえiPad Air 4でも読みやすいわけではないので気にしなくてもいいかなと思っています。
あと僕の場合、ページをパラパラめくって、気になるページがあったら読むって感じなので拡大して読むのもまぁ許容範囲なんですよね。
ちなみに、iPhone12 Pro Maxとマンガの読み心地を比較するとこんな感じ。
iPhone12 Pro Maxとの比較
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②:メモ帳にちょうどいい
iPad mini 6はメモ帳にもちょうどいいサイズです。
というのも11インチ級のiPadの場合、メモ帳というよりも「ノート」なんですよね。
iPad Air 4を使っていたとき、メモを取ろうとしても大きくて重いから「別に書かなくてもいいかな」みたいに思うことは多々ありました。
でもこのiPad mini 6は手軽に使えるサイズなので、ちょっとした思考の整理やブログのアイデアを書き溜めるのに重宝しています。
前モデルと違って、Apple Pencilが本体の側面にマグネットで常にくっついているのもメモ帳としてかなり使いやすくなったところ。
iPadOS 15の新機能「クイックメモ」とも相性がいいです(画面の右下からスワイプでメモ帳が出てきます)。
クイックメモ
ちなみに「メモなんて普段しないよ」という人は以下の2冊を読めば日常でメモすることが楽しくなりますよ。
③:気軽に持ち運びやすい
気軽に持ち運びやすいのもiPad miniのメリット。
大きいiPadはそれなりのカバンが必要だし、PCと一緒に持つとめちゃくちゃ重いし、「使わないと思うけど、でもぉ、、」と持ち出しに迷いが生じるんですよね。
それで結局「やっぱり持ってくるんじゃなかった、、」「やっぱり持ってくればよかった、、」みたいに後悔することになる。
一方、iPad miniは以下のとおり。
- ボディバッグにも入る
- PCと一緒に持ち運べる
- とりあえずで持ち出せる
こんな感じで、iPad miniは持ち運ぶハードルが低いので気持ちよく外出ができます。
いつでも、どこでも、とりあえず持っていけるのはiPad miniの大きなメリットですね。
④:好きな姿勢で楽しめる
大きいiPadって「寝転がった状態」で使いにくいんですよね。
iPad Air 4はベッドで寝転がりながら動画を見てると腕がすぐに疲れます。だから基本的にデスクの上に置いてしか使えませんでした。
でもiPad miniならそれほど気になりません。
ベッドの上で寝転がって、ソファでふんぞり返って、デスクの上に置いて、iPad miniならどんな姿勢でもコンテンツを楽しめますよ。
なんでも大きければいいってものでもありません。
ちなみに、このブログもベッドで寝転がりながらiPad miniで書いています。
⑤:SNS依存脱却に役立つ
SNS半端ないってー、あいつ半端ないってー。ちょっと開いただけなのにめっちゃ時間過ぎてるもん。そんな時間過ぎるなら先言うといてや、、
たぶん多くの人が身に覚えのある現象だと思います。
とはいえ、SNSを完全に削除するのって結構難しいですよね。
そこでおすすめなのが、iPhoneとiPad miniで「アプリを分ける」という方法です。
僕の場合、iPad mini 6にLINEやTwitterといったSNSアプリは1つもインストールしていません。あるのは依存度の低いアプリだけです。
ちなみにこんな感じ(あ、YouTubeは元からそんなに見ないのでセーフです)。
「でもスマホに入れてるなら意味なくない?」と思うかもしれませんが、iPad mini 6はスマホのようにどこでも手軽に扱えるのでスマホを見る機会が減るんですよね。
僕はiPad mini 6を使うことが多いため、スマホのほうに依存度の高いアプリを入れています。
おかげでSNSやブログのアクセス数を気にすることなく、読書やブログ執筆ができるようになりました。
ちなみに、SNSはいろいろな人と繋がれて便利な反面、使いすぎると逆に孤独を感じやすくなるみたいです。詳しくは以下の本に書いてあるので読んでみてください。
iPad mini 6のデメリット
ここからはデメリットを解説します。
- カメラが出っ張っている
- Split Viewがおまけ程度
- カラー展開が微妙すぎる
- 使い道から考えると割高
①:カメラが出っ張っている
「Apple製品はなるべく裸で使いたい」というのが僕の本音なのですが、iPad mini 6はケースを付けざるを得ませんでした。
なぜなら、カメラが出っ張ってるから。
というのも、カメラが出っ張ってるせいでデスクに置いてApple Pencilを使うときにガタガタ揺れるんですよね。
メモ帳代わりとして使うことが多いならケースを付けないと書きにくいです。
ケースを付ければ問題ないとはいえ、裸でiPad mini 6を使えないのはデメリットといえます。
②:Split Viewがおまけ程度
iPadといえばSplit Viewで2つのアプリを並べられるのがメリットです。
しかし、iPad mini 6でSplit Viewを使うのはあまり実用的ではないですね。
こんな感じで、iPad mini 6だとさすがに文字が小さすぎる、、。
iPadでSplit Viewを使いたいならもっと大きいサイズを選んだほうがいいですよ。
③:カラー展開が微妙すぎる
かなり個人的な主観にはなりますが、iPad mini 6のカラー展開は微妙だなぁと思います。
特にシルバーがないのは人によってはかなりのデメリットではないでしょうか。
iPad Air 4と同じカラー展開でよかったのに。
iPad Air 4
ちなみに僕はスペースグレイしか選ばないからどっちでもいいんですけどね。
④:使い道から考えると割高
iPad mini 6って使い道から考えると価格はぶっちゃけ高いと思います。
実際にProを除いたiPadの価格比較を見てみましょう。
Wi-Fiモデル
モデル/容量 | 64GB | 256GB |
---|---|---|
iPad mini 6 | 59,800円 | 77,800円 |
iPad Air 4 | 69,080円 | 87,780円 |
iPad 9 | 39,800円 | 57,800円 |
Wi-Fi+セルラーモデル
モデル/容量 | 64GB | 256GB |
---|---|---|
iPad mini 6 | 77,800円 | 95,800円 |
iPad Air 4 | 85,580円 | 104,280円 |
iPad 9 | 56,800円 | 74,800円 |
どうでしょうか。
「最新のチップが載ってる」というのは一見すると良さげですが、iPad miniで処理速度の求められる作業をする人ってあまりいないと思うんですよね。
それにApple Pencil 2が使えるようになったとはいえ、サイズからしてメモ書き程度しかできません。
そんなことを考えると、iPad mini 6って結構高いですよね。
コスパの面では、できることの多い「iPad Air 4」、大半の人の使用用途にマッチする「iPad 9」のほうが上だと思います。
まぁ、あくまでコスパ面での話ですけどね。前半で解説したとおりiPad miniだからできることもあるので僕は気に入っています。
ちなみに、サイズだけにこだわるなら旧モデルのiPad mini 5でもいいと思いますよ。
iPad mini 6をおすすめする人と後悔する人
で、結局どんな人におすすめなの?
ということで、iPad mini 6はどんな人におすすめなのかをまとめます。
まず、iPad mini 6を買って後悔する人は以下のとおり。
- パソコンのように使いたい人
- 勉強ノートとして使いたい人
- 明確な使い道を決めてない人
これに当てはまる人は、ほかのiPadを買ったほうがいいです。
iPad mini は画面が小さいためパソコンのように使いたい人、勉強のノートに使いたい人は「iPad Air」を買いましょう。
また、iPad miniにしかできない明確な使い道がない、つまり動画を見たりブラウジングするだけなら「iPad」のほうがお得ですよ。
でも、以下に当てはまる人ならiPad mini 6はかなりおすすめできる端末です。
- 片手で手軽にiPadを使いたい人
- メモ帳代わりとして使いたい人
iPad mini 6は「Apple Pencilの使えるちょっと大きいiPhone」と捉えると買うべきかがハッキリしますよ。
まとめ:iPad mini 6は、かゆいところに手が届く絶妙な補佐端末
- 電子書籍が読みやすい
- メモ帳にちょうどいい
- 気軽に持ち運びやすい
- 好きな姿勢で楽しめる
- SNS依存脱却に役立つ
- カメラが出っ張っている
- Split Viewがおまけ程度
- カラー展開が微妙すぎる
- 使い道から考えると割高
さいごまで読んでいただきありがとうございます。
iPad mini 6のメリット・デメリットを解説しました。
この記事が少しでも購入検討の参考になってくれたら嬉しいです。
iPad miniは、スマホとパソコンのかゆいところに手が届く絶妙な補佐端末。
「iPhoneよりも少しだけ大きい端末がほしいなぁ」「Macの作業を支えてくれる端末がほしいなぁ」という人は絶対に気に入りますよ。
まだ迷ってる人もいるかもしれませんが、iPadはリセールバリューが高いので失敗しても売ればいいだけです。少しでも気になるならポチってみてください。