最近のiPhoneは、”10万円を超える高級スマホ”となってしまいました。
「もし落として破損したら…」と想像をすると震えてしまいます。
iPhoneは毎日使うものですし、万が一に備えて、AppleCare+やスマホ保険サービスへの加入を検討するのもひとつの手段です。
とはいえ、「最近のiPhoneは頑丈と聞くし、保険料がもったいない気もする…」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、iPhoneに保険は本当に必要なのか?という疑問に対し、費用対効果の観点から徹底解説していきます。
読み終えるころには、自分が保険が必要かどうかが明確になっているはずです。
ぜひ最後までご覧ください。
- 万が一の修理費用を抑えたいなら加入するのがおすすめ
- iPhoneをケースなしで使いたい場合も加入しておくと安心
- AppleCare+よりも「モバイル保険」のほうが費用対効果が高い
iPhoneに保険は必要か?

結論からお伝えすると、想定外の金銭的負担を避けたい方は、保険に入っておいたほうが安心です。
というのも、iPhoneの修理費用は想像以上に高額だからです。
実際に確認してみましょう。
iPhoneの修理費用
大前提として、iPhoneは保証に加入していなくても修理を受けることはできます。
ただ、保証に未加入の場合、以下の修理費用がかかります。
項目 | iPhone 16e | iPhone 16 | iPhone 16 Plus | iPhone 16 Pro | iPhone 16 Pro Max |
---|---|---|---|---|---|
画面のひび割れ | 38,800円 | 42,800円 | 50,800円 | 50,800円 | 56,800円 |
背面ガラスの損傷 | 25,900円 | 25,900円 | 29,800円 | 25,900円 | 29,800円 |
画面のひび割れ&背面ガラスの損傷 | 59,800円 | 59,400円 | 67,800円 | 66,800円 | 76,800円 |
背面カメラ | 21,800円 | 23,800円 | 23,800円 | 38,800円 | 38,800円 |
その他の損傷 | 76,800円 | 87,800円 | 96,800円 | 105,800円 | 123,800円 |
(参考:Apple「iPhoneの修理サービス」)
万が一、iPhoneが壊れてしまうと悲惨ですよね…。
Apple以外(街中にある修理屋)に持って行くと安価で対応してくれますが、パーツが正規でない可能性があるため注意が必要です。
iPhoneの故障リスク
修理費用が高額なiPhoneですが、「そもそも壊れる可能性はあるのか?」が気になりますよね。
結論は以下の通りです。
- 落としても故障する可能性は低いが、側面や背面は損傷する
- Ceramic Shieldで強化されている前面も割れることはある
- ただし、保護ケースを付けているなら気にしなくてよいかも
こちらは、実際の落下テスト動画を見ると把握できます。
以前よりも壊れにくくなっているものの、落とし所が悪いと修理が必要になるでしょう。
とはいえ、iPhoneに保護ケースやフィルムを付けている場合は、落としても無傷で済む可能性が高いです。
もちろん、必ず損傷を防げるとは限らないものの、保険にお世話になるほど損傷することは稀でしょう。
そう考えると、iPhoneの保険は「ケースなしで使いたい人に向けたサービス」といえるかもしれません。
メーカー保証の落とし穴
そもそも、すべてのiPhoneには「1年間のハードウェア保証サービス」が付いています。
1年間は無料で修理が受けられるため、「それなら保険はまだ必要ない」と思う方も多いかもしれません。
ただ、この無料の保証サービスは、初期不良もしくは自然故障のみ対応となっています。
Apple製品限定保証では、お使いのiPhoneおよび同梱のApple製アクセサリの製造上の問題が保証対象になります。保証期間はご購入日から1年間です。
引用:Apple
つまり、落として画面や背面を割ってしまってもメーカー保証の対象にはなりません。
万が一の故障や損傷に備えるには、AppleCare+(アップルケアプラス)に加入する必要があります。
AppleCare+について

