iPhoneには「MagSafe」が備わっています。
MagSafe(マグセーフ)とは、iPhone 12以降に搭載される機能です。
背面の磁石を活用して、リング・スタンド・ウォレットなどの対応アクセサリーを設置できます。
そんなMagSafe対応アクセサリーの中でも、僕が最も便利に感じているのが「充電器」です。
iPhoneは有線ケーブルでも充電できます。
ただ、一度MagSafe充電を体験してしまうと、もう有線には戻れないでしょう。それくらい便利です。
本記事では、僕がiPhoneのMagSafe充電にハマった理由をお伝えします。
「MagSafe充電って何がすごいの?」「メリットを知りたい」という人の参考になれば幸いです。
iPhoneユーザーに
MagSafe充電器をおすすめする理由
僕がMagSafe充電器にハマった理由は、以下の3つです。
- 充電忘れを防げる
- 従来のワイヤレス充電よりも楽に設置できる
- 読書や動画鑑賞をしながら充電できる
順番に解説します。
①充電忘れを防げる
僕がMagSafe充電にハマった最大の理由は「充電忘れを防げる」ことです。
有線ケーブルを使用していたときは、よくiPhoneを充電し忘れていました。端子にケーブルを挿す行為が面倒で後回しにした結果、そのまま寝てしまうんですよね。
でもMagSafe充電器は、iPhoneを近づけるだけで「バシィッ!」と吸着してくれます。この「バシィッ!」が気持ちよすぎて、つい充電してしまうんです。
帰宅したら充電器にバシィッ!とiPhoneをくっつける。使いたいときはサッと磁石から取り外せる。そして使い終わったら即座にバシィッ!とくっつける。
僕のiPhoneは常に満充電です。
ちなみに、過充電が気になる人は充電上限を設定することをおすすめします。僕は80%以上は充電されない設定にしているので、常に満充電でもバッテリーに負荷はかかっていません。
②従来のワイヤレス充電よりも楽に設置できる
有線ケーブルでの充電が面倒に感じている人は、すでにワイヤレス充電器を活用しているかもしれません。
また、価格の面から「ワイヤレス充電器で十分では?」と感じている人もいるでしょう。
たしかに従来のワイヤレス充電器も置くだけで充電ができます。ただ、コイルの位置合わせがうまくできないと充電ができません。
僕も一時期使っていましたが、コイル合わせに気を配るのって結構ストレスなんですよね。
しかも、ちゃんと置いたはずが謎にズレていて充電できていない…なんてこともよくありました。
その点、MagSafe充電器なら磁石でiPhoneを「バシィッ!」と吸着してくれます。わざわざ位置合わせをする必要はなく、ノールックでも最適な位置に固定可能です。
ワイヤレス充電器は、最適な位置合わせをしないと「充電ロス」による熱がiPhoneのバッテリーに負荷を与えることもあります。そういった心配がないのもMagSafe充電の魅力ですね。
③読書や動画鑑賞をしながら充電できる
出先で電子書籍を読みたい、動画を見たい…という場合、iPhoneの充電残量が気になることありませんか?
僕は「帰宅までに充電が持つか微妙だしなぁ」というときは、モバイルバッテリーで充電しながらiPhoneを使用します。
ただ、有線ケーブルで充電をすると、ケーブルが煩わしいんですよね。
特にiPhoneを縦向きで置きたいときに困っていました。
でもMagSafe対応のモバイルバッテリーがあれば、煩わしいケーブルに悩まされることがありません。製品によっては「スタンド付き」もあり、ながら充電がかなり快適になります。
ながら充電は熱を発生させやすいので、あまり推奨されたものではありません。とはいえ、ちょっとした休憩時間でも充電しやすいのは便利ですね。
MagSafe充電器を
買う前に知っておくべきこと
iPhoneのMagSafe充電はめちゃめちゃ便利なのですが、少し注意点もあります。
それは「ケースの選択肢が少しだけ減る」ことです。
MagSafe充電をするには、以下のいずれかを満たす必要があります。
- iPhoneを裸で使う
- MagSafe対応のケースを使う
- ケースに磁気シールを貼る
MagSafe充電は「iPhoneの背面に備わった磁石」と「充電器に備わった磁石」を引き合わせる仕組みです。
一般的なケースを付けると、iPhoneと充電器の間にスキマが生まれてうまく吸着されなくなるんですよね。
MagSafe非対応のケースでも「別売りの磁気シール」を装着することでMagSafe化は可能です。とはいえ、ケースのデザインが崩れてしまうでしょう。
MagSafeシール▼
なので、裸で使うか、磁石の入ったケースを使うのが一般的です。
お気に入りのケースがMagSafe非対応だと導入は難しいかもしれません。
最近はほとんどのケースが
MagSafe対応になってきていますけどね!
