iPad ProとAirってなにが違うの?やっぱりProのほうがいいのかな?できるだけ安いほう買いたいけどケチって後悔したくないから悩むな〜。
こういった疑問にお答えします。
- iPad ProがAirよりも優れている部分
- ほとんどの人はiPad Airで十分な理由
こんにちは、カズヤです。
iPad ProとAirってパッと見では違いがわからないから、どっちを買うべきか迷いますよね。
結論をいうと、ほとんどの人は『iPad Air』で十分満足できますよ。
iPad Proはたしかに優れています。しかし、その恩恵を受けるのは一部のスーパークリエイターだけです。
スーパークリエイターでない人がiPad Proを買っても宝の持ち腐れになるだけですよ。
たとえるなら、近所のスーパーくらいしか行かないのにランボルギーニを買うようなものです。
なので、iPad Airを買って、Proとの差額はアクセサリーを揃える代金に回しましょう。
記事を読み終えるころには、「自分にiPad Proはいらないな」と納得していると思いますよ。
iPad ProがAirよりも優れている部分
iPad ProってAirよりもなにが優れているの?
まずはこれを解説します。
- CPUが爆速
- Face IDを搭載
- カメラ性能がいい
- スピーカーの音がいい
- ProMotionテクノロジー
- ストレージ容量が多い
上記の6点がiPad ProとAirの主な違いになります。
具体的にはもっとありますが、ほぼ誤差の範囲です。なので詳しく知りたい方は「Apple公式サイト」を参考にしてください。
それでは解説していきます。
①:CPUが爆速
まず、iPad ProとAirは「CPU」が違います。
CPUとは、簡単にいうと「iPadの頭脳」のことで、性能がいいほどコンピューターの処理速度が速くなります。
- iPad Pro
→「M1チップ」 - iPad Air
→「A14 Bionicチップ」
iPad Proに搭載されているCPU「M1チップ」は、Macと同じものです。
つまり、iPad Proはパソコンと同じ処理速度というわけなんですよね。
たとえば、ブラウザの表示速度、動画や写真の書き出し速度がパソコン並みの速さで快適です。
「え、じゃあもうパソコンいらないじゃん!」と思うかもしれませんが、残念ながらそれは無理なんですよね。
なぜなら、MacとiPadはそもそものOSが違うからです。
とはいえ、iPadでもパソコン並みのパフォーマンスがでるのは「Pro」の強みです。
②:Face IDを搭載
iPad ProとAirは「認証システム」も違います。
画面ロックの解除やApple Payを使用するときのあれですね。
- iPad Pro
→「Face ID(顔認証)」 - iPad Air
→「Touch ID(指紋認証)」
認証システムは好みが分かれるところですが、iPadをキーボードに繋げるなら「Face ID」が便利ですよ。
iPad Proはキーボードの「スペースキーを連打するだけ」でロック解除ができます。
なので、iPadをパソコンライクに使うなら「Face ID」を搭載しているiPad Proのほうが認証システムは優れていますね。
③:カメラ性能がいい
カメラは大きな違いがありますね。
- iPad Pro
→デュアルカメラ+LiDARスキャナ
→センターフレーム対応 - iPad Air
→シングルカメラ
iPad Proは「超広角カメラ」を搭載していて、景色をよりダイナミックに撮影することができます。
また、「LiDARスキャナ」によってARアプリを楽しむことも可能です。
インカメラに搭載されている「センターフレーム」は、ユーザーを中心からずれないように追従してくれるためビデオ通話をするときに役立ちます。
さらに、アニ文字やミー文字、ポートレート撮影にも対応していてカメラ性能はAirと比べ物になりません。
④:スピーカーの音がいい
スピーカーも違います。
- iPad Pro
→4つ搭載 - iPad Air
→2つ搭載
iPad ProとAirでは、スピーカーの数が違うんですよね。
当然、スピーカーの数が多いiPad Proのほうが迫力のある音を楽しめます。
なので、本体のスピーカーだけで映画を見たり、音楽を流したりしても、わりと不満がないんですよね。
⑤:ProMotionテクノロジー
iPad Proは「Promotionテクノロジー」に対応していて、Airとは「リフレッシュレート」が違います。
- iPad Pro
→120Hz - iPad Air
→60Hz
リフレッシュレートとは、1秒間に画面が書き換えられる数のことです。
つまり、リフレッシュレートの高いiPad ProのほうがAirよりも画面がヌルヌル動きます。
特に違いを感じるのは「Apple Pencilの追従性」。iPad Proのほうがペン先に筆跡がピッタリくっついてきて書きやすいです。
iPad ProとAirのリフレッシュレートを比べている動画があったので貼っておきますね。
⑥:ストレージ容量が多い
ストレージ容量の多いiPadがほしいならPro一択になりますね。
ストレージ容量と価格の違い
モデル | iPad Pro(11インチ) | iPad Air |
---|---|---|
64GB | ー | 69,080円 |
128GB | 94,800円 | ー |
256GB | 106,800円 | 87,780円 |
512GB | 130,800円 | ー |
1TB | 178,800円 | ー |
2TB | 226,800円 | ー |
ストレージ容量の違いはこんな感じです。
本格的なイラストを描いたり、動画編集をするなら512GB以上はほしいところですよね。
