生きるのが楽になった。僕の人生を変えた4冊の本

この本に出会って、生きるのが楽になったなぁ。

最近、昔に読んでいた本をあらためて読み返しているのですが、そうしみじみ思うことがあります。

今でこそ、それなりに充実した毎日を過ごせていますが、昔の僕は「こうしなければいけない」に縛られて、生きづらさを感じていたんですよね。

  • もっとお金を稼がなければいけない
  • あらゆる人から認められなければいけない
  • 周りと同じように生きなければいけない

そうやって、知らず知らずのうちに、自分で自分の肩に荷物を載せていました。正直、生きるのがしんどかったです。

今回は、そんな僕の人生を変えてくれた4冊について、当時の自分と、そこから起きた変化を振り返ってみたいと思います。

Contents

嫌われる勇気

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昔の僕は、人からどう思われるかをかなり気にしていました。

「これを言って機嫌が悪くなったら……」
「変な人だと思われそうだから……」

仕事では上司に嫌われるのが怖いから、本音を言いたくても黙っておくしかない。私生活でも、相手に嫌な思いをさせないように自分が我慢する。

本当は行きたくない誘いも断れないし、意見を求められても、周りと違うことを言うのが怖くて、思ってもいないことを答えてしまう。

常に「他人の評価」を最優先に考え、嫌われないようにビクビクしていたので、一日の終わりにはいつもドッと疲れ果てていました。

そんな対人関係に怯えていた僕を大きく変えてくれたのが、岸見一郎さん・古賀史健さんの『嫌われる勇気』です。

アドラー心理学を哲学者と青年の対話形式で紐解いていく本なのですが、僕が特に心に残ったのが「課題の分離」という考え方でした。

自らの生について 、あなたにできるのは 「自分の信じる最善の道を選ぶこと 」 、それだけです 。
一方で 、その選択について他者がどのような評価を下すのか 。これは他者の課題であって 、あなたにはどうにもできない話です 。

引用元:嫌われる勇気

他者の課題に介入すること、他者の課題を抱え込んでしまうことは、自らの人生を重く苦しいものにしてしまいます。
もしも人生に悩み苦しんでいるとしたら——その悩みは対人関係なのですから——まずは、「ここから先は自分の課題ではない」という境界線を知りましょう。そして他者の課題は切り捨てる。それが人生の荷物を軽くし、人生をシンプルなものにする第一歩です。

引用元:嫌われる勇気

自分がどう生きるかと、それを相手がどう評価するかは、別問題。この考え方を知ったとき、「なるほど」と思いました。

たしかに、どれだけ相手のことを考えて行動しても、その人が自分をどう思うかまではコントロールできませんよね。

たとえば、上司を持ち上げることに対して、「気遣いができるやつだ」と喜ぶ人もいれば、「ゴマすり野郎だな」と不快感を覚える人もいます。

空気を読まない発言をした場合でも、「変な人だ」とネガティブに捉える人もいれば、「自分軸を貫いていてかっこいいな」と評価する人もいます。

同じ行動でも、それをどう受け取るかは相手次第です。

それなのに、昔の僕はコントロールできない「相手の感情」にばかり神経をすり減らしていました。相手の課題にまで勝手に足を踏み入れ、一人で疲れていたわけです。

もちろん、今でも人から嫌われるのは怖いです。できれば、誰からも嫌われたくありません。そんな僕に、さらに刺さったのがこの言葉でした。

悲しいときには、思いっきり悲しめばいいのです。
痛みや悲しみを避けようとするからこそ、身動きが取れず、誰とも深い関係が築けなくなるのですから。

引用元:嫌われる勇気

どれだけ嫌われないように振る舞ったところで、誰かに嫌われる可能性をゼロにはできません。

だったら、嫌われることを恐れて自分を押し殺すよりも、自分らしく生きることを選んだほうがいい。

そう思えるようになっただけで、少しずつ人間関係に疲れなくなっていきました。

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チーズはどこへ消えた?

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最も有名な自己啓発本といっても過言ではない、スペンサー・ジョンソンさんの『チーズはどこへ消えた?』。

この本は、僕が大企業の安定した環境を捨て、フリーランスになる決断をするうえで、大きな影響を与えてくれた一冊です。

当時の僕は、愛知県の自動車メーカーで働いていました。大きな会社でしたし、待遇も悪くない。周りから見れば、わざわざ辞める理由なんてないような環境だったと思います。

それでも、毎日のように「辞めたい」と思っていました。

仕事に行くのが嫌で、朝起きるのが憂鬱になる。会社に着けば「早く帰りたい」と思い、家に帰れば「明日も仕事か……」と考える。そんな毎日を過ごしていたのを覚えています。

  • 「せっかく大企業に入ったんだから、辞めるのはもったいない」
  • 「フリーランスなんて不安定だし、うまくいかなかったらどうしよう」
  • 「会社員に戻るにしても、今の環境より悪くなったら嫌だな」

辞めたい。でも、今の安定も手放したくない。そんな僕に、変化を受け入れることの大切さを教えてくれたのが『チーズはどこへ消えた?』でした。

「その物語のおかげで、変化に対する見方が変わったんだ――変化とは、何かを失うことだと思っていたのが、何かを得ることなのだ、とね。

引用元:チーズはどこへ消えた?

