ミニマリストに合うPCリュックないかな。
そんな気持ちから見つけたのが「Able Carry Thirteen Daybag」です。
14インチまでのノートPCを身軽に持ち出せるサイズと機能を備えており、「荷物が少ないけどリュック(バックパック)で移動したい」という方にはドンピシャな製品になっています。
今回、自腹購入をするほどかなり気に入りましたので、ちょっと紹介します。
MacBook+αにぴったりなリュック
そもそも、なぜこのThirteen Daybagを買ったのか?
…というと、MacBookとちょっとした小物を持ち運ぶときのリュックがほしかったんですよね。
僕はトートバッグやブリーフケースといった”片手がふさがる系のカバン”はあまり好きじゃないんですよ。
また、ショルダーバッグもMacBookを入れると肩の負担がすごくてやめた経緯があります。
だから、普段MacBookと小物しか持ち歩かないのにバックパックを背負って出かけていました。
でもほとんど荷物が入ってないのに、MacBookのためだけに大きいバックパックを背負うのはなんかモヤっとしてたんですよね。
電車やバスの中ではちょっと邪魔になるし、小物類を取り出すときも奥底から取り出す感じになるし…。
アークテリクスのグランヴィル16を愛用していたのですが、16Lの小ぶりサイズでもパソコンと小物だけを持ち運ぶにはオーバースペックでした。
そんなこんなで、結構前から「もっと小さいバックパックでも十分かも」とダウンサイジングを検討していたんです。
ただ、16L以下のバックパックって需要があまりないせいか「安っぽいもの」しかないんですよ。
デザイン的にもそうですが、ショルダーベルトの縫製が甘かったり、PCポケットにクッションがなかったり。
サブバッグならいいのですが、僕はメインでガッツリ使いたいので、なかなか琴線に触れるものが現れなかったんですよね。
Able Carry Thirteen Daybagを知る
そんなときに見つけたのが、Able Carryの「Thirteen Daybag」です。
ネットを徘徊しているときに発見して、「これだ!」となりました。
Able Carryは2018年に生まれた香港のバックパックブランドです。
正直、今までまったく知りませんでしたが、クラウドファンディングで成功を収めたすごいブランドみたいですね。
で、早速購入しようと試みるわけですが、なんと在庫がありませんでした。
「マジかよ」と思いましたが、1ヶ月くらい待っていたら「アップデートして登場!」という案内が。
そんなわけで、アップデートして帰ってきた「Thirteen Daybag 2024」を購入しました。
ちなみに、製品の全容を知りたい方は以下の動画がわかりやすいです。
身軽に移動できてテンションが上がる
お待たせしました。お待たせしすぎたかもしれません。
ここから「Thirteen Daybag 2024」のレビューをしていきます。
今回僕が選んだのは「X-Pac素材」の「ブラックカラー」です。
- 素材:X-Pac
- 容量:13L
- 重量:690g
- 寸法:高さ45 x 幅27 x 奥行き17 cm
- 対応デバイス:14インチPC、11インチタブレットを収容可能
まず感動したのが、予想どおり「めっちゃコンパクト」というところ。
カフェのテーブル下、サウナのロッカーにも、スッと入るので気持ちがいいですね。
また、Thirteen Daybagはハンドルがしっかりしているので「ブリーフケース」としても使えます。
汗をかく夏にはかなり重宝しそうですし、ミニマリスト的にもひとつのカバンで2役をこなせるのは嬉しいポイントです。
さらに、思わず唸るほど感動したことがありまして、それが「背負い心地」です。
Able Carryの製品は「無重力バックパック」と言われているのですが、正直そこまで感動するポイントではないと思っていました。
というのも、今まで使用していたアークテリクスのバックパックも背負い心地は抜群だったからです。
しかし、実際にThirteen Daybagを背負ってみたら「おおぉぉぉお…!」と思わず唸ってしまいました。
これ、大袈裟じゃなくて本当に「あれ?パソコン入れるの忘れたかも!」と焦るほど軽いんですよ。
アークテリクスのグランヴィル16でも十分な背負い心地でしたが、明らかに違いを感じました。
