「iPadを中古で買うのはやめたほうがいい」と言われる5つの理由

最新のiPadはどんどん値上がりしており、ほしいと思ってもなかなか手を出しにくくなりました。

そんなiPad市場の状況から「中古なら買えそうだけど、やめたほうがいいかな…?」と迷う方も多いかもしれません。

結論からお伝えすると、iPadは中古で買っても問題ありません。むしろ最新型を買ってもオーバースペックなだけなので、中古で買うほうが賢いとも言えます。

というわけで、本記事では以下の内容を解説します。

本記事の内容
  • iPadを中古で買うのはやめたほうがいいと言われる5つの理由
  • iPadを中古で買うのは「全然あり」です
  • iPadを中古で買う際の注意点5つ
  • iPadの中古はどこで買うのがおすすめ?
  • 中古iPadのおすすめモデル3機種
kazu

僕はApple製品が大好きで、iPadの情報は10年以上常に追いかけています。

この記事を読み終えるころには、中古iPadを安心して買えるようになっているはずなので、ぜひ参考にしてください。

Contents

「iPadを中古で買うのはやめたほうがいい」と言われる5つの理由

「iPadを中古で買う」という行為にためらいを感じる方も多いかもしれません。

その理由は以下の5つではないでしょうか。

  • バッテリーが劣化している
  • iPadOSのサポート期間が短くなっている
  • Appleのメーカー保証が付けられない
  • スペックが古いため使いにくい
  • どのように使われたかわからない

順番に解説します。

①バッテリーが劣化している

中古でiPadを買う最大のデメリットは「バッテリーの劣化」です。

iPadに搭載されているリチウムイオンバッテリーは、使用するごとに最大容量が減っていきます。

バッテリー交換をすれば新品同様になりますが、交換するにも費用がかかりますし、店舗に持ち込むことが面倒に感じる方もいますよね。

②iPadOSのサポート期間が短くなっている

スマホ・タブレット・PCには「OSサポート期間」が設定されており、このOSサポート期間を過ぎるとアップデートができなくなります。

OSアップデートができなくなると、最新の機能やアプリが使えなかったり、セキュリティーに問題が発生したりするため、iPadを長く使いたい方は懸念材料になるかもしれません。

③Appleのメーカー保証が付けられない

Appleのメーカー保証は「新品購入から1年以内」の製品にしか付きません。

また、保証延長サービスのAppleCare+も「新品購入から30日以内」が加入条件であるため、中古のiPadは基本的にメーカー保証なしとなります。

僕自身、今までメーカー保証にお世話になったことはありませんが、万が一を考えると中古は怖いと感じる方も多いかもしれません。

④スペックが古いため使いにくい

当然ですが、中古のiPadはスペックが古くなります。

インターネットや動画視聴だけの使用なら気にならないかもですが、動画編集やイラスト作成などのクリエティブ作業をしたい方は「動作がカクつかないかな…」と心配かもしれません。

また、「これから長く使うなら最新スペックを買っておくべき」と考える方も多いかもしれませんね。

⑤どのように使われたかわからない

iPadの商品状態を気にする方もいるでしょう。

中古品には前所有者がいるわけですが、人によって使い方はさまざまですからね。

例えば、同じ年式のiPadでも「丁寧に扱われてきたもの」と「子供が乱暴に扱っていたもの」など、前所有者の使用環境によって商品状態が異なります。

傷や汚れの具合も個体差があるため、そこを気にする方も多いかもしれません。

iPadを中古で買うのは「全然あり」です

中古iPadは気になる点が多いかもしれませんが、僕は全然ありだと思っています。

その理由は以下の5つです。

  • iPadのバッテリー劣化は気にならない
  • iPadOSはサポート期間が長い
  • 中古ショップなら販売店保証が付く
  • 最新のiPadを買っても使いこなせない
  • iPadは保護して使う人が圧倒的に多い

順番に解説します。

①iPadのバッテリー劣化は気にならない

中古のiPadは少なからずバッテリー劣化がありますが、そこまで大きな問題ではありません。

理由は以下の3つです。

  • iPadは自宅で使うことが多い
  • 外に持ち出す際でも「モバイルバッテリー」を使えばいい
  • そもそもiPadの充電が切れても困ることはない

僕の主観的な意見なので例外もあるかもしれませんが、ほとんどの方はバッテリー劣化があっても気にならないのではないでしょうか。

また、バッテリーが劣化すると言っても「2〜3年で10%程度」です。

実際の声を集めてみました▼

という感じで、iPadはそこまでバッテリー劣化の早い端末ではありません。3〜4年前程度の型落ちモデルであれば不自由なく使えますよ。

②iPadOSはサポート期間が長い

iPadOSのサポート期間も心配かもしれませんが、大体7年くらいはサポートされます。

実際に、2024年最新のiPadOS 17の対象機種を確認してみましょう(参照:Apple公式サイト

iPadOS 17の対象機種
  • 12.9インチiPad Pro(第2世代以降)
  • 10.5インチiPad Pro
  • 11インチiPad Pro(第1世代以降)
  • iPad Air(第3世代以降)
  • iPad(第6世代以降)
  • iPad mini(第5世代以降)

