「読書をする意味ってあるの?今の時代はネットで十分じゃない?」
このような気持ちで読書から遠ざかっている人は多いでしょう。
たしかに、今はインターネットを開けば”無料”で知識が手に入ります。そんな時代に、わざわざ本を買って情報収集をするのは非効率に見えるかもしれません。
しかし、インターネットの情報は「質の低いものが多い」という弱点があります。そのため深い知識を得ようとすると、やっぱり読書が最適なんです。
これは自分でブログを書いていても実感しますが、無料媒体だと深い情報を書いてもあまり読まれないんですよね。だから発信者側もカンタンな浅い情報しか扱わない傾向にあります。
インターネット検索の3つのメリット
本題の前に、ネットで情報収集をするメリットを整理しておきます。
ネットで情報収集をするメリットは以下の3つ。
- 基本的に無料で学べる
- 要点をすぐ把握できる
- 最新の情報が手に入る
これだけをみると「ネットで十分じゃん」と思うのも無理はありません。しかし、本気で勉強をする場合、ネットだけの情報収集では不十分です。
そんなわけで、本題に移りましょう。
読書でしか得られない5つのメリット
読書でしか得られないメリットは以下の5つです。
- 知識を体系的に学べる
- 知識を深く理解できる
- 人生を擬似体験できる
- 文章を書く力が上がる
- リラックス効果がある
順番に解説します。
①:知識を体系的に学べる
本は知識を体系的に学べるのが魅力です。
体系的とは情報が整っていること。つまり読者がわかりやすい順番に情報が書かれています。
ページをめくるだけで「初級編→中級編→上級編→応用編」と進んでいくから内容が理解しやすいです。
ネットでは断片的な情報しか得られない
一方で、ネットの情報は断片的です。
本の目次がそれぞれ孤立しているイメージなので、全体像が掴みにくいんですよね。
そのため、ネットで情報収集をすると「何を検索すればいいのかわからない」という状態になりがちです。
ネットの情報が断片的である理由
なぜネットは断片的になるのかというと、情報量の多いコンテンツは嫌われるからです。
ご自身の行動を思い返してみてください。
1万文字のブログとか、60分のYouTube動画とかあっても、「面倒くさい…」とスルーしがちではないですか?
本はお金を払っている分しっかり読みますが、無料のネット情報はどうしても「手軽さ」が重視されます。
なので、発信者も長編コンテンツを作ろうとは思わないんですよね。せっかく詳しく丁寧に解説しても、読まれない見られないではボランティアでしかありません。
というわけで、何か新しいことを学ぶなら、情報が体系的に書かれてある「本」が適しています。
②:知識を深く理解できる
でもさぁ、ネットのほうが要点をすぐに把握できるから、本よりもわかりやすいじゃん
こういった声もあるでしょう。
たしかに、ネットは要点だけをササっと把握するのには向いています。
しかし、知識を深く理解したいならやっぱりネットよりも本です。
なぜなら、本は「答えに辿り着くまでの過程」まで書かれているから。
答えだけ知っても「なぜそうなるのか?」を理解していないと知識として定着しません。その場で知ったような気になっても、実際に行動できなければ意味ないですよね。
たとえるなら、ネット検索は数学の公式を暗記するだけって感じです。
公式を完璧に暗記しても、その公式をどの問題に当てはめるのか….を理解していなければ使い物になりませんよね。
先述したとおり、ブログやYouTubeでは深い情報を発信してもなかなかアクセスが集まらないため、発信者もライトな情報しか扱わない傾向にあります。
なので、深い知識を学びたいなら、ネットよりも本がおすすめです。
③:人生を擬似体験できる
本は「他人の人生を擬似体験できる」のも魅力です。
この擬似体験が「知識を深く理解する」のに重要な役割を果たします。
たとえば、ネットに「会社を辞めてもなんとかなる」とだけ書かれていても大半の人は行動しないでしょう。
人生を左右する決断をよくわからない人の意見だけで決めたくありませんよね。
しかし、本を読めば、著者が起こした「実際に会社を辞めるまでの行動」や「会社を辞めた後の生活」を擬似体験できます。
そういった擬似体験をしていると「本当になんとかなりそう」と行動する勇気が湧いてくるんですよね。
精神的に成長するには経験の積み重ねが不可欠です。とはいえ、自分1人の人生でできる経験なんてたかが知れています。そこで有効なのが読書というわけです。
擬似体験をすれば、人間として成長できる
読書をすれば「普通の人が経験できない体験」まで、ある程度の擬似体験ができます。
たとえば以下です。
- 億万長者になるまでのこと
- 犯罪を犯してしまったこと
- 本気で死ぬ覚悟をしたこと