ちなみに、僕は裸でiPhoneを使っています。
もし「ケースなしで使ってみたいけど勇気が出ない」のなら、以下の記事も参考にしてみてください。
MagSafe充電で
バッテリー劣化はしないの?
「iPhoneをMagSafe充電したらバッテリーの劣化が早まりそうで心配…」という声もあるかもしれません。
結論、MagSafe充電によるバッテリー劣化はそこまで気にしなくて大丈夫です。
実際、iPhoneを1年ほど毎日MagSafe充電していた人の声を集めてみたのですが、最大容量100%を維持しているケースが多くなっています。
そろそろiPhone15proMAXを買って1年が経とうという中で、MagSafeはバッテリー持ちに効果的というのを思い出して最大容量を確認したところ、ほぼ毎日充電してるのになんと100%のまま…!
— つーも (@tuumo_10) September 3, 2024
USB充電との比較が出来ないけど、以前まで使ってたiPhoneは平気で90%切ってたから、やっぱりMagSafe効果は高い? pic.twitter.com/jNoTQoMvCj
2024.8.23 備忘録
— きび団子 (@kbsh_ny) August 23, 2024
Apple iPhone15 pro max
23年9月末購入
24年8月末時点 バッテリー100%
毎日利用、動画も見る、写真も撮る
充電器はMagSafe利用 pic.twitter.com/Lv6HTu32HC
うちのiPhone15 Pro Max
— なのはさん (@KatatsukiNanoha) March 4, 2024
バッテリーの最大容量100%維持してる。
発売日から2〜3週間遅れぐらいで届いて約5ヶ月経過して、MagSafe充電だったりUSB-CのPD充電をほぼ毎日行っててこれはかなり凄い気がする。
ちなみに画面は常時点灯設定にしててMagSafe充電中はスタンバイ機能使ってます。 pic.twitter.com/5RuVFVwcxP
iPhoneのバッテリー劣化状況はさまざまですので、一概に断定はできません。
とはいえ、実際に100%を維持している声がある以上、MagSafe充電によるバッテリー劣化はそこまで気にしなくていいと思います。
実際、僕もiPhone 15 Plusを1年間毎日MagSafe充電していますが、最大容量は99%です。
テザリングしながら充電することが多いので、健闘しているほうではないでしょうか。
そもそも、無線充電は有線充電よりもバッテリー劣化しやすい…というのは、「コイルの位置ズレによる熱の発生」が原因と言われています。
参考:バッテリー劣化が早まる? ワイヤレス充電をするときに注意するポイントを紹介 | スマホスピタル
MagSafe充電のメリットは「磁石によってiPhoneと充電器を正しい位置に置けること」です。コイルの位置ズレは極めて発生しにくいため、従来よりも熱が発生しにくくなっています。
なので、iPhoneのバッテリー劣化を心配するなら、充電方法よりも「普段の使い方」を気をつけたほうがいいでしょう。
- 直射日光に当たる場所で放置しない
- 高負荷なゲームをしながら充電をしない
- 分厚いケースを付けない(熱がこもりやすいため)
こんな感じで、iPhoneを熱から守れば、必要以上のバッテリー劣化は抑えられるはずです。
iPhoneのMagSafe充電器
おすすめ6選
MagSafe充電器はたくさんの種類があります。
充電器全般に言えることですが、あまり安いものは壊れやすいので信頼できるメーカーから選びましょう。
また、MagSafe充電器はインテリアとしても映えます。
どうせ買うならデザインにもこだわりたいところです。
そこで、信頼できるメーカーかつデザインに優れるMagSafe充電器を6つピックアップしました。
- Satechi アルミニウム 2-in-1 マグネット ワイヤレス 充電スタンド
- Satechi Qi2 2-in-1 ワイヤレス充電スタンド
- Anker MagGo Wireless Charging Station
- Anker MagGo Power Bank (10000mAh)
- UGREEN MagFlow ワイヤレス充電器
- UGREEN 3 in 1 MagFlow ワイヤレス充電器
順番にみていきましょう。
①Satechi アルミニウム 2-in-1 マグネット ワイヤレス 充電スタンド
僕が現在愛用しているMagSafe充電器です。
iPhoneとAirPods(ワイヤレス充電対応のイヤホン)を同時充電できます。
最大出力が7.5Wと充電スピードはそこまで速くはありませんが、寝ているうちに充電することを考えれば問題ない速度です。
Satechiは製品全般的にデザインが好きなんですよね。
この充電器もApple純正と言われても違和感がないほど仕上がっています。
②Satechi Qi2 2-in-1 ワイヤレス充電スタンド
先ほど紹介した製品の後継モデルです。
価格が1.5倍ほど高くなっているのですが、以下の2点において進化しています。
- 最大出力が15Wにパワーアップ
- 折りたたみ式で持ち運びが可能
充電速度が単純計算で2倍になっています。
急速充電にこだわるなら、こちらを買ったほうがいいですね。
個人的にはデザインも前モデルより好みです。
今買