「AppleCare+(アップルケアプラス)」は、Appleが提供するApple製品専用の保証サービスです。
iPhoneには購入後1年間の限定保証が付帯していますが、これはあくまで初期不良や自然故障に対するものです。
一方、AppleCare+に加入すると、利用者の過失による故障や破損も保証対象になります。
落下による破面割れや水没といった予期せぬトラブルにも対応してくれるため、万が一のときにも安心です。
AppleCare+のサービス内容
AppleCare+では、主に以下のサービスを受けられます。
- 過失や事故による損傷でも修理・交換が可能
- 劣化したバッテリー(最大容量80%未満)の修理・交換が可能
- 保証期間の延長が可能(一括払いは2年間、月払いは解約するまで)
元々のメーカー保証では過失による故障や破損は対応してくれません。
そのため、うっかりiPhoneを落としてしまうのが心配な方は、AppleCare+に加入をおすすめします。
また、バッテリーが劣化した場合には無償交換が可能です。
AppleCare+に未加入の場合、バッテリー交換には15,800〜19,400円の費用がかかります。iPhoneのヘビーユーザーにとっては、結果的にお得になる可能性があるでしょう。
ただ、2年間でバッテリーの最大容量が80%未満にまで劣化するケースは稀です。
僕が2年使ったiPhone 12は89%までの劣化にとどまっていました。
したがって、バッテリーの無償交換だけを目的にAppleCare+に加入するのは、費用対効果の面で損につながる可能性が高いといえます。
AppleCare+の料金
AppleCare+の料金は、以下のとおりです。
機種 | 月払い | 一括払い(2年間) |
---|---|---|
iPhone 16e | 980円 | 19,800円 |
iPhone 16 | 1,180円 | 23,800円 |
iPhone 16 Plus | 1,380円 | 28,800円 |
iPhone 16 Pro | 1,580円 | 31,800円 |
iPhone 16 Pro Max | 1,580円 | 31,800円 |
参考:Apple
最安モデルのiPhone 16eを除けば、すべての機種が月1,000円を超えるサブスクになります。
一括払いを選択すると、2年間の保証延長が可能です。
月あたりの金額が若干安くなるため、AppleCare+に加入するなら「一括払い」の選択をおすすめします。
AppleCare+
利用時の修理費用
AppleCare+に加入する場合、ひとつ注意点があります。
それは、修理を受ける際に別途料金が発生するということです。
AppleCare+に加入している場合の修理費用は、以下のとおりです。
項目 | 料金 |
---|---|
画面・背面ガラスの損傷 | 3,700円 |
過失や事故によるその他の損傷 | 12,900円 |
盗難・紛失(※プランによる) | 12,900円 |
繰り返しますが、AppleCare+はあくまでも修理費用の負担を抑えるだけのサービスです。
利用する場合は慎重に検討しましょう。
各キャリアの補償サービスについて

iPhoneの保険サービスは、各キャリアでも提供しています。
どのサービスもAppleCare+がベースですが、若干の金額変動があるため見てみましょう。
各キャリア補償サービスの料金
キャリア名 | iPhone 16e | iPhone 16 | iPhone 16 Plus | iPhone 16 Pro | iPhone 16 Pro Max |
---|---|---|---|---|---|
docomo | 880円 | 880円 | 880円 | 1,100円 | 1,100円 |
au | 1,550円 | 1,580円 | 1,780円 | 1,980円 | 1,980円 |
ソフトバンク | 1,350円 | 1,450円 | 1,650円 | 1,850円 | 1,850円 |
楽天モバイル | 1,310円 | 1,310円 | 1,490円 | 1,650円 | 1,650円 |
上記のとおり、基本的にはApple公式よりも高額になっています。
docomo(ドコモ)は、AppleCare+をベースとしていない独自の補償サービスになっているため安価で利用可能です。
各キャリア補償サービス
利用時の修理費用
各キャリアの補償サービスも、AppleCare+と同様に修理代金がかかります。
詳細は以下のとおりです。
キャリア名 | 画面修理 | 背面ガラス修理 | その他の修理 |
---|---|---|---|
docomo | 10,890〜12,100円 | ||
au | 3,700円 | 3,700円 | 12,900円 |
ソフトバンク | 3,700円 | 3,700円 | 12,900円 |
楽天モバイル | 3,700円 | 3,700円 | 12,900円 |
基本的には、AppleCare+と同じ負担金額となっています。
docomoのみ金額が異なりますので、詳細はキャリアに直接問い合わせていただくのが確実です。
iPhoneを守るなら
モバイル保険がおすすめ