この中で最も古いモデルは、2017年6月に発売された10.5インチiPad Proです。2024年現在でも最新OSにアップデートができるため、iPadのOSサポートは7年くらいあると見ていいでしょう。

また、iPadOSはサポート対象外になっても「セキュリティアップデート」は継続的に行われる傾向にあります(参照:Apple公式サイト)。

というように、iPadのOSサポート期間はかなり長いです。4〜5年前のモデルまでなら、中古でも全然快適に使えます。

③中古ショップなら販売店保証が付く

Appleのメーカー保証が付かない点を懸念する方もいますよね。

たしかに中古品で保証なしは少し怖い部分もあります。しかし、大手の中古ショップであれば「販売店保証」が付いてくるので安心ですよ。

例えば、イオシスなら3ヶ月間、GEO(ゲオ)なら30日間の販売店保証が付きます。

大手の中古ショップは検品もしっかりしてくれていますが、万が一、動作不良が発生しても保証期間内であれば全額返金・商品交換などで対応してくれます。

フリマサイトから購入すると保証が付かないため不安かもしれません。でも大手の中古ショップから買うのであればリスクなしです。

④最新のiPadを買っても使いこなせない

「どうせ買うなら最新スペックを…」という気持ちもわかりますが、ほとんどの人は使いこなせません。

実際、Web閲覧や動画視聴、ゲームはiPhoneでも十分快適にできますよね。iPadには同等以上のチップが搭載されているため、多少古くてもストレスは感じません。

YouTubeのレビューを見ると「動画の書き出しが30秒も早い!」「めちゃサクサク!」などと言われていて惹かれるかもしれませんが、数秒早くなっても生活はほとんど変わりません(SNS見たり、ぼーっとする時間が増えるだけです笑)。

もちろん、動画編集やイラスト作成を仕事レベルでこなしている方は、最新モデルを買ったほうがいいかもしれません。

でもほとんどの人は中古で安く手に入れて、その浮いたお金で「アクセサリー」を買ったほうが有意義では…?と僕は思います。

⑤iPadは保護して使う人が圧倒的に多い

傷や汚れなどの商品状態もそこまで気にするものではありません。

というのも、iPadはケースやフィルムで保護しながら使う人がほとんどからです。つまり、iPadは中古でも新品同様に綺麗な状態で売られている場合が多いんですよね。

特に「イオシス」や「GEO(ゲオ)」では、iPadの状態をランク付けして販売しています。上位ランクを選べば新品に近いiPadを安く買えるので、中古でも所有欲は満たせますよ。

iPadを中古で買う際の注意点

iPadを中古で買う際は、以下の5つに注意してください。

  • なるべくフリマサイトからは買わない
  • 最新iPadOSの対象機種を確認する
  • Wi-Fiモデルかセルラーモデルか確認する
  • ストレージ容量を確認する
  • 商品状態を確認する

順番に解説します。

①なるべくフリマサイトからは買わない

iPadを中古で買うのは全然ありですが、フリマサイト(メルカリや楽天ラクマなど)から買うのはやめたほうがいいです。

フリマサイトは保証が付いてきませんし、素人出品者や悪徳出品者によって粗悪品をつかまされる可能性もあります。

例えば、こんなiPadを買ってしまうかもしれません▼

  • 動作不良を隠している
  • 実物とモデルが異なる
  • アクティベーションロックの解除忘れで使えない

特に個人間取引で多いトラブルが「アクティベーションロックの解除忘れ」です。盗難防止のような機能であるため、そのiPadにログインしている本人しか解除ができませんし、解除するまで第三者は使用不可となります。

一応、遠隔操作で解除もできるのですが、取引相手と連絡がつかなければ一生iPadを使えません。「面倒だし自分はもう売ったから関係ないや」と放置される可能性も十分にあり得ます。

しかも、フリマサイトは取引でトラブルが生じても「基本は当事者同士で解決してください」というスタンスなので、運営に連絡しても当てになりません。

中古とはいえ、iPadは数万円する高価な買い物です。万が一のトラブルを考えると、大手の中古ショップから買うのが無難と言えます。

②最新iPadOSの対象機種を確認する

iPadはOSサポート期間が長いとお伝えしましたが、あまりにも古すぎるモデルを選ぶのとOSサポート対象外になっている(または直近で対象外になる)可能性があります。

iPadがOS対象外になるデメリットは、以下のとおりです。

  • 最新機能使えなくなる
  • アプリが開かなくなる可能性がある
  • 情報漏洩や不正利用のリスクが高まる

iPadOSは7年くらいサポートされるのが一般的ですが、それはあくまでも今までの傾向でしかありません。

突然サポート終了する機種もあるかもしれないので、購入前に最新iPadOSの対象機種を確認するようにしましょう。

iPadOS 17の対象機種
  • 12.9インチiPad Pro(第2世代以降)
  • 10.5インチiPad Pro
  • 11インチiPad Pro(第1世代以降)
  • iPad Air(第3世代以降)
  • iPad(第6世代以降)
  • iPad mini(第5世代以降)