なぜそんなに背負い心地がいいのか?というと、「Aフレーム」という独自機構がミソみたいです。
Able Carryのバックパックは、ショルダーハーネスがバックパックパックの底面までつながっています。
その機構のおかげで荷物を下から支える力が働き、重さを軽減するとのことです。
また、ショルダーハーネスがかなり太くしっかりしているのもポイントでしょう。
こういったコンパクト系のバックパックって、ショルダーハーネスが細く安っぽいものが多いです。
しかし、Thirteen Daybagには「30Lの大容量モデルと同じ」ハーネスが使用されているんですよ。
そのため、パソコン+タブレットのような重い荷物を入れても、肩への負担が少ないんですよね。
とにかく今までより明らかに身軽に移動できるようになったし、「無重力バックパック」は決して言い過ぎではないと思いました。
ちなみに、ハーネスの縫製はしっかり重点的にされてあります。
小さいバックパックは荷物が重いとハーネスがちぎれる…なんてのがあるあるですが、Thirteen Daybagは安心ですね。
ポケットが豊富でごちゃごちゃしない
Thirteen Daybagはポケットの数が多いのも魅力です。
13Lのコンパクトリュックですが、上手く整理すれば1~2泊くらいの荷物も入ってしまいます。
「どこに何を入れようかな〜」と考えるのも結構楽しいです笑
では実際に各ポケットを見ていきましょう。
- フロントポケット
- ボトルポケット
- 背面ポケット
- メインポケット
- サイドポケット×2
- ファスナーポケット
- パソコンポケット
- タブレットポケット
- 隠しポケット
- カードポケット
①:フロントポケット
前面にはわりと広めなポケットがあります。
手元にないため憶測ではありますが、iPad miniや書籍も入りそうです。
僕はここにスマホやイヤホン、ハンカチやティッシュを収納してすぐに取り出せるようにしています。
ちなみに、キーストラップは取り外し可能となっており、ユーザーの利便性を考えてくれてるな〜とちょっと感動しました。
②:ボトルポケット
ここにはドリンクを収納できます。
メインポケットの荷物次第にはなりますが、500mlのペットボトルもスッと入りますね。
また、ペットボトルを収納した後、上のフラップを被せれば完全に隠すことができます。
地味ですが、ミニマルさへのこだわりを感じられますよね。
ちなみに、このボトルポケットには「iPhone 15 Plus」も入ります。
③:背面ポケット
背中側にもポケットがあります。
ここには財布を入れておくとセキュリティ面で安心ですね。
中身は反対側まで広がっているので「長財布」も入ると思います。
④:メインポケット
メインポケットです。
こうして見ると13Lでも結構広いですよね。
ちなみに内側には「リップストップナイロン」という引き裂きに強い素材が採用されています。
バックパックの内側ってポリエステルのような安価な素材が使われがちですが、Able Carryは妥協が一切ありません。
シンプルに開いたときのビジュアルもいいので、使っていてテンションが上がりますね。
あ、言い忘れていましたが、ファスナーは「YKK製」です。
YKK以外のファスナーだとすぐに壊れるので、このあたりも安心ですね。
⑤:サイドポケット×2
メインポケットの両サイドには伸縮性のあるポケットがあります。
シンプルに折りたたみ傘や水筒を入れるのも良し、イヤホンやサングラスなどの小物類を入れるのも良しと結構自由に使えます。
また、使わないときは端にペターっと寄せられるので、空間の自由度もかなり高いです。
⑥:ファスナーポケット
メインポケットの裏側にもポケットがあります。
ファスナー付きなので、イヤホンや目薬といった細かいものを入れておくと便利ですね。
ちなみに、ここにもキーストラップを付けられます。
⑦:パソコンポケット
パソコンポケットには「14インチまで」入ります。
M2 MacBook AirをPCケースに入れた状態でもスッと収納できました。
僕はスタンドも兼ねてるためPCケースに入れていますが、底面が浮いてるし、裏地は起毛なのでそのまま入れても大丈夫ですよ。
ちなみに、「サイズがギリギリでPCを取り出しにくそう」なんて思っていませんか?
