SOUNDPEATS GoFree2をレビューします。
8,000円以下のお手頃価格でありながら、2万円以上する製品と音質も機能も遜色のない「コスパの良さ」が魅力のオープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンです。
正直、実際に使うまでは「オープンイヤー型イヤホン?外音取り込み機能でよくない?」と思っていたんですよ。
しかし、1週間ほど使っていたら「耳をふさがないのって結構いいかも」なんて感じるようになりました。
最近はずっとこれをつけて作業しているし、オープンイヤー型を試してみたい人には、まさにぴったりな製品です。
はじめてのオープンイヤー型イヤホン
冒頭でもお伝えしたとおり、僕はほぼ丸一日イヤホンを耳にはめています。
音楽がないと仕事にまったく集中できないんですよね。
あとは家にテレビがないのでBGMとしてずっと音楽を流しています。
ちなみに、僕は賃貸住みです。そのためスピーカーはあまり使いたくないんですよね。
なので、イヤホンは音質よりも「装着感」を重視。で、今まで愛用していたのが「AirPods Pro 2」です。
AirPods Proは「何もつけてない」と言っても過言ではないくらい装着感が快適だし、音質もそこそも満足できるので愛用していました。
そしたら、上記の記事をSOUNDPEATSさんが読んでくださったみたいで。
「こちらの製品も合うと思うので試してみてください」と直接連絡をいただきました。
実はiPhoneのUSB-C化にともなって、AirPods Proの買い替えも考えていたタイミングだったんですよね。
なので「このGoFree2が生活に馴染めば、メインイヤホンの選び方も変わるかもな」と思い、早速試してみることに。
人生はじめてのオープンイヤー型イヤホンですが、1週間ほど使用するうちに特徴がわかってきました。
というわけで、使用感をレビューしていきます。
SOUNDPEATS GoFree2
こちらが今回紹介する「SOUNDPEATS GoFree2」です。
- 耳をふさがないオープンイヤー型のワイヤレスイヤホン
- 最大35時間の連続再生(イヤホン単体でも最大9時間)
- ハイレゾ認証を取得・LDACコーデック対応で高音質
オープンイヤー型は「耳をふさがない」で音楽を聴けます。
バッテリーもイヤホン単体で9時間とかなり長いので、僕のようなほぼずーっと装着していたい人にはピッタリですね。
僕はiPhoneしか持っていないので体験できていませんが、Androidユーザーならハイレゾの高音質で音楽を楽しめます。
ちなみに、ケースは思っていたより高級感がありました。
マットな質感でしっとりとした手触りがいいです。とても8,000円以下とは思えません。
サイズはさすがにAirPods Proと比較すると大きめですが、とくに持ち運びにくいほどではないです。
正直いうと、今まで「オープンイヤー型はケースがデカいからな…」とためらっていたんですよ。
でも実際に使ってみたら、これくらいサイズがあったほうが「ポケット内で存在感」があって安心かもしれないと思いました。
AirPods Proは小さすぎて「どこかに落としてないかな?」とたまに不安になるんですよね笑
で、イヤホン本体ですが、こちらも思ったより小ぶりです。
金属がいいアクセントになっていて、僕はこのデザイン好きですね。
あれ?意外に音がいいぞ…?
SOUNDPEATS GoFree2を実際に装着してみました。
装着感は「何もつけていない」と感じるほど良好です。
ホールド感がほとんどないので「すぐ落ちるのでは?」と心配でしたが、強めに頭を振っても案外落ちないのが驚きでしたね。
ちなみに、僕は作業中にブルーライトカットメガネをかけるのですが、併用しても問題なかったです。
で、肝心の音質ですが…思っていた10倍は良かった…!