本書における「チーズ」とは、僕たちが人生で求めるものの象徴です。収入、地位、暮らし。人によって求めるチーズは違うでしょう。

物語の中では、そんなチーズを求めて迷路を進む2匹のネズミと2人の小人が登場します。

4人は苦労の末、たくさんのチーズが置かれた場所を見つけます。そして、毎日そこへ通うようになる。

ところがある日、いつもの場所からチーズがなくなってしまいます。

そこで、「なぜなくなったんだ」と立ち止まる小人たちと、「新しいチーズを探そう」と動き出すネズミたち。その対比が描かれています。

まさに「大企業の安定」という過去のチーズにしがみつき、立ちすくんでいた僕の背中を強力に押してくれたのが、作中に登場するこの文章でした。

ホーはその暗い小路を見やり、恐怖を感じた。先に何があるのだろう?何もないのか?それどころか、危険が待ちかまえているのではないか?ありとあらゆる恐ろしいことが頭に浮かんだ。死ぬほど怖かった。

それから、彼は苦笑した。恐怖のせいで悪いほうに考えるのだと思った。そこで、もし恐怖がなければすることをした。新しい方向に進んだのである。

引用元:チーズはどこへ消えた?

ホーはあらためて思った。人が恐れている事態は、実際は想像するほど悪くはないのだ。自分の心の中につくりあげている恐怖のほうが、現実よりずっとひどいのだ。

彼自身、新しいチーズがみつからないのではないかという恐怖から、探しに出かけようという気にすらなれなかった。

しかし、出かけてみると、先に進むのに必要なチーズはみつけることができた。いまは、もっとみつかると予測しているし、先のことを考えるだけで、胸がおどる。

引用元:チーズはどこへ消えた?

未来のことなんて、実際に進んでみなければわかりません。

それなのに僕は、まだ何も起きていないうちから「きっと悪くなる」と決めつけて、今いる場所にしがみついていました。

でも、この本を読んでからは、少しずつ「失うこと」だけではなく、その先で何を得られるかを考えられるようになりました。

もしこの本に出会っていなかったら、今でも家の中で「帰りたい」と呟く毎日を過ごしていたかもしれません。

今の環境にモヤモヤしながらも、変わることが怖くて一歩を踏み出せずにいる人に、ぜひ手にとってほしい一冊です。

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ぼくたちに、もうモノは必要ない。

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必要なモノを減らせば、少ないお金でも自由に生きられる。

そんな価値観を教えてくれたのが、佐々木典士さんの『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』でした。

今でこそ、少ないモノで暮らすことが心地いいと感じていますが、昔からミニマリストだったわけではありません。

当時の僕は、モノを持てば持つほど人生が豊かになると信じていて、部屋にはたくさんの服や家具、ガジェットが溢れ返っていました。

「もっとお金を稼いで、もっと良いモノを手に入れなきゃいけない」

そんなプレッシャーに追われていたことも、嫌な仕事を辞められなかった理由のひとつです。「仕事は嫌だけど、お金のために我慢しなければいけない」と考えていました。

でも、ミニマリズムを知ってから、少しずつ考え方が変わっていきます。

モノを手放していくと、「なくても困らないモノ」が意外とたくさんあることに気づきました。そして、必要なモノが少なくなれば、当然、それを買うために必要なお金も少なくなります。

