サブイヤホンのつもりだったけど…|SOUNDPEATS Air5 レビュー

「安かろう悪かろう」という言葉がありますが、最近は当てはまらないブランドが増えています。

SOUNDPEATS(サウンドピーツ)もそのひとつ。「低価格でも必要十分以上のクオリティー」と言えるイヤホンをいつも僕らに届けてくれます。

そんなSOUNDPEATSから新型ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Air5」が登場しました。

本製品は耳を圧迫しないインナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンでありながら、ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能で騒音を緩和できるのが特徴です。

前モデル「SOUNDPEATS Air4」も使用していましたが、今作は”使い勝手”が格段にレベルアップしています。ノイキャンの強力さ・タッチ操作のカスタマイズ性など、前作からの買い替えも十分ありな仕上がりです。

今回は製品をご提供いただけたので、実際に1週間ほど使用した感想をお伝えします。

kazu

正直、サブイヤホンとしての運用する予定でしたが、気がついたら1日の大半で使用するほど気に入っちゃいました。

Contents

SOUNDPEATS Air5 レビュー

SOUNDPEATS Air5

こちらが今回レビューする「SOUNDPEATS Air5」。

製品の特徴をまとめると以下の通りです。

  • 耳を圧迫しないインナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホン
  • ANC(アクティブノイズキャンセリング)搭載
  • Snapdragon Soundとハイレゾに対応
  • 最大30時間再生可能(本体のみ約6時間)
  • 最大2台のマルチポイント接続対応

最大の特徴は「インナーイヤー型×ANC搭載」という点ですね。

ANCは周囲の騒音を軽減してくれる機能です。半開放的なインナーイヤー型では効果のないように思えますが、実際に使用すると地味にありがたい機能でした。

また、高音質コーデック「Snapdragon Sound」に対応しているのもポイントです。僕はiPhoneしか持っていないので体感できていませんが、対応機器につなげばBluetoothでもCD音質をロスレスで再生できます。

インナーイヤー型のイヤホンで、ここまで音質や機能にこだわっている製品はなかなかありません。

kazu

1万円以下で買えるスペックとは思えない…笑

デザイン、めちゃめちゃ好みです

SOUNDPEATSの製品ってデザインも良いんですよね。

メッキ部分のくびれから溢れ出る”ラグジュアリー感”がたまりません。まさに曲線美。このデザインを見ているだけでハイボール4杯はいけます。

SOUNDPEATS Air5

ケースに入れた状態も美しい…。
開口部が大きいことで取り出しもしやすいです。

SOUNDPEATS Air5
SOUNDPEATS Air5

ケース自体はかなりコンパクトです。指紋がつきにくいマット仕上げなのもGOODですね。

マット仕上げなのは「ブラックのみ」です。

SOUNDPEATS Air5 カラー展開
出典:SOUNDPEATS

ちなみに、僕はブラックを選びましたが、ほかにも「ホワイト」「パープル」「ベージュ」のカラーバリエーションがあります。

kazu

女性へのプレゼントにも良いかもしれません。

フィット感も抜群
24時間つけっぱなしで生きたい

SOUNDPEATS Air5の装着シーン

SOUNDPEATS Air5は、その名のとおりフィット感が「空気」です。軽すぎて”耳にはめていることを忘れるレベル”。僕は何度もつけっぱなしでシャワーを浴びそうになったことがあります。

一応、IPX5の防水規格に対応しているので、少しシャワーを浴びた程度なら故障しないと思います。

前作のAir4も装着感抜群でしたが、今作も文句なしでした。

最近は「1日中何かしらの音楽を聴いている」という”イヤホン依存”の人も増えていますが、そんな人にぴったりな製品ですね。僕はバッテリーが許すかぎりずっとつけています。

また、個人差はあるかもしれませんが、ランニングくらいの運動なら耳から落ちることもなさそうです。

音質はそこそこ
でも、BGM用途なら十分

SOUNDPEATS Air5とSpotify

AACコーデックで聴いた際の感想です。

SOUNDPEATS Air5の音質は「ボーカルが聴きやすいクリアな音」という印象です。

低音はかなり抑えられていて、良くも悪くも聴き疲れしない音に調整されています。解像感や音の広がりはそこまでないので、ロック系には向かないかもしれません。

ただ、「1万円以下のインナーイヤー型イヤホン」と考えれば悪くない音作りです。特にインナーイヤー型で低音重視のモデルは”迫力のゴリ押し”で疲れやすいんですよね。なので、あえて低音を抑えているのは好感触です。

また、僕は作業中に「Lofi系」の音楽を流しているのですが、そういったBGMを聴くには文句なしの音です。没入感も得られますし、聴き疲れせず集中できるのが最高です。

kazu

前作よりも音質は良くなっています!

