僕はバックパックが大好きで、自分に合う完璧な製品を日頃から追い求めています。
完璧なバックパックとは何か。それは「どんなシーンでも使いやすい」ものです。ミニマリストな性分があったり、いちいち荷物を詰め替えたりするのが面倒なんですよね。
こんなバックパックが好きです▼
- どんな服装にも合うミニマルデザイン
- 日常でも旅行でも使いやすいサイズ(20L前後)
- アウトドアでも気兼ねなく使える高耐久性
ミニマルで素材にこだわっているバックパックはたくさんあるのですが、それらを満たしつつ”ちょうどいいサイズ”の製品を探すのがなかなか難しい…。
あっても自分好みのデザインじゃないことが多いんですよね…
しかし、今回そんな僕のこと線に触れるバックパックを見つけてしまいました。購入してから1ヶ月くらいが経ったので使用感をレビューしていきます。
BLACK EMBER
『TORTOISE PACK』レビュー
今回、僕のこと線に触れたバックパックはこちら。BLACK EMBER(ブラックエンバー)というブランドから出ている『TORTOISE PACK』です。
BLACK EMBERは、サンフランシスコ発のバックパックブランド。”都市生活に合うデザインや機能”と”アウトドアでも使える耐久性”を備えるカバンを多数開発しています。
Black Ember(ブラックエンバー)は都市生活に適応した革新的なバッグをデザインすることを使命に掲げています。
従来のバッグとは異なる外観、質感、耐久性、そしてハイスペックな機能美が特徴です。
必需品を整理し保護することはもちろん、一日中快適に過ごせるよう設計されています。BLACK EMBER DESIGNERS「Nike」「The North Face」の元グローバルクリエイティブディレクターをしていたChris Gadwayを筆頭に、テクニカルなバッグを創造するデザイナーチームで立ち上げられています。その豊富な知識と技術がコレクションに反映されています。
引用:BLACK EMBER
以前から気になっているブランドで時折公式サイトをチェックしていました。そしたら、今回なんと「日本限定販売」の製品を開発したとのこと。
それが本製品。さすが日本向けに開発しただけあって、日本人である僕は一目惚れしました。
価格が高いので1ヶ月ほど購入を悩んだのですが、仕事に支障が出そうなレベルで毎日考えてしまっていたので「もう買っちゃえ」とポチった次第です。
公式サイトはリアルに300回くらい覗いていたし、セレクトショップにも数回足を運びました。
TORTOISE PACK 外観レビュー
僕がTORTOISE PACKに惹かれたのは、何といってもこのデザインです。
ブラック一色で統一されたシンプルなカラーリングでありながら、素材感でアクセントを出している。そして、このラウンド型のフォルム。
”ただシンプルなだけじゃない”のが気に入っています。
AerのDay Packにも似ていますね。
僕はシンプルデザインが好きではありますが、「個性がないデザイン」にはあまり惹かれないんですよね。無機質すぎて面白くないというか…。
TORTOISE PACKは、そんな僕にも合う絶妙なデザインをしています。
特にこの「ファスナーの引手」は個性があってカッコいいですよね。
ちなみに、この引手はスリ防止機能が。海外旅行でも安心して持って行けます。
キーフックも個性的。ブランドロゴがカッコいいです。
地味にあると嬉しいボトルポケット。
深さが結構あって、6.7インチのスマホ(iPhone 15 Plus)もすっぽり入ります。移動時やカフェ作業時にわりと重宝しているポケットです。
背面はクッション性のあるメッシュパッド。夏でも涼しく背負えています。
こういうメッシュ素材って経年劣化でほつれてくるのですが、TORTOISE PACKは質感がしっかりしていて、触れた感じだと大丈夫そうな気はしますね。
ショルダーハーネスは、体に沿うデザインになっています(いわゆる人間工学に基づいた〜ってやつ)。
剛性がしっかりしているのと、太さがあることから、背負い心地はかなり良好です。僕はパソコンを入れて1時間以上歩くこともありますが、肩の負担はほとんど感じません。
TORTOISE PACKを背負ってみる
実際に背負ってみると、こんな感じです(172cm・55kg)。
容量22Lとデイバックにしては大きめな容量ですが、そこまで野暮ったさは感じませんよね。
これくらいのサイズなら、電車やバスの移動時もストレスなくできます。
重量は1,100gくらいです。
22L容量にしては軽い部類に入りますね。
小さく見えるけど、大容量
このTORTOISE PACKはスタイリッシュな見た目をしていますが、22Lとそこそこ大容量です。
2泊くらいの荷物なら余裕で入るし、僕みたいなミニマリストなら1週間くらいはこのバックパック1つで旅行に行けちゃいます。
普段使いでも、カフェで着る用のジャケットやジムの着替え、出先でちょっと買ったものを入れることができるので、結構使いやすいです。
大きめのバックパックはたくさん入るけど、普段使いには持て余す。小さめのバックパックは取り回しがいいけど、荷物が増えたときに困る。
TORTOISE PACKはちょうど中間というか、どんなシーンでも使いやすい絶妙なサイズなんですよね。
ちなみに:衣類はこちらの圧縮バッグに入れています
シンプルだからこそ、使いやすい
TORTOISE PACKは、外観だけでなくポケット類もかなりシンプル設計になっています。
こういったテック系ブランドのバックパックって、小物を細かく収納できるようにポケットが多数配置されていることが多いのですが、TORTOISE PACKは「必要最小限」に抑えられているのが特徴です。
小物ポケットは、iPhone 15 Plusがすっぽり入るくらいの大きさです。キーフックも付いています(取り外し不可)。
下部には大きめのメッシュポケットがあります。ストレッチが効いているので結構何でも入りそうです。
このメッシュポケットの質感がとろけそうなくらい良いので、ぜひ触ってみてほしい…!
