- 「期間工と派遣社員ってどっちがいいんだろう?」
- 「期間工と派遣社員って何が違うの?」
- 「期間工と派遣社員それぞれのメリットを知りたい」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
本記事の内容
- 期間工と派遣社員の違い【3つある】
- 期間工と派遣社員それぞれのメリット
- 期間工と派遣社員はどっちがおすすめ?
こんにちは、カズヤです。
高卒で工場勤務を9年間していました。
工場の仕事に興味のある人は「期間工と派遣社員はどっちがいいんだろう?」と迷いますよね。
結論をいうと、工場で働くなら「期間工」がおすすめです。
なぜなら、期間工のほうが稼ぎやすいから。
期間工はメーカーから直接雇用扱いなのに対し、派遣社員はあくまで「派遣会社の社員」という扱いです。
そのため、給料や待遇に差が生まれるんですよね。
序列でいうと、「正社員>期間工>派遣社員」となります。
なので、期間工か派遣社員かで悩むなら「期間工」がおすすめです。
この記事を読めば、期間工と派遣の違いがわかり、自分がどっちで応募するべきか明白になるでしょう。
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期間工と派遣社員の違い【3つある】

期間工と派遣の違いは以下の3つ。
- 雇用主
・期間工はメーカーの直接雇用
・派遣はあくまで派遣会社の社員 - 給料・待遇
・期間工は各種手当が支給される
・派遣は基本給+残業代のみ支給 - 失業保険の受給
・期間工はすぐに支給させる
・派遣は3ヶ月の待機期間がある
順番に解説します。
①:雇用主
- 期間工の雇用主は「働く工場」
- 派遣の雇用主は「派遣会社」
上記のように期間工と派遣では雇用主が違います。
雇用主が違うと何が変わるかというと「社内の序列」です。
社内の序列は「正社員>期間工>派遣」となります。
期間工は働く工場の「契約社員」なので正社員の次に守られるべき存在です。そのため、不況に陥ると派遣から先に切られることになります。
②:給料・待遇
雇用主が違えば、給料や待遇も変わってきます。
たとえば、トヨタ自動車九州の基本給を比べてみましょう(※求人内容は時期によって異なります)。

- 期間工:日給9,200円
- 派遣:時給1,600円(日給12,800円)
このように、雇用主が違えば基本給が変わります。
さらに各種手当や待遇も異なるので比べてみましょう。
- 期間工
・入社祝い金:40万円
・満了報奨金:最大108万円
・交替手当:24,200円/月
・寮費:無料 - 派遣
・入社特典:5万円+105万円
・寮費:1年間無料
基本給だけ比べると派遣が稼げそうでしたが、各種手当を含めると期間工のほうが優勢となります。
もちろんメーカーによって違いはありますが、基本的には期間工のほうが高待遇といえるでしょう。
③:失業保険の受給
雇用保険の加入期間が12ヶ月以上あれば、退職したときに失業保険を受給できます。
しかし、期間工と派遣では受給できるタイミングが異なるんですよね。
- 期間工は「待機期間なし」ですぐ受給できる
- 派遣は「3ヶ月の待機期間後」に受給できる
期間工は退職する際に「満了退職(会社都合退職)」となるため、申請後すぐに失業保険を受け取れます。
一方で、派遣は契約満了となっても次の仕事を探してもらえるため「自己都合退職」となり、3ヶ月の待機期間を設けなければなりません。
期間工と派遣とでは失業保険の受給開始タイミングが異なるので注意しましょう。
期間工と派遣社員それぞれのメリット

ここからは期間工と派遣それぞれのメリットを紹介します。
期間工のメリット
- 生活費を削減できる
- 手当がたくさん付く
- 正社員になりやすい
期間工のメリットは上記のとおり。
①:生活費を削減できる
期間工はメーカーが所有する寮に無料で住めます。
家賃・光熱費・水道代が一切かからないので給料をそのまま貯金できるのは嬉しいですよね。
単純に計算しただけでも毎月7万円以上は貯金に回せることになります。
派遣でも寮費無料のところはありますが、「1年間だけ」「半年だけ」といった条件付きなことが多いです。
期間工は契約期間中ならずっと寮費無料なのでかなり貯金しやすいですよ。
②:手当がたくさん付く
先述したとおり、期間工はメーカーの直接雇用となります。
そのため、正社員並みの手当を付けてもらえるんですよね。
- 入社祝い金
・入社するだけでもらえる謎のお金
・金額は30万〜50万円ほど - 満了金
・契約更新の度にもらえるボーナス
・金額は10万〜300万円ほど - 交替手当(夜勤手当)
・交代勤務や深夜勤務をするともらえるお金
・金額は3万〜7万円ほど
たとえば上記です。メーカーによって違いはありますが、「基本給+残業代のみ」の派遣に比べると稼ぎやすい仕組みになっています。
期間工は「高収入&低支出」なのでかなり貯金できますよ。
③:正社員になりやすい
期間工には「正社員登用制度」があります。
特に昨今は、製造業の人手不足から正社員登用に力を入れている企業が多いです。
トヨタ自動車を例にすると、5年間で1,425人も期間工から正社員にステップアップしています。