Able Carryはそのへんも考えられていて、PCを取り出すときは背面を曲げればOKです。
この機構のおかげで荷物をパンパンに詰めていても楽々PCを取り出せるし、雨からPCを守ることもできます。
⑧:タブレットポケット
Thirteen Daybagにはタブレットポケットもあります(11インチまで収納可能)。
こういったコンパクトリュックって”PCポケットだけ”なものが多いので珍しい作りですね。
MacBookとiPadと一緒に入れても傷の心配をしなくていいので、ノマドワーカー的には嬉しいポイントではないでしょうか。
もちろん、横にはApple Pencilを収納できるポケットもあります。
⑨:隠しポケット
実はメインポケット上部にもポケットがあるんですよ。
「こんなの気がつかないよ」と思うところですが、そこがたぶん狙いで「紛失防止タグ」を入れると良さそうです。
もしリュックを盗まれても、このポケットを見つける犯人は少なそうですしね。
ちなみに、セキュリティつながりでいうと、メインポケットのファスナーは側面のループに通すことで簡単に開けられなくなります。
⑩:カードポケット
ポケットはまだ残っていて、なんとショルダーベルトにもモノが入ります笑
Suicaや定期券なんかを入れておくと便利かもしれません。
ちなみに、AirPods Proも入ります。
Thirteen Daybagはどれくらいものが入る?
Thirteen Daybagはポケットが豊富なので、13Lとはいえ工夫すれば意外と収納できます。
実際、2泊3日出張を想定してパッキングしてみました。
- ノートPC(13インチ)
- ワイヤレスイヤホン
- 財布
- キーケース
- 手帳
- ボールペン
- エコバッグ
- ハンカチ
- 折りたたみ傘
- ガジェットポーチ
→充電器・ケーブル - 衣類ケース
→Tシャツ・パンツ・靴下(2セットずつ)
って感じで「ファスナーがきつい…」なんてこともなく楽々詰めることができました。
長期の旅行のときは紙袋やスーツケースを併用すれば良さそうだし、ミニマリストならメインリュックとして十分使えます。
こんな小ぶりなリュックで旅行にも行けるのはワクワクしますよね。
ちなみに、衣類はHOLICCの「PackBag+」という圧縮ケースに入れると荷物をスッキリさせられます。
実際に使用して気になったところは?
Thirteen Daybagの微妙な点をあげると…
- 背面がメッシュじゃない
- ペンホルダーが少し狭い
この2点ですかね。
背面についてはX-PACがそのまま採用されています。
X-PACは防水性に優れているため汗をかいても気にならないかもですが、夏に背負うと通気性のなさが不快感にならないか心配ですね。
まぁ背中に密着しないようにベルトを調節したり、ハンドルを持ってブリーフバッグのように使えば問題ない気もしますが。
ペンホルダーももう少し余裕があればいいなと思いました。
おそらくApple Pencilを想定して設計されてあるのだと思いますが、ボールペンを差すには若干窮屈です。
なので僕はタブレットポケットにそのまま挿しています。
とはいえ、デメリットはそれくらいです。
ノマドワークをさらに楽しく
最後まで読んでいただきありがとうございます。
Able Carry Thirteen Daybagのレビューをしてみました。
魅力をもう一度まとめておきます。
- 13Lの容量で取り回しが抜群にいい
- ポケットが豊富で細かく整理できる
- 妥協のない作り込みで安心して背負える
Thirteen Daybagは「ハマる人にはハマる」という言葉がピッタリなバックパックです。
価格が2.5万~3.3万円と高価ではありますが、正直このサイズでここまで作り込みが洗練されている製品はほかにありません。
僕自身、Thirteen Daybagを使い始めてから「もっといろんな場所に行きたい」という思いが強くなりました。
これからはこのバッグとともにノマドワークをさらに楽しみたいと思います。