フロントには防水仕様の大きいポケット。中は貫通しており、左右どちらのファスナーからもアクセスできます。
スマホやイヤホン、折り畳み傘など、何でもポンポン入れられるから便利です。
こんな感じで、ポケットはあまり細分化されていません。人によってはポーチが必須でしょう。
ただ、細分化されたポケットって決まったものしか入らないから、意外と使いにくいんですよね。なので、僕は何でもポンポン収納できるTORTOISE PACKが気に入っています。
無駄なポケットを配置するくらいなら、少しでも重量を軽くしてほしい派です。
ノマドワーカーに嬉しい、独立PCポケット
僕がこのTORTOISE PACKの購入を決めたのは「PCポケットが独立している」のもわりと大きいです。
こういった小ぶりなバックパックは、メイン収納と共有する形でPCポケットが備わっているパターンが多いんですよね。
普段は問題ないのですが、旅行のとき、衣類や旅グッズでかさばっている中からPCを取り出さないといけません。新幹線やカフェでちょっと仕事したいシーンでは、中身を少し取り出してからPCに手を伸ばす必要があり、これが結構ストレスだったんです。
PCポケットが独立していれば、いつでもどこでもスッと仕事に取り掛かれるので助かります。
PCは16インチくらいまでなら収納できます。
クッションも分厚くて安心です。
ちなみに、TORTOISE PACKのPCポケット上部には「小物ガジェットを収納できるポケット」が備わっています。
ガジェット関連はこのPCスペースに大体収まるので、メイン収納はプライベートゾーン、PC収納は仕事ゾーンと完全に分けられるのが嬉しいです。
無駄にファスナーを付けないことで、クイックアクセスポケットとしての役割も果たします。スマホやイヤホンを入れておくのも便利ですね。
スペースを有効活用している設計が美しい…
ブリーフケースにもなる
もうひとつ「いいな」と思ったのが、ブリーフケースとしても使いやすい点です。
トップハンドルの配置とサイズが絶妙なので、手持ちスタイルでも違和感なく使用できます。
あとは、両サイドにもハンドルが付いているので、
こんな感じで「横持ち」も可能。
さらに、ショルダーストラップは収納できます。プラプラしないので完全にブリーフケースとして使用もできますね。
「バックパックを背負うのは暑い」と言って”夏だけ使うトートバッグ”を持っている方も多いのではないでしょうか。
TORTOISE PACKなら夏場でも使いやすいので、ミニマリスト的に大きな加点ポイントでした。
ハンドルはモチモチした質感で触り心地も最高です。
TORTOISE PACKの気になる点は…
唯一「惜しいな…」と思うのは、タブレット用ポケットがないところです。僕はMacBookとiPadを両方持ち歩くこともあるので、各専用ポケットがあれば嬉しかったですね。
iPadを持ち運ぶときはカバーを付けたり、別の荷室に入れたりして対応しています。
iPad miniだったら上部のポケットに入るかもしれません。
日常も旅行もこれひとつで
ふらっと外出するときでも気兼ねなく背負えて、旅行や急な買い物にもストレスなく対応できる。
シンプルな見た目だけど、随所に個性を感じられる。
TORTOISE PACKは、「無駄なモノをなるべく持ちたくない」「気に入ったものしか持ちたくない」というミニマリストの癖に刺さるバックパックと言えるでしょう。
価格が3万円以上と気軽に手を出せる金額ではありませんが、素材が頑丈なので10年くらいは使えそうです。長い目で見れば購入の価値はあると僕は思いました。
日本限定販売であまり数がないと思いますので、気になる方は早めにチェックしてみてください。