「ミニマリストって何が楽しいの?」
ミニマリストとは”少ない持ち物で暮らす人”のこと。
テレビやSNSの影響で世間の認知度も徐々に高まっています。
しかし、そんなミニマリストを見て「人生つまらないんじゃない?」「普段何してるの?」「モノを持たないのは貧乏なだけでしょ?」…などの意見もたまに見かけます。
また、ミニマリストに憧れて持ち物を減らしたものの「こんな生活もう無理…」と後悔している方もいるかもしれません。
そこで本記事では、ミニマリストの僕が持たない暮らしを続ける理由・ミニマリスト生活を楽しむコツを解説します。
僕はミニマリスト生活を3年ほど続けています。
なぜ続けているのかというとシンプルに”楽しいから”です。
この記事を読めば、ミニマリスト生活を楽しむコツがわかるでしょう。
ぜひ最後まで読んでみてください。
ミニマリストって何が楽しいの?
僕がなぜミニマリスト生活を続けるのかというと、シンプルに”楽しいから”です。
では、具体的に何が楽しいのか?それは以下の3つです。
- 嫌な仕事をしなくていいだけで楽しい
- 持ち物の取捨選択をする過程が楽しい
- 立てた目標を達成していくのが楽しい
順番に解説します。
①:嫌な仕事をしなくていいだけで楽しい
「ミニマリストって買い物しないし、刑務所みたいな部屋に住んでるし、何が楽しくて生きてるの?」
…と感じる人も多いでしょう。
まぁふつうはこんな貧乏人みたいな生活を好んでする意味がわかりませんよね。
でも、僕は嫌な仕事をしなくていいだけで十分楽しいです。
ミニマリストになると、必要以上に買い物をしないためシンプルにお金を使わなくなります。支出が少ないから収入も少なくていいわけです。
現在の僕はフリーランスとして活動しています。
毎月10~12万円ほどしか使わないのでお金のために無理して働く必要がないんですよね。
仕事は必要最低限だけ。あとはゲームをしたり、映画を見たり、散歩したり自由に過ごす。
この生活を送れるだけで十分幸せです。
もし仕事がなくなっても、月10~12万円ならアルバイトやウーバーイーツをすれば稼げます。だからお金の不安はほぼありません。
モノをたくさん買ったり、インテリアを充実させたりするのも楽しいかもしれません。
でも、そのために嫌な仕事をするくらいなら僕は喜んでミニマリスト生活を選びます。
②:持ち物の取捨選択をする過程が楽しい
「必要最小限のモノだけで暮らす」
これを意識すると常に持ち物の取捨選択がせまられます。
- これって本当に必要なモノだろうか?
- ほかのモノで代用できるのではないか?
- もっとモノを減らせるのではないか?
こういった取捨選択をするのが僕は結構楽しいです。
これは旅行のパッキングと同じ。
「これは持っていくべきか」「もっと軽量化できないか」など、あれこれ考えるのも旅行の醍醐味じゃないですか。
小学生のときの遠足も思い出してみてください。
300円以内で買えるお菓子で自分なりの最強布陣を考える…これも結構楽しかったですよね(蒲焼さん太郎はスタメン)。
ゲームにしても最初から強い武器を持っているとつまらない。
弱い武器でもなんとか攻略していくから楽しいと思えるはずです。
同じように、ミニマリストになると「今の自分に最適解な持ち物」を考える習慣ができます。
この考える行為がもはやエンタメ。持たない暮らしも結構楽しいですよ。
ミニマリストは不便を楽しむエンタメです。
③:立てた目標を達成していくのが楽しい
「ミニマリストって刑務所みたいな部屋でつまらなくないの?」
…という疑問もあるでしょう。
たしかに殺風景な部屋を見ると「もっとインテリアを楽しめばいいのに」と思うかもしれません。
ミニマリストは目標達成するための手段
でも部屋はつまらなくていいんですよ。ミニマリストは目標達成するための手段なので。
ミニマリストになると「本当にやりたいこと」に集中できるようになります。
なぜなら、時間ができるからです。
- 部屋が片付いているから、だらだらする気が起きない
- モノを買わないから、無駄にネットサーフィンをしない
- テレビを持たないから、ぼーっと過ごす時間がほぼない
という感じで、ミニマリストになると時間ができます。
その空いた時間を、副業・資格取得・筋トレ…など、自分のやりたいことに集中して使う。
すると目標がどんどん達成できます。これが楽しいんです。
RPGゲームでもレベルアップして強い敵を倒せるようになっていくのは楽しいですよね。
「もっと進めたい」とのめり込む人は多いはず。それと同じ感覚です。
一方、モノが多い部屋だと、ついだらだら過ごしてしまいませんか?
テレビやネットサーフィンによって「また時間を無駄にしてしまった…」と後悔するケースは少なくないでしょう。
僕も昔はテレビを見ながら、Twitterのタイムラインを永遠とスクロールしていました…。
モノが多いとだらだらしてしまう理由
なぜモノが多いとだらだら過ごしてしまうのか?それは原始時代から脳が変わっていないからです。
原始時代の人間は肉食動物から身を守るために注意を周囲に向ける必要がありました。
一点に集中しているとすぐに襲われるからです。
そういった特性から、モノが多いと「注意力散漫なる→集中力がなくなる→疲れてだらだらしたくなる」わけです。
だから集中したいなら部屋にモノは少ないほうがいいんですよね。
「自分は目標なんてないっす…」という人もいるでしょう。
しかし、モノを減らしてスッキリした部屋に住んでいると、自然と何かしらの目標を立てたくなるはずですよ。
海とか空とかを見てると何か行動したくなるじゃないですか。それと同じ感覚。何もない空間を見ると「せっかく身軽だから何かやろう」と思うようになるはずです。
スッキリした部屋にいるとポジティブな気分になります。そして目標達成をするとまたさらにポジティブに。このループが僕は爽快で楽しいです。
というわけで、僕はこれからもミニマリスト生活を継続していきます。
ミニマリスト生活を楽しむ3つのコツ
”ミニマリスト生活を楽しむコツ”を僕なりに洗い出してみました。
- モノを減らす「目的」を決める
- 暇な時間は「創作活動」をする
- モノではなく「経験」に投資する
①:モノを減らす「目的」を決める
ミニマリスト生活を楽しむなら「なぜモノを減らすのか?」を考えるのが重要です。
なぜなら、理由がハッキリしていないと”手段の目的化”になってしまうから。
よくある悪い流れが…
- 断捨離してミニマリストになろう…!