「iPhoneの保証サービスに入りたいけど、費用が高くて迷う…」
そんな方には、「モバイル保険」への加入がおすすめです。
モバイル保険は、さくら少額短期保険株式会社が提供するスマホ保険サービスです。
スマホだけでなく、Wi-FiやBluetoothにつながる全機器が補償対象となっており、スマホ保険業界でトップクラスのシェア率を誇っています。
モバイル保険の特徴
- 1契約で3台まで補償対象にできる
- Wi-FiやBluetoothにつながる機器全般を補償対象にできる
- 修理時の負担なしで故障や破損に備えられる
- メーカーや正規サービスプロバイダが修理をしてくれる
モバイル保険の大きな魅力は、Wi-FiやBluetoothがつながる機器を3台まで同時に補償できる点です。
iPhoneはもちろん、iPadやMacBook、AirPodsやApple Watch、さらにはニンテンドースイッチまでも補償対象に加えられます。
自分のサブ機や、子供のスマホと一緒に加入するのもおすすめです。
モバイル保険の料金
項目 | 内容 |
---|---|
月額料金 | 700円 |
修理時の自己負担 | なし |
保険金額(支払い上限金額) | 主端末:10万円 副端末:3万円(合計2台) |
モバイル保険は、月額料金の安さも魅力です。
AppleCare+は1台で1,000円を超えますが、モバイル保険は3台で700円です。1台あたり233円と非常にコストパフォーマンスに優れています。
さらには、修理費用も10万円まで自己負担なしです。
AppleCare+では修理のたびに費用がかかるため、「画面が割れてるけど費用がもったいないから…」と、そのまま使い続ける人も少なくありません。
しかし、モバイル保険なら自己負担0円で修理できます。
万が一のトラブルでも気軽に対応できるのは嬉しいポイントですよね。
AppleCare+とモバイル保険の比較
項目 | モバイル保険 | AppleCare+ |
---|---|---|
月額料金 | 700円(1台あたり233円) | 980〜1,580円 |
補償台数 | 3台 | 1台 |
修理時の自己負担額 | 0円(10万円まで補償) | 3,700〜12,900円 |
対象機器 | Wi-FiやBluetooth機器全般 | Apple製品のみ |
提供会社 | さくら少額短期保険株式会社 | Apple |
AppleCare+の料金が高いと感じている方は、モバイル保険も選択肢に入れてみてください。
Webサイトから簡単に契約・解約ができるので、「数ヶ月だけお試しで入ってみよう」という使い方もできます。
\ 万が一のお守りに最適 /
保険は安心を得るためのお守り

本記事では、iPhoneに保険は必要なのか?というテーマで解説しました。
近年のiPhoneは以前よりも壊れにくくなっていますが、もし破損や故障してしまうと日常生活に大きな支障が出ることもあります。
もし保険に入っていないと、急に数万円の出費が必要になるかもしれません。
とはいえ、AppleCare+は月額料金が高く、さらに修理時の自己負担もあるため、加入を迷う方も多いのが現実です。
しかし、モバイル保険なら月700円(しかも3台までOK)で加入できます。
万が一のトラブルに備えられる”お守り”のような保険として、ぜひ検討してみてください。