SOUNDPEATS Air5とイコライザー
SOUNDPEATS Air5とイコライザー

専用アプリ「PeatsAudio」を利用すれば、イコライザーで自由に音をカスタマイズできます。1万円以下でここまで充実しているのはすごいですよね。

ANCは前作よりも格段にレベルアップ

SOUNDPEATS Air5とアプリ

前作でも高評価をしたANC(アクティブノイズキャンセリング)。今作はさらにパワーアップしています。

耳を密閉しないインナーイヤー型なので無音空間を作り出せないのですが、ANCをオンにすることで「騒音の中でもしっかり音を聴ける状態」にできます。

僕はラジオを聴きながらウォーキングをするのが日課です。カナル型イヤホンだと…

「ANCをオンにすると周囲の音が消えすぎて怖い」
「でもオフにすると車の音でラジオが聞こえない」

と、困るシーンも多いのですが、SOUNDPEATS Air5では周囲の音を消しすぎず、ラジオの音もしっかり聴き取れるのでかなり便利なんですよね。

ほかにも自宅のエアコンやサーキュレーターの”ごぉぉぉぉお”という音がほとんど聞こえなくなります。荷物が届く日に”インターホンがなるまでイヤホンを使えない…”というストレスもなくなります。

前作では「なんとなく騒音がカットされている気がする」といったレベルでしたが、今作では「明らかに騒音が緩和されている…!」とわかるレベルまで進化していました。

kazu

カナル型とは種類の異なるANCですね。

タッチ操作がカスタマイズ可能になってる…!

SOUNDPEATS Air5とアプリ
SOUNDPEATS Air5とアプリ

前作Air4の大きな不満として挙げた「タッチ操作のカスタマイズ性」が、今作でしっかり改善されていました。

再生/停止、曲送り/戻し、音量調整、ANC切り替えなどが、専用アプリ「PeatsAudio」で自由にカスタマイズ可能になっています。

複数イヤホンを使っていても操作性を合わせられるので、煩わしさがなくなりました。

SOUNDPEATS Air5の気になる点は…

SOUNDPEATS Air5

SOUNDPEATS Air5を使っていて「ちょっと惜しいな…」と感じるのは、以下の2点です。

  • ワイヤレス充電に非対応
  • 前作よりケースがチープになった

ワイヤレス充電は価格の都合で削らざるを得ないのかもしれませんが、同価格帯で対応している製品もあるので今後に期待ですね。

また、個人的な好みの問題ですが、「ケースの見た目は前作のほうが好みだった」というのが本音です。

SOUNDPEATS Air4
旧作:SOUNDPEATS Air4

旧デザインのほうがラグジュアリー感があって好みでした。とはいえ、開口部が広くなったのは良アップデートです。

kazu

1万円以下のイヤホンと考えれば十分すぎます!

もはや、メインイヤホンになっています

SOUNDPEATS Air5

SOUNDPEATS Air5」は、長時間つけっぱなしでも疲れない、音質も没入感を得られるクオリティー、ANCが意外と使える…と、ながら聴き用イヤホンに最適な選択肢です。

正直、前作は音質面からサブイヤホンの枠で使用していたのですが、今作は音質面がけっこうアップデートされていて、最近はほとんどの時間をこのイヤホンで過ごしています。

kazu

じっくり音楽を聴きたいとき以外は、Air5のほうが疲れなくていいんですよね。

「そこそこ音質の良い”ながら聴きイヤホン”」を探しているなら、僕は自信を持って「SOUNDPEATS Air5」をおすすめします!

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