- モノを捨てるのって気持ちいいなぁ。もっと捨てよう!
- あれ?もう捨てるものがない。うーん、これも捨てちゃっていいかな。
- ミニマリスト最高!…と思ったけど、モノが少ない生活って不便なだけやんけ!
- ミニマリストなんてつまらない!こんな生活は異常だ!
- 【報告】ミニマリストやめました。
これ。
テレビやSNSの影響から「ミニマリストになること」を目的にする人も増えていますが、それだと捨てるモノがなくなった時点でストレスを感じるだけでしょう。
ダイエットを諦めたりリバウンドしたりする人も同じ。
「痩せて何を叶えたいか」を明確にしていないからです。
ミニマリストは”幸せになるための手段”でしかない
なので、まずは「どうなれば自分は幸せなのか」を明確にすることから始めてください。
僕の場合は「ライターとして自立すること」を目的にモノを減らしました。
モノを減らせばライター業に集中しやすくなるからです。
ちなみに、「節約したいからモノを減らす」は弱いです。
「節約して何をしたいのか?」まで考えないと節約生活がただの我慢大会になって耐えられなくなるでしょう。
「ミニマリストは幸せになるための手段のひとつ」。
そう考えると、モノを減らす目的が明確になり、ミニマリスト生活を楽しめるはずです。
②:暇な時間は「創作活動」をする
ミニマリストになると、人によっては暇な時間が増えるかもしれません。
節約をしているから外出したくない、ゲームや映画鑑賞もなんか飽きた…と感じることもあるでしょう。
そんな暇なときは「創作活動」がおすすめです。
たとえば…
- ブログを書く
- イラスト・漫画を描く
- ハンドメイド品を作る
- Kindle本を出版する
- YouTubeを撮影する
- 料理をする
などです。
創作活動をおすすめする理由
- 自己肯定感が上がる
- 時間があっという間に過ぎる
- お小遣い稼ぎになる
まず創作活動は自己肯定感が上がります。
自分の経験や活動が何かしら人の役に立つからです。
このブログにもたまに感謝のメッセージが届くのですが、そういったメッセージを見ると「もっと人の役に立ちたいな」という気分になるんですよね。
そうやって人に喜んでもらうために「あーでもない、こーでもない」と考えていると、本当にあっという間に時間が過ぎます。
また、創作活動はお金がほぼかからないのも魅力。
むしろ広告費や印税でお小遣い稼ぎができるので、ミニマリストの趣味として最適です。
ブログなら僕もちょっと教えられるので興味があれば以下の記事を読んでみてください。
③:モノではなく「経験」に投資する
「ストレス発散で買い物をしたい…」
という気持ちになることもあるでしょう。
そんなときは”経験”にお金を使うのがおすすめです。
たとえば…
- ひとり旅・旅行をする
- 近所のちょっといいホテルに泊まってみる
- 勉強会・講演会に参加してみる
- 行ったことないカフェ・居酒屋に行ってみる
- 本を読んで知識を得る
など。
モノは買った瞬間しか満足できませんが、経験は思い出や知識になってずっと残ります。だから満足度が高い。
そう考えると、どうせお金を使うなら、モノではなく「経験」に投資をしたほうがいいですよね。
たくさんモノを持っている人よりも、たくさん経験談を持っている人のほうが人間として魅力がありますよね。
ミニマリストを目指す人に読んでほしい本5選
これからミニマリストを目指すなら”本”を読んで学ぶのをおすすめします。
ネットでも情報収集はできますが、ネットは情報が薄いため本ほど深い知識は得られないんですよね。
僕は以下の5冊を読んだことでミニマリスト生活を楽しめています。
本気で人生を変えたい方は読んでみてください。
各本の詳細を知りたい方は以下の記事をどうぞ。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ミニマリストの楽しいところ・少ないモノで楽しく暮らすコツを解説しました。
もういちどまとめておきます。
- 嫌な仕事をしなくていいだけで楽しい
- 持ち物の取捨選択をする過程が楽しい
- 立てた目標を達成していくのが楽しい
- モノを減らす「目的」を決める
- 暇な時間は「創作活動」をする
- モノではなく「経験」に投資する
「ミニマリストなんてつまらない」「モノが少ないと不便でしょ」…という意見をよく目にします。
しかし、ミニマリストは余計にお金を使わない分「自由」に過ごせます。
また、少ないモノで工夫するのも結構楽しいです。
そもそも、ミニマリストは何か目標を達成するためになる人がほとんどです。
やりたいことに集中するためにミニマリストという生き方を選んでいるため、「つまらない」と思っている人はあまりいませんよ。
ミニマリスト生活がつまらないなら、それは「手段が目的化」しているからです。
まずは「ミニマリストになってどうしたいか」を決めましょう。
では記事は終わります。