読書って意味ない気がするなぁ。読んでもすぐに内容忘れるし時間の無駄じゃない?最近はYouTubeでも勉強できるしネットで十分な気がしてきたなぁ…。読書のメリットって何かあるの?
こういった疑問にお答えします。
本記事の内容
- 読書は意味ないと言われる5つの理由に反論する
- 読書の効果を大幅にアップさせる3つのポイント
人生をより良いものにするためには読書が欠かせません。
しかし、「本を読んでも意味ない」という声がかなり多いんですよね。
そこで、毎日欠かさず読書をしている僕が、世の中の読書不要論について反論していきます。
この記事を読めば、読書の重要性がわかり、今すぐ本を読みたくなるでしょう。
読書は意味ないと言われる5つの理由に反論する
読書をしても意味ないと言われる理由は以下の5つ。
- ネットにある情報で十分
- 本の内容が頭に残らない
- 読書よりも行動するべき
- 人生の成功に興味がない
- 同じような本ばかりある
こういった理由で「読書は意味ない」とよく言われますが、実際はそんなことありません。
順番に反論していきます。
①:ネットにある情報で十分
「インプットはネットの情報で十分」という意見について。
たしかに、今はネット検索をすれば簡単に情報が手に入ります。
ブログを読めば要約した情報が手に入るし、YouTubeは流し聞きできるから楽ですよね。
しかし、ネットは断片的な情報しか得られないのが弱点です。
断片的な情報とは、本の目次をひとつひとつに分けたイメージで、つまり全体像が把握しにくいんですよね。
そのため、ネットで情報収集をすると「何を検索すればいいんだろう?」という状態に陥りがちです。
本だと体系的に学べる
一方で、本は情報が体系的にまとまっています。
ネットと違って、読者がわかりやすい順番で書かれているので知識の吸収も早いです。
ページをめくるたびに「初級編→中級編→上級編」と進んでいくほうがわかりやすいですよね。
ネットは情報をライトにまとめたほうがウケがいいので、どうしても薄いコンテンツになってしまいます。
1万文字のブログとか、1時間のYouTube動画とかあっても見ますか?僕はスルーしちゃいます。
だから発信者もそういうコンテンツは作らないんです。
本は情報の信憑性も高い
情報の信憑性も本のほうが高いといえます。
- 本:出版社によるチェックが入る
- ネット:個人で自由に発信できる
このように、本に書かれてある情報のほうが信憑性は高そうですよね。
「書籍代がもったいない」と感じるかもですが、嘘の情報を掴まされて時間を無駄にするほうがよっぽどもったいないと思います。
なので、基礎知識を学ぶとき、僕はネットではなく本を読むようにしています。
②:本の内容が頭に入らない
「本を読んでも1週間後には内容を忘れている」という意見について。
たしかに、読書をしても頭に入らないなら時間の無駄ですよね。
しかし、読書はすべての内容を覚えなくてもOKです。
読書は「たった1行」を探す作業
読書をすると「少しでも多くの知識を吸収しよう」と思うかもですが、そんなに気負う必要はありません。
宝探しと同じで、読書は「価値ある1行=宝」を探すための作業です。
たとえ1行しか頭に残らなくても、その1行で自分の思考や行動が変わったなら、それだけで読んだ価値はあると思いませんか?