外部ストレージに頼る方法があるとはいえ、iPad Proの大容量モデルを選べば軽快にデータを持ち運ぶことができます。
そんなわけで、iPad ProとAirの違いはこんな感じです。
- CPUが爆速
- Face IDを搭載
- カメラ性能がいい
- スピーカーの音がいい
- ProMotionテクノロジー
- ストレージ容量が多い
これに魅力を感じるなら『iPad Pro』を選びましょう。
ちなみに「12.9インチiPad Pro」に興味があるなら以下の記事が役に立つはずです。
ほとんどの人はiPad Airで十分な理由
ここまでiPad Proの優れているところを説明しました。
とはいえ、iPadだけで仕事をするスーパークリエイター以外の人は『iPad Air』で十分ですよ。
その理由は以下のとおり。
- A14 Bionicもオーバースペック
- Touch IDのほうが使いやすい
- iPadで写真を撮ることがない
- iPadで音にこだわることがない
- 60Hzでもストレスを感じない
- 一般用途なら256GBあれば十分
こんな感じで、ほとんどの人は『iPad Air』で十分です。
一応解説しますね。
理由①:A14 Bionicもオーバースペック
iPad ProのM1チップはたしかにすごいです。
でも、そもそもiPad Airに搭載されている「A14Bionicチップ」もオーバースペックといえるくらいの性能なんですよね。
iPad Airでも動画編集はできるし、高度なイラストも描けます。ブラウジングもiPhoneと同じかそれ以上の速度ですよ。
M1チップは、十分性能がいいA14Bionicよりも”ほんの少しだけ”上回っているだけです。
M1チップの将来性に期待を寄せるかもしれませんが、「必要になったら買い換える」でいいと思います。
Apple製品はリセールバリューが高いで有名ですからね。
理由②:Touch IDのほうが使いやすい
Face IDも便利ですが、タブレットスタイルで使うならTouch IDのほうが使いやすいですよ。
Touch IDだと、いちいち画面を自分に向けなくていいからラクなんですよね。
たとえば、ベッドで寝転がりながら使うとき、ノールックでロックを解除できます。
あとは、マスクしながらでも使いやすいし、寝起きの超ブサイクな顔でもしっかり反応してくれます。
Face IDはキーボードと繋いでいるときでないと返って面倒なんですよ。
理由③:iPadで写真を撮ることがない
「iPad Proはカメラがすごい」と説明しました。
でも、そもそもiPadで写真を撮ることなんて滅多にないですよね。
少なくとも僕は、おじいちゃんおばあちゃんくらいしかiPadで写真を撮っている人を見たことがありません。
だいたいの人は、写真を撮りたかったらふつうにiPhoneで撮ると思います。
さらにいうと、超広角レンズやLiDARスキャナはiPhoneでも滅多に使いませんよね。
唯一「センターフレーム」だけは便利そうですが、価格差ほど価値はないと僕は感じます。
なので、iPadのカメラにこだわる必要はないですよ。
理由④:iPadで音にこだわることがない
スピーカーに関しても、iPadで映画や音楽を楽しむときは「イヤホン」か「外部スピーカー」に繋げるはずです。
YouTubeならそこまで音質を求めないだろうし、内蔵スピーカーにこだわる必要はありません。
そもそもiPad Airでもスピーカー性能は十分ですよ。
ちょっと動画を見たり、作業BGMを流す程度なら全然iPad Airのスピーカーでいけます。
理由⑤:60Hzでもストレスを感じない
iPad Proを選ぶ1番のメリットは「リフレッシュレートの高さ」かなと思います。
特にApple Pencilの追従性は素晴らしく、ノートを書いたり、絵を描いたりするなら魅力的に映りますよね。
しかし、iPad Airのリフレッシュレート(60Hz)も、別に不満を感じるほどではないですよ。
ぶっちゃけリフレッシュレートの違いは、ProとAirを横で比べないとわかりません。つまり、ふつうに書いてるだけではわかりません。
なので、無理してiPad Proを選ぶ必要はないですよ。
理由⑥:一般用途なら256GBあれば十分
ストレージ容量についても迷うかもしれませんが、ほとんどの人は「256GB」あれば使いきれないですよ。
2時間の映画なら1本あたり約5GBなので、50本くらいは保存できます。でも普段使いでそんなに保存しませんよね。
「もし足りなくなったら」と思うかもしれませんが、足りなくなったら『外付けストレージ』を使えばいいだけです。
ちなみに僕は「64GB」のiPad Airを使っています。
なので、迷っているなら『iPad Air』を買いましょう。
まとめ
- CPUが爆速
- Face IDを搭載
- カメラ性能がいい
- スピーカーの音がいい
- ProMotionテクノロジー
- ストレージ容量が多い
- A14Bionicもオーバースペック
- Touch IDのほうが使いやすい
- iPadで写真を撮ることがない
- iPadで音にこだわることがない
- 60Hzでもストレスを感じない
- 一般用途なら256GBあれば十分
そんなわけで、iPad ProとAirの違いは、ほとんどの人にとっては関係のない差です。
もちろんお金に余裕があるならiPad Proを選んだほうがいいのですが、無理して買うほどの性能差ではありません。
iPadはアクセサリーにもお金がかかるので、少しでも予算を抑えて、アクセサリーを充実させたほうがいいですよ。
iPad Airにおすすめなアクセサリーは以下の記事にまとめています。興味のある方は読んでみてください。
それではこのへんで。
さいごまで読んでいただきありがとうございます。