こういった成功や失敗を疑似的にでも体験することで、物事の捉え方が変わり、今まで見えなかったものが見えるようになります。
擬似体験なら映画でもできるじゃん
という声もあるかもしれませんが、本と映画では内容の濃さが圧倒的に違います。人生を2時間半に凝縮するとどうしても薄くなってしまいますよね。
なので、より濃い追体験をしたいなら本を読んだほうがいいです。
④:文章を書く力が上がる
読書をすれば文章力も磨かれます。シンプルにたくさんの文章に触れるからです。
文章はブログやネット記事でも触れられますが、編集者や校閲者を通している本のほうがネットよりもしっかりとした表現や構成をしています。
さらにいうと、「最高」「ヤバい」「神」のような雑な表現が、本ではほとんど見受けられないため語彙力も身につきますよ。
別に文章力なんていらないし
と思うかもしれませんが、文章力は身につけて損はない誰にとっても大事な力ですよ。
文章力があれば、、
- 仕事でわかりやすい資料作成ができる
- メールでの意思疎通がスムーズになる
- 伝えたい意見に説得力を持たせられる
- まわりの意見に流されないようになる
- 人としての品格が上がって評価される
という感じで、簡単にいうと人生が豊かになります。
なので、別にライターやブロガーでなくても文章力を磨くメリットはありますよ。
⑤:リラックス効果がある
読書はリラックス効果もあります。
「それは読書好きな人だけじゃないの?」と思うかもしれませんが、読書のリラックス効果は科学的に認められていることなんですよね。
イギリスのサセックス大学の研究によると、本を読むだけでストレスの68%が減少されるみたいです。そしてこれはコーヒーや音楽鑑賞よりも高い数値とのこと。
実際に僕が毎日欠かさず読書をする理由も、このリラックス効果を感じている部分が大きいです。
なぜストレス解消に効果があるのかまではわかりませんが、とにかく活字を追うことにだけ集中していると脳の疲れが溶けていくような感覚になるんですよ。
毎日仕事やプライベートで疲れたりイライラしている人は、朝でも夜でもいいので時間を見つけて本を読んでみてください。
読書をできるだけ安くする3つの方法
読書するメリットはわかったけど、本を買うお金もバカにならないし、あまり気が進まないなぁ、、
こういった人がいるかもしれないので、読書を安くする方法も紹介します。
- 図書館で借りて読む
- メルカリで買って読む
- Kindle Unlimitedで読む
①:図書館で借りて読む
最も安く本を読む方法は、図書館で借りることです。
なんといっても「無料」「タダ」「0円」ですからね。
厳密にいうと、図書館は自分たちの税金で運営しているため利用しないと損まであります。
人気な本は何ヶ月も予約が埋まっている、、みたいなのは日常茶飯事ですが、近くに図書館がある人は利用してみてください。
②:メルカリで買って読む
新品にこだわらないなら、メルカリで中古本を買うのもおすすめです。
一読した人はすぐに出品する人が多いので、話題の新刊でも定価より安く手に入りますよ。
新刊は定価とほぼ変わらないかもしれませんが、逆にいうと、高値でまた売れるということです。
「メルカリで買って、メルカリで売る」。これをすれば書籍代をかなり抑えられますよ。
③:Kindle Unlimitedで読む
電子書籍でもいい人は「Kindle Unlimited」の利用がおすすめですよ。
Kindle Unlimitedとは、Amazonが提供している月額980円で対象の電子書籍が読み放題になるサービスです。
本1冊が1,500円すると考えると、月額980円で複数冊読めるのはかなり安いですよね。
対象本も「和書12万冊」「洋書120万冊」とかなり多いです。
さらに雑誌やマンガも読み放題とハッキリいって破格の安さですよ。
Kindle Unlimitedは、30日間無料体験もあるので読書をする人は試してみてください。
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まとめ:ネットだけでは不十分、読書をしよう
- 知識を体系的に学べる
- 知識を深く理解できる
- 人生を擬似体験できる
- 文章を書く力が上がる
- リラックス効果がある
さいごまで読んでいただきありがとうございます。
ネットでは得られない読書のメリットをお伝えしました。
本で情報収集をする最大のメリットは「深い知識を得られること」です。体系的にまとまった情報、答えに辿り着くまでの思考過程を知ることで深い知識となります。
すぐに要点を知れるインターネットも便利ではありますが、本で深い情報を得ることも大切です。
つまり、両方使いましょう。という話でした。
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