派遣会社にも「PEO(無期雇用派遣)」という制度がありますが、同じ仕事内容なら大企業の正社員のほうがいいですよね。
なので、正社員を目指して働きたいなら期間工がおすすめです。
派遣のメリット
- 担当者のサポートがある
- ワンルーム部屋に住める
- 採用率がかなり高くなる
派遣のメリットは上記のとおり。
①:担当者のサポートがある
工場勤務は、仕事内容や人間関係で悩む人が少なくありません。
詳しくは『【対策あり】工場勤務がうつ病になる3つの原因【死にたくなる】』に書きましたが、赴任から1ヶ月以内に辞める人も結構います。
そのため、初めての工場勤務で不安な方は、担当者のサポートがある派遣会社のほうがいいかもしれません。
職場でトラブルが起きた場合、期間工は自分で解決するしかありませんが、派遣なら担当者に相談ができます。
たとえば、仕事が合わないなら別の仕事を提案してもらえるし、話を聞いてもらうだけでも気が楽になるでしょう。
とにかく悩みを1人で抱えなくていいのは派遣のメリットです。
②:ワンルーム部屋に住める
期間工の寮はトイレやお風呂が共同な場合がほとんどです(部屋は個室)。
しかし、派遣会社の寮はアパートの借り上げがほとんどで、ふつうの1人暮らしができます。
なので、集団生活による無駄なストレスを生みたくない人は派遣のほうがいいかもしれません。
まぁ期間工の寮も慣れれば問題ないし、食事の用意や掃除をしなくていいのは楽なんですけどね。
ちなみにトヨタ自動車の期間工寮はこんな感じです。

③:採用率がかなり高くなる
期間工は誰でも働けるといわれていますが、最近は経験者を優遇するようになり、未経験者の採用率がどんどん下がっています。
というのも、「同一労働同一賃金」が始まったからです。
同一労働同一賃金とは
同一労働同一賃金の導入は、同一企業・団体におけるいわゆる正規雇用労働者(無期雇用フルタイム労働者) と非正規雇用労働者(有期雇用労働者、パートタイム労働者、派遣労働者)の間の不合理な待遇差の解消を目指すものです。
出典:厚生労働省
簡単にいうと、期間工の給料を上げないといけなくなったんですよね。
そのため「能力のない期間工を雇うコストをかけるくらいなら、派遣会社に一任したほうが楽だよね」という企業が多くなったわけです。
そんなわけで、時間がもったいないと感じる人は、最初から派遣会社に登録しましょう。

期間工と派遣社員はどっちがおすすめ?

ここまで期間工と派遣の違いやそれぞれのメリットを解説しました。
「それで結局どっちがおすすめなの?」というと以下のとおり。
期間工がおすすめな人
- とにかくたくさん貯金したい
- 大企業の正社員を目指したい
- できるだけ安定して働きたい
派遣がおすすめな人
- 短期間で転々としながら働きたい
- 少しでもキレイな部屋に住みたい
- 仕事についてサポートしてほしい
どっちがおすすめかは、その人の働く理由によりますが、工場で働きたい人の多くは「稼ぎたいから」なはず。
そのため、求人があるなら「期間工」で応募するのが基本的にはおすすめです。
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まとめ:工場で働くなら「期間工」から応募しよう
- 雇用主
・期間工はメーカーの直接雇用
・派遣は派遣会社の社員 - 給料・待遇
・期間工は各種手当が支給される
・派遣は基本給+残業代のみ支給 - 失業保険の受給
・期間工は退職後すぐに支給させる
・派遣は3ヶ月の待機期間後に支給
さいごまで読んでいただきありがとうございます。
期間工と派遣の違いを解説しました。
「期間工と派遣はどっちがおすすめ?」というと、僕は期間工をおすすめします。
やっぱりメーカーの直接雇用なのは安心だし、何より稼ぎやすいのが魅力。
最近は同一労働同一賃金の影響で採用が厳しくなっていますが、よほど職歴が悪くないかぎり大丈夫なはずです(バックれ常習犯じゃないかぎり)。
なので、希望するメーカーが期間工を募集しているなら、迷わず期間工で応募しましょう。
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