③Wi-Fiモデルかセルラーモデルかを確認する

iPadには「Wi-Fiモデル」と「セルラーモデル(※)」があります。

※セルラーモデル=Wi-Fi + Cellularモデルの略称です。

Wi-Fiモデルとセルラーモデルの違いは「通信方式」です。セルラーモデルはSIMカードを挿せるため、iPhoneのようにどこでも通信ができます。

「Wi-Fiモデルで十分なのにセルラーモデルを買って損した…」「セルラーモデルがほしかったのにWi-Fiモデルを買ってしまった…」という失敗はあるあるなので注意してください。

ちなみに、どちらを買うか迷うなら「Wi-Fiモデル」でOKです。セルラーモデルはスマホ感覚で使えて便利ですが、大半はフリーWi-Fiかテザリングで済みます。

④ストレージ容量を確認する

iPadにはストレージ容量(データを保存できる容量)の選択肢もあります。

「安いと思ったら容量が少ないモデルだった…」という失敗もあるあるなので注意してください。

ただ、iPadは容量の少ないモデルでも意外と困りません。今はiCloudやGoogleドライブといったクラウド上にデータ保存ができるサービスがありますし、外付けSSDで容量を拡張することもできます。

実際、僕は64GBのiPad Airを使っていますが、不便を感じたことは一度もないです。

⑤商品状態を確認する

これは説明不要かもしれませんが、商品状態も忘れずにチェックしましょう。

同じモデルや価格の商品でも、傷や汚れは個体差がありますからね。また正常に動作をするかも確認しないと痛い目にあう可能性があります。

特にフリマサイトで買う際は、出品者に細かく質問をしてから購入するようにしましょう(基本は中古ショップから買うのがおすすめです)。

すでにお伝えしましたが、「イオシス」や「GEO(ゲオ)」では、iPadの状態をランク付けして販売しています。プロが細かく確認作業をしてくれているので、安心したい方はぜひチェックしてみてください。

iPadの中古はどこで買うのがおすすめ?

何度もお伝えしていますが、iPadを中古で買うなら「イオシス」や「GEO(ゲオ)」といった大手の中古ショップがおすすめです。

  • 販売店保証が付いてくるためリスクがない
  • プロが検品やクリーニングをしてくれている
  • 商品ランク付きなのでオンラインでも買いやすい

このように、大手中古ショップであれば「中古でもリスクなし」で購入できます。

特にイオシスは販売店保証が3ヶ月(GEOは30日間)とかなり長いので積極的に狙ってみてください。

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中古iPadのおすすめモデル3機種

2024年に狙い目な中古iPadは、以下の3機種です。

それぞれどんなiPadか解説します。

①iPad Air(第4世代)【コスパ抜群】

とにかくコスパの良いモデルを求めているなら、iPad Air(第4世代)がおすすめです。

2020年発売なので、今購入しても3年以上はストレスなく使える性能があります。

MacBookと同じチップ(M1)を搭載したiPad Air(第5世代)も魅力的ですが、プロレベルの動画制作・イラスト制作をしない方にはそこまでの性能は必要ありません。

Apple Pencil(第2世代)に対応していたり、フルラミネーションディスプレイで綺麗な画面を楽しめたり、「ほぼProモデル」と言っても過言ではないモデルです。

②iPad mini(第6世代)【電子書籍】

電子書籍やWeb閲覧がメインの利用用途なら、iPad mini(第6世代)がおすすめです。

8.3インチサイズが電子書籍やWeb閲覧をするのにちょうど良く、片手でも扱える、パソコンと一緒に持ち運んでも苦にならないのが魅力です。

Apple Pencil(第2世代対応)、フルラミネーションディスプレイ、USB-C端子搭載と「iPad Airの小型モデル」といった位置付けになっているため、ファンの多いモデルでもあります。

ちなみに、iPad Airと迷う場合は「外に持ち運ぶ頻度」で決めるといいです。

③iPad Pro 12.9インチ(第5世代)【お絵描き】

お絵描きをメイン用途で考えているなら、iPad Pro 12.9インチ(第5世代)がおすすめです。

本格的にお絵描きをする方は、11インチサイズだと画面の移動や拡大縮小が地味にストレスとなります。なので、絵を描くことが多いなら12.9インチがおすすめです。

また、本機はMacBookにも搭載される「M1チップ」のモデルなので、重い作業にも耐えるスペックを誇っています。お絵描きは処理速度が求められることも多いため、本気を選んでおくといいでしょう。

まとめ:iPadは中古で買うほうが賢いかも…

最後まで読んでいただきありがとうございます。

「iPadを中古で買うのはやめたほうがいいのか」について解説しました。

本記事の要点をまとめると、以下のとおりです。

  • iPadは中古でも十分使える
  • OSサポートも7年くらいある
  • 大手中古ショップなら「リスクなし」で買える

最近のiPadはハードが進化しても、アプリが追い付いていない印象です。

無理して最新型を購入しても性能を持て余すだけなので、iPadは中古で買って、浮いたお金でアクセサリーを充実させるほうが満足できるはずですよ。

というわけで、ぜひ自身に合ったモデルを選び、iPadライフを楽しんでください!

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