正直にいうと、オープンイヤー型に音質はまったく期待してなかったんですよ。
”耳をふさがない”という設計上、どうしても低音がスカスカになるだろうし、「たぶん音質的に使わなくなるだろうな〜」と思っていました。
ところがどっこい。
実際に聴いてみると、低音はしっかり鳴っているし、中高音の解像度も悪くありません。
GoFree2には「16.2mmのダイナミックドライバー」と「ラムダ型音響空間2.0」が搭載されており、これが良い働きをしています。
家電量販店でほかの「2万円以上するオープンイヤー型」も試聴してみましたが、GoFree2の音質は全然引けをとってなかったです。
回し者だから言うのではなく、本気で「これが8,000円以下はお得すぎるだろ」と思いました。
もちろん、カナル型と比較するとレベルは落ちますが、「自宅でBGMを流すくらいならこれで十分じゃない?」という印象です。
実際、僕は家にいるときのほとんどをGoFree2で過ごしていますし。
ちなみに、GoFree2は専用アプリでイコライザー調整もできます。
プリセットも用意されてるし…
自分好みにカスタマイズもできます。
繰り返しますが、これで8,000円以下です。
オープンイヤー型は「ながら聴き」がメインと考えると必要十分な気がします。
SOUNDPEATS GoFree2が役立つシーン
「オープンイヤー型?外音取り込み機能でよくない?」
…と思っていましたが、実際に使ってみると「オープンイヤー型のほうが使いやすい」と思うシーンもありました。
それが以下の3つです。
- 在宅ワークでBGMを流したいとき
→耳が疲れないからストレスがない - オンラインミーティングをするとき
→自分の声がこもらず話しやすい - シャワーの後にイヤホンを使うとき
→耳が蒸れないから雑菌が繁殖しない
最近はカナル型イヤホンでも「外音取り込み機能」が優秀です。
それにインナー型イヤホンなら周囲の音も気にしながら使用できます。
しかし、カナル型もインナーイヤー型も「耳の中に入れる」という仕様上、2~3時間着けてるとさすがに疲れてくるんですよね。
そういった疲労感・不快感を完全になくせるのがオープンイヤー型の魅力かなと思いました。
僕は「サブイヤホンを持っても結局メインしか使わなくてバッテリー管理が面倒…」となるのですが、オープンイヤー型ならカナル型との使い分けがしやすくていいですね。
カナル型は音質重視で選んで、BGM用途にはGo Free2みたいな。
自分でも驚いていますが、かなり気に入りました。
ちなみに、GoFree2は最大2台までのマルチポイント接続に対応しています。
スマホとパソコンを瞬時に切り替えられるので動画視聴やビデオ会議でも使いやすいです。
余談ですが、最近はAirPods ProからBOSEのイヤホンに買い替えました。
AirPods Proは聴き疲れしない音が気に入っていましたが、GoFree2が同じ役割を果たしてくれるので。
今はBOSEとGoFree2で運用しています。
実際に使用して気になったところ
SOUNDPEATS GoFree2を使用してみて「ちょっと気になるな」と感じることもありました。
以下の2つです。
- タッチセンサーの感度が悪い
- ワイヤレス充電に対応していない
まずタッチセンサーの感度ですが、操作してから0.5秒くらい遅れて反応します。
そのため、1回タップしても「触れてない」と勘違いして、よくダブルタップの誤動作が生じかちなんですよね。
慣れればそこまで気にならなくなりますが、若干ストレスなので次回作は改善してあると嬉しいです。
また、「ワイヤレス充電」はやっぱり付いてほしいですね。まぁ8,000円以下の価格で期待するほうが間違っていますが…笑
ちなみに、音漏れについてですが、静かな場所ではするものの、カフェやオフィスなど騒音のあるところでは気にならないです。
家ではずっと、これ着けてます
SOUNDPEATS GoFree2の総評としては、かなり気に入りました。
正直、実際に使うまでは「AirPods Proがあれば使わないよなぁ」と思っていたんですよ。
装着感は申し分ないし、外音取り込みも自然だから周囲の音も聞けるし。
しかし、GoFree2は「耳の圧迫感が皆無」かつ「イヤホン単体でも最大9時間のロングバッテリー」。
そのため、本当に1日中ずーっと着けていられるんですよね。
実際、朝起きてからほぼ丸一日GoFree2を着けっぱなしで過ごしています。
AirPods Proほど優秀な装着感でも、やっぱり耳の中に長時間入れていれば疲れるし、バッテリーも5~6時間で切れてしまいます。
今まではそれでも十分でしたが、GoFree2の快適さを知ってしまうと戻れなくなりますね。
価格も8,000円以下でわりと手を出しやすいので、オープンイヤー型の入門機としてもいいかもしれません。