そこで初めて、「あれ?そんなにお金がなくても幸せに生きていけるんじゃないか」と思えるようになったんですよね。

これは、僕にとってかなり大きな発見でした。

必要な生活費がそれほど多くないとわかれば、「給料は高いけど、つらい仕事」だけが選択肢ではなくなります。

  • 収入は少なくても、やりたい仕事をする
  • 週休3日や時短勤務など、働く時間を減らす
  • 会社員ではなく、フリーランスとして働く

そんな選択肢も、少しずつ現実的に考えられるようになりました。

本書には、こんな言葉があります。

誰かに言われた。「モノを捨てただけ」。 確かにぼくは捨てただけだ。まだ何も成し遂げていないし、人に誇れるようなことは何もない。

だけどこのことだけは、胸を張って言える。ぼくはモノを少なくして、毎日幸せを感じられるようになった。幸せが何なのか、少しずつわかり始めてきている。

引用元:ぼくたちに、もうモノは必要ない。

欲しいモノが特にない。これは、本当に最高の気分だ。

引用元:ぼくたちに、もうモノは必要ない。

モノを減らしたことで、僕はスッキリした部屋だけでなく、「無理して働かなくてもいい」という自由まで手に入れることができました。

「もっと稼がなければ」と思っていた考えを変え、人生の選択肢を大きく広げてくれた、感謝してもしきれない一冊です。

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年収90万円で東京ハッピーライフ

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ミニマリズムに出会ってから、僕は「少ないお金でも生きていける」という感覚を少しずつ持てるようになりました。

それでも、まだ心のどこかに、「普通に働いて、普通に稼いで、普通の生活をするべき」という気持ちが残っていたんですよね。

  • 同年代の平均年収くらいは稼いだほうがいい
  • いい歳してフラフラ生きているのは恥ずかしい

会社を辞める際に、頭では「最悪、アルバイトで生きていけるし」と理解していたのですが、やっぱり周りの目を気にすると不安でした。

そんなときに出会った本が、大原扁理さんの『年収90万円で東京ハッピーライフ』です。

世間一般の「幸せの基準」に縛られていた僕に、本書の考え方は大きな影響を与えてくれました。

特に印象に残っているのが、この文章です。

子どもの頃から世間にいろんな「ふつう」や「当たり前」を刷り込まれますけど、世間ほどぼんやりして当てにならないもんはない。

自分の実感を基準にしたほうが、のちのち変わってしまったとしても、人のせいにしなくてすむし、長い目で見ればずいぶんラクに生きられる。

引用元:年収90万円で東京ハッピーライフ

栄養学とかカロリーとか流行とか、何十年単位で変わっちゃうものを基準にしてたら、しんどいしキリがないじゃん。
わたしが子どもの頃はマーガリンが健康に良いと言われてたんだから。現在じゃ発売禁止になってる国もあるのに。今さら有害と言われても、もうけっこう食べちゃったじゃんか。

引用元:年収90万円で東京ハッピーライフ

僕たちは、「普通はこうするもの」「みんなこうしている」という基準を、いつの間にか自分の中に取り込んでいます。

でも、よく考えてみれば、その「普通」がいつまでも正しいとは限りませんし、そもそも間違っている可能性だってありますよね。

そして、もうひとつ印象に残ったのが「働き方」や「将来への不安」についての言葉です。

学校で絶対に教えてくれないことのひとつに、お金の稼ぎ方があります。
でも、稼ぎ方よりもさらに教えてくれないのは、お金を稼ぐ前の心構え。

与えられた環境も物欲も、必要なお金の量も人によって違うのに、なんでみんな一律に週5で働かなきゃいけないんだろう、って疑問に思ったことないですか?

引用元:年収90万円で東京ハッピーライフ

老後なんて、生きてるかどうかもわかんないウン十年先のことまで心配しない。明日世界が終わってもいいように好きなことを中心にして生きつつ、明日世界が終わんなかったときのためにちょっと準備しとく。

それで、もし自分の持ってるもので解決できなかったら、今まで好きなことしてきたんだから、って諦めもつくじゃないですか。

引用元:年収90万円で東京ハッピーライフ

この本を読んでから、僕は「人からどう見られるか」よりも、「自分はどう生きたいのか」を少しずつ考えるようになりました。

みんなと同じじゃなくてもいい。
自分にとって必要なものを、自分で決めればいい。

「普通」に縛られていた僕に、自分の人生を自分で決めていいんだと教えてくれた一冊です。

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人生に迷ったときに読み返したい名著

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僕はこの4冊を読んで、人生観が大きく変わりました。

人からどう思われるかを気にして、自分を後回しにしていた僕に「他人の評価を気にしなくていい」と教えてくれた『嫌われる勇気』。

変化することを恐れ、今の環境にしがみついていた僕の背中を押してくれた『チーズはどこへ消えた?』。

モノを減らすことで、「たくさん稼がなければ幸せになれない」という思い込みから解放してくれた『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』。

そして、「普通」に縛られていた僕に、自分にとっての幸せを自分で決めていいと教えてくれた『年収90万円で東京ハッピーライフ』。

  • 「今の働き方や生き方に少し疲れてしまった」
  • 「他人の評価ばかり気にして、自分らしさを見失っている」

もしそんな風に感じているなら、ぜひ一度手に取ってみてください。

ページをめくるごとに、凝り固まった心が少しずつ解きほぐされ、自分だけの心地よい生き方が見えてくるはずです。

▼僕の人生を変えてくれた本たち

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