
工場勤務はうつ病になりやすいって聞くけど本当なの?仕事内容も人間関係も楽そうなのに…。やっぱり工場以外で働いたほうがいいのかな?実際に工場で働いてる人がいたら詳しく教えてください。
こういった疑問にお答えします。
「ひとりで黙々と働きたい」「難しい仕事はしたくない」「煩わしい人間関係も避けたい」という方は工場勤務に興味があるかもしれません。
しかし、工場勤務はうつ病になる人が多い職業とも言われています。これから工場で働くつもりなら心配ですよね。
そこで本記事では、工場勤務がうつ病になる原因と対策を解説します。
僕は自動車メーカーの工場で9年ほど働いていました。その間にうつ病になる同僚を何人も見たし、僕自身も結構危ないときがあったので経験をシェアします。
僕の経験からいうと、工場勤務は真面目な人ほど病みやすい職業ですね…。
とはいえ、しっかり対策さえしておけば僕のように長く働くこともできます。
この記事を読めば、工場勤務のリアルな実態がわかり、自分に向いているかどうか判断できるはずです。
工場で働きたいと考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
工場勤務でうつ病になる3つの原因


工場勤務でうつ病になる原因は以下の3つ。
- 同じことの繰り返しで飽きる
- ライン作業についていけない
- 生きる意味がわからなくなる
順番に解説します。
①:同じことの繰り返しで飽きる
工場の仕事は「誰でもできる作業」を1日8時間以上繰り返すことが多いです。
僕が勤めていた自動車メーカーでいうと、ドアの取り付け担当なら1日中ずっとドアを取り付ける。
ブレーキオイルの注入担当なら「機械をセット→ボタンを押す」を延々と繰り返します。
頭使わなくてラクじゃんと思うかもですが、毎日毎日同じことを繰り返していると、さすがに頭おかしくなってきますよ。
「自分ほぼ機械じゃん…」みたいな感情になるのでうつ病になるのも無理ありませんよ。
②:ライン作業についていけない
毎日同じことを繰り返すだけなら、ほかの職業でも言えることなのでまだ耐えられます。
しかし、工場のラインはかなり速く、体力的にキツいんですよね。
たとえば、ドアの取り付け作業に平均60秒かかるとして、製品が62秒で流れていくイメージです。
2秒余裕があるとはいえ、疲れてくると作業スピードが落ちるし、慌てると作業ミスを引き起こします。
作業に遅れやミスが生じると、周りに迷惑がかかるため、責任感の強い人は精神的なストレスから病んでしまうんですよね。
特に夜勤がある工場では、眠い目をこすりながら「迅速かつ正確な作業」をこなさないといけず、かなりキツいです。
③:生きる意味がわからなくなる
工場勤務をしていると「生きる意味」がわからなくなるときがあります。
- 平日は機械のように体を動かすだけ
- 週末は疲れて何もする気が起きない
- 将来の目標もなくて働きがいがない
上記のように、工場勤務をしていると「自分って何のために生きてるんだろう…」と病むことがあるんですよね。
特に夜勤はネガティブな思考になりやすいため、いろいろと考え込んでうつ病になってしまうのも無理はありません。
工場勤務でうつ病にならないための対策3選


ここまで書いてきたとおり、工場勤務はうつ病になりやすい職業です。
とはいえ、これから工場勤務をする人は「じゃあどうすればいいの?」と思いますよね。
そこで、工場勤務でうつ病にならないための対策も紹介します。
- 常に転職を意識して働く
- 上司や同僚と仲良くなる
- 毎日しっかり睡眠をとる
僕は工場勤務を9年間続けましたが、上記3つを意識していたことでうつ病にはなりませんでした。
というわけで、順番に解説します。
①:常に転職を意識して働く
工場勤務に限らずですが、常に転職を意識して働くことはかなり重要です。
というのも、いつでも転職できる状態にしておけば、周囲を気にせず気軽に働けるから。
たとえば、上司から怒られたときでも、逃げ道があればそこまで凹みませんよね。
仕事でうつ病になってしまうのは、「この職場に見捨てられたら嫌だな…」と執着するからです。
僕自身、「嫌になったら辞めればいいや」という気持ちで働いていたので上司の顔色を気にせずに働けました。
なので、いつでも転職できるという「逃げ道」を用意しておくのが重要です。
転職を意識しながら働く方法
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今は転職が当たり前な時代です。
「本当にやばくなってからでいいや」と思うかもですが、うつ病になると正常な思考ができなくなります。
芸能人やブラック企業の社員が最悪の選択をしてしまうニュースはよく見ますよね。
なので、暇なときにでも求人をチェックしておきましょう。
おすすめ:リクナビNEXT