なので、無理に多くを覚えようとしないで大丈夫です。
③:読書よりも行動するべき
「読書する時間があるなら行動したほうがいいんじゃない?」という意見について。
たしかに「経験は学問に勝る」とも言われるとおり、経験値を増やしたほうが学びは多いでしょう。
しかし、行動をするためには情報が必要不可欠です。
情報がないと行動できない
たとえば、新しいiPhoneが発表されたとき。
情報を一切遮断していると「買おうかなぁ」と悩むことすらありませんよね。なぜなら発表されたことを知らないから。
また、買うにしても「どこで買えるのか」を知らないと買いに行くこともできません。
このように、人間は情報がないと行動につながらないんですよ。
情報がないと「知っている範囲内のみ」の行動になります。
なので、読書をして新しい情報を得ることも大事というわけです。
④:人生の成功に興味がない
「人生の成功に興味ないから読書する必要がない」という意見について。
「成功したいなら読書をしろ」と言われると、このように思う人もいますよね。
しかし、人生の成功に興味がない人であっても、ビジネス書や哲学書は読む価値ありますよ。
ビジネス書や哲学書は「意識に高い人」でなくても役に立つ
たとえば以下。
- なんとなく元気が出る
- 日常の考え方が変わる
- 悩みごとが少なくなる
ビジネス書や哲学書を読めば、さまざまな人の価値観や人生に触れられます。
すると、自分も何かやってみたくなったり、異なる視点で物事を見れるようになったり、悩みごとの解決策がわかったりするんですよね。
僕自身も人生なんて適当に過ごせればいいと思っている人間ですが、いろいろな価値観に触れるのが楽しいので本を読んでいます。
なので、読書は「意識高い系」でなくても役立ちますよ。
⑤:同じような本ばかりある
さいごは「同じような本ばかり読んで意味あるの?」という意見について。
たしかに、切り口を変えているだけで「結局言ってること同じじゃん」という本は多いです。
しかし、同じような内容でも読む価値はあります。
理由は以下のとおり。
- 自分の状況が変わると刺さる文章が変わる
- 切り口や伝え方で理解のしやすさが変わる
- 繰り返し読むことで知識が確実に定着する
ラーメンを食べるにしても、同じ醤油ラーメンとはいえ、店によって若干味が違いますよね。
本も刺さる文章はその時々で変わります。
読書の効果を大幅にアップさせる3つのポイント
読書をしても意味がないと思う人は「読み方」を間違えているだけです。
以下の3つを意識して読めば、必ず効果を実感できますよ。
- 目的を決めてから読む
- 興味のある章から読む
- メモを取りながら読む
順番に解説します。
①:目的を決めてから読む
本を読む前に「この本からなにを学ぶのか?」という目的を決めましょう。
目的を決めることで、本の内容が頭に入ってきやすくなるからです。
たとえば、自己啓発なら「行動するためのエネルギーを得たい」、文章術の本なら「読まれる文章の書き方を学びたい」みたいな感じ。
もちろん娯楽目的なら「娯楽のため」でもOKです。
目的が明確なほうが「なんとなく人気だから読んでみるか」という動機よりも有意義な読書時間になりそうですよね。
ちなみにこれは「カラーバス効果」というもので、あるひとつのことを意識すると、それに関する情報が無意識に集まってきます。
占いで「今日のラッキーカラーは黄色」といわれたら1日中、黄色いものが目に飛び込んできた経験ないですか?
それと同じで、目的を決めてから読書をすると必要な情報が頭に入りやすくなります。
②:興味のある章から読む
読書効果を高めたいなら、1ページ目から読まないで、まずは目次を見て興味のある章から読むのがおすすめです。
なぜなら、読書のモチベーションが最も高いのは本を手に取った瞬間だから。
食事も空腹時に食べる料理が1番美味しいですよね。前菜ばかり食べてメインディッシュ前にお腹いっぱいになるのはもったいないので早めにいただきましょう。
③:メモを取りながら読む
よく聞くことかもしれませんが、メモを取りながら読むと効果倍増するのは間違いありません。
なぜかというと、メモを取ることで「能動的な読書」となって集中力が上がるからです。
メモを取らないと、ただ文字を追うだけの「受動的な読書」となってしまいます。これでは眠くなるし内容が頭に入ってきにくいですよ。
「この知識使えそうだな!」「この文章いいな!」といったところに線を引くだけでも構いません。
とにかくペンを持って能動的に読書をすることが大切です。
ちなみに僕はiPadで読書をしています。
まとめ:「読書は意味ない」と感じるのは勘違いですよ
- ネットにある情報で十分
→本は知識を深く理解できる - 本の内容が頭に残らない
→1つでも実践できれば十分 - 読書よりも行動するべき
→知らないと行動すらできない - 人生の成功に興味がない
→知識があれば人生を楽しめる - 同じような本ばかりある
→今までと違う視点で読める
- 目的を決めてから読む
- 興味のある章から読む
- メモを取りながら読む
さいごまで読んでいただきありがとうございます。
「読書は意味ない」といわれる理由に反論をする回でした。
「読書は意味ない」と思ってしまうのは、基本的に勘違いです。ちゃんとした方法で読書をすれば必ず効果を実感できますよ。
というわけで、この記事を機会にぜひ読書を始めてみてください。