「これぞ高音質!」
初めて『MOMENTUM Wireless』を試聴した僕の感想です。
SENNHEISER(ゼンハイザー)の音質は、過剰な味付けがなく、とにかく聴きやすい音なんですよね。
加えて、音場がとにかく広い。他のメーカーにはない「独特の臨場感」は一度味わうと病みつきになります。
僕はもう、このヘッドホン以外では満足できない耳になってしまいました。それくらい気に入っているヘッドホンです。
ヘッドホン好きの僕ですが、未だに他のメーカーに浮気ができませんからね。
ということで、『MOMENTUM Wireless』について詳しくレビューします。
【MOMENTUM Wirelessの良いところ】
- ナチュラルでどんな音楽にも合う音質
- 長時間でも疲れない極上のイヤーパッド
- プロが使うような武骨で本格派なデザイン
【MOMENTUM Wirelessの気になるところ】
- バッテリー持ちが悪い
- スマートポーズの感度
- ボタンがわかりにくい
MOMENTUM Wireless について
まずはスペックや外観、付属品を見ていきましょう。
基本情報
メーカー | SENNHEISER(ゼンハイザー) |
---|---|
商品名 | MOMENTUM Wireless M3AEBTXL |
価格 | 48,000円(税別) |
重量 | 304g |
連続再生時間 | 17時間 |
カラー | ブラック、ホワイト |
『MOMENTUM Wireless』は、世界的に人気の高いドイツの音響メーカーであるゼンハイザーの人気ワイヤレスヘッドホンです。
ちなみに今回レビューする『MOMENTUM Wireless』は、「MOMENTUMシリーズ」の第3世代モデルで、約4年ぶりのアップデートとなります。
高性能なマイクを使用した「ノイズキャンセリング」「外部音取り込み機能」を搭載しているのが特徴です。
ゼンハイザーはマイクにも定評のあるメーカーであり、多くのYouTuberが愛用していることでも知られています。
1番の特徴はなんといっても「音質」です。
上記の画像はゼンハイザー公式サイトのモノなのですが、
「一度聴いたら戻れない」
と、めちゃくちゃ強気なメッセージで『MOMENTUM Wireless』を売り出しています。
「強気すぎだろw」と馬鹿にしていましたが、実際に試聴したらマジで戻れなくなりました。(そして購入へ)
試聴するときには覚悟を決めてからしましょう。
MOMENTUM Wirelessの内容物
- 本体
- キャリングケース
- 説明書
- USB Type-C→USB Type-A変換アダプター
- 充電用USB Type-Cケーブル
- 有線接続用オーディオケーブル
充電は基本的に「USB Type-C」ですが、Type-A変換アダプターが付属してあります。
新たに充電器を購入しなくても大丈夫です。
MOMENTUM Wirelessの外観
それでは本体の外観をチェックしていきましょう。
スピン加工されているゼンハイザーのロゴがかっこいい…!
ちなみにサイズの調整は、ハウジング部分を動かして調整します。
折りたたむとかなりコンパクトになります。
イヤーパッド、ヘッドバンドには「シープスキンレザー」という本革が採用されていて高級感があります。
僕は革好きなので、本革の採用はたまらない。
開くとこんな感じです。
ちなみに本体を開くと電源ON、折りたたむと電源OFFになる仕組みです。
面倒かもしれませんが、「電源の切り忘れ」がなくなるので僕は気に入っています。
ボタン類は右のハウジング部分にすべて集約されています。
左から
- ノイズキャンセリング・外音取り込み
- 音量アップ
- 再生・停止
- 音量ダウン
- ペアリング
- 充電端子
となっています。
左のハウジング部分には、マイクだけを備えたデザインです。
イヤーパッドは25mmとかなり分厚いです。
後述しますが、このイヤーパッドがなかなかいいんですよね。
ゼンハイザーアプリをチェック
専用アプリ「Sennheiser Smart Control」で様々な設定をカスタマイズすることができます。
専用アプリの画面です。
- Active Noise Cancellation
→ノイズキャンセリングの調整 - Transparent Hearing
→外部音取り込みの調整 - イコライザー
→音質の調整
設定できるカスタマイズは3つです。
順番に見ていきましょう。
Active Noise Cancellation
「Active Noise Cancellation」は、ノイズキャンセリングの強弱を設定を3パターンから選べます。
ノイズキャンセリング独特の圧迫感が苦手な方は「側圧防止」にすると良いです。(もちろんOFFにもできます)