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つまり、仕事を探すなら転職エージェントを使わないと損です。
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以下の記事でおすすめな転職エージェントをまとめているので参考にしてください。
②:上司や同僚と仲良くなる
上司や同僚と仲良くなっておくのも、うつ病を防ぐ上では効果的です。
なぜなら、
- 作業ミスをしたときの怒られ具合が変わる
- 仕事内容がつまらなくても雑談を楽しめる
- しんどいときに作業を少し手伝ってくれる
という感じで、仕事が少しラクになるからです。
工場勤務は最小限のコミュニケーションでできる仕事ですが、意外と人間関係の構築が大切なんですよね。
上司や同僚と仲良くなる方法
とはいえ、コミュニケーションが苦手な人もいますよね。僕も内向型な人間なので気持ちはわかります。
そこでおすすめなのが以下の方法。
- 上司や同僚に会ったら笑顔であいさつをする
→相手から話しかけてもらいやすくなる - 話しかけられたら大袈裟なリアクションをする
→リアクションだけでも意外と話が弾む - まわりがやっているスマホゲームを始めてみる
→共通の話題ができて仲良くなりやすい
上記の方法で僕はコミュニケーションを円滑にできました。
ちなみに雑談にはちょっとしたテクニックがあります。コミュ力に自信のない人は以下の本を読めば人と話すのが楽しくなりますよ。
③:毎日しっかり睡眠をとる
うつ病になる8割の人は「睡眠不足」ともいわれています。
実際、僕のいた工場でも睡眠不足からうつ病になる人が多かったです。
眠い中で「迅速かつ正確に作業」するのもきついので無理もありません。
なので、うつ病になりたくなければ毎日7〜8時間は寝るようにしましょう。
工場勤務に向いてる人・向いてない人の特徴


ここまでの話から、工場勤務に向いてる人・向いてない人を洗い出すと以下のとおり。
工場勤務に向いてる人
- 体力と集中力に自信がある人
- ミスをあまり引きずらない人
- 人間関係をうまく構築できる人
工場勤務に向いてない人
- 体力と集中力に自信がない人
- ミスをしばらく引きずる人
- 人間関係を作るのが苦手な人
どの職業もそうですが、工場勤務も向き不向きがあります。
向いてない人が無理に工場で働いてもうつ病になるだけなので、しっかり見極めてから働きましょう。
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まとめ:工場勤務はうつ病になる前に辞めよう
工場勤務でうつ病になる原因と対策
- 同じことの繰り返しで飽きる
- ライン作業についていけない
- 生きる意味がわからなくなる
- 常に転職を意識して働く
- 上司や同僚と仲良くなる
- 毎日しっかり睡眠をとる
さいごまで読んでいただきありがとうございます。
工場勤務でうつ病になる原因と対策を解説しました。
「工場勤務は人間関係がラクだし、うつ病なんて発症しないでしょ」と思っていたかもしれません。
しかし、仕事内容は思っているよりも精神的にきついため、性格的に向かない人は頭がおかしくなる可能性があります。
実際に働いてみないとわからない部分もあるかもですが、少しでも精神が病みそうならすぐに辞めたほうがいいですよ。
うつ病を発症すると人生を棒に振る可能性もあるので、もし工場で働くなら、常に逃げれる準備をしておきましょう。
記事内でも話しましたが、うつ病になってからでは真っ当な判断ができなくなります。
芸能人やブラック企業の社員が最悪な選択をしてしまうニュースはよく見ますよね。
なので、精神がおかしくなる前にできる対策は早めに打ちましょう。
工場勤務ではない仕事がしたい人へ
工場勤務じゃない仕事をしたい方は以下の記事を参考にして行動してみてください。
今は学歴がなくても転職しやすい時代だし、仕事の選択肢もたくさんありますよ。
もう、無理して工場で働く必要はありません。