元々の遮音性がわりと高いので、あまり強くしなくても大丈夫です。
Transparent Hearing
「Transparent Hearing」は、外部音取り込み機能の設定ができます。
(本体の切り替えスイッチでもできます)
イコライザー
イコライザーは、自分好みの音質を設定する機能です。
丸いポインターを動かすだけなので、知識がなくても「感覚的」に自分好みの音を作ることができます。
イコライザを設定すると「機会的に味付けされた音」になりがちですが、MOMENTUM Wirelessでは全くそれを感じません。
MOMENTUM Wireless を使ってみて良かった点
- 音のバランスが良い
- 長時間でも疲れない
- デザインが格好いい
①:音のバランスが良い
低音域から高音域までのバランスが良くて、どんなジャンルの音楽にもマッチするのがゼンハイザー音質の特徴といえます。
『MOMENTUM Wireless』の音質について詳しく書くと以下のとおり。
- 重低音に迫力があり、EDMも楽しめる
- 高音域に艶があり、サ行も刺さらない
- 高解像度で、ボーカルの息遣いまで聴こえる
- 臨場感があり、映画鑑賞も楽しめる
また、大袈裟ではなく、他のメーカーのヘッドホンでは泣けない音楽も『MOMENTUM Wireless』で聴くと泣けます。
②:長時間でも疲れない
- 音のバランスが良い
- イヤーパッドが柔らかくて分厚い
- シープスキンレザーの肌触りが良い
- ノイズキャンセリングが控えめ
こんな感じで、ヘッドホンによる疲れ要素がないんですよね。
特に長時間装着していても頭が痛くならない「イヤーパッド」は素晴らしいです。
MOMENTUM Wirelessは、ヘッドホン特有の「頭が締め付けられる感覚」がまるでありません。
また、イヤーパッドが分厚いことで「空間的な音作り」にも貢献してくれています。
③:デザインが格好良い
ステンレス製のスライダーや、スピン加工してあるゼンハイザーのロゴが高級感たっぷりで所有欲を満たしてくれます。
配線が剥き出しのところも男心をくすぐるデザインで良いですよね。
ミニマルでありながらも高級感がある、正に僕のために作られたヘッドホンなのではと思ってしまいました。(え?)
Momentum Wireless を使ってみてイマイチだった点
- バッテリー持ちが悪い
- スマートポーズの感度
- ボタンがわかりにくい
バッテリー持ちが悪い
「MOMENTUM Wireless」のバッテリー駆動時間は「最大17時間」です。
『Sony WH-1000XM3』は「最大30時間」のバッテリー駆動時間など、他社と比べると少ないですよね。
17時間連続で使うことが滅多にないですけど、充電するのが面倒だったりします。
スマートポーズの感度
スマートポーズとは、ヘッドホンの着脱で音楽の再生停止を「自動で」行ってくれる機能です。
「お、めっちゃ便利じゃん!」とはじめは思っていましたが、感度が良すぎて逆に使いにくいと思いました。
ヘッドホンを少しズラしただけでも音楽が停止してしまいます。
スマートポーズは設定でオンオフの切り替えができるので、オフにして使った方がいいです。
ボタンがわかりにくい
イヤホンの方が「タッチ操作」なだけに少し残念です。
ボタン操作は手探りでやりにくいし、見た目もクラシックになってしまいます。
次回作は「タッチ操作」の採用を期待したいです。
MOMENTUM Wireless レビュー【まとめ】
『MOMENTUM Wireless』についてレビューしました。
【良い点】
- 音のバランスが良い
- 長時間でも疲れない
- デザインが格好良い
【悪い点】
- バッテリー持ちが悪い
- スマートポーズの感度
- ボタンがわかりにくい
「ゼンハイザーの音質はマジでやばい!」
と多くのブロガーやYouTuberが絶賛していて、「本当かよ」と思っていましたが、マジでやばいです。
一度この音質を体験したら、他のメーカーが使えなくなるかもしれません。
「自宅での映画鑑賞」に使用すると、映画館並みの臨場感を味わえるので映画好きの方にもおすすめです。
気軽に手を出せる値段ではありませんが、「確実に満足できるヘッドホン」ということを僕からお伝えしておきます。
ではここまで読んでいただきありがとうございます。
カズヤ(@kazuyadesu8)でした。
【追記】
『MOMENTUM Wireless』に最適なキャリングケースが見つかったので、付属ケースに不満がある方は見てみてください。
ゼンハイザーの音にハマりすぎて、ワイヤレスイヤホン『Momentum true Wireless 2』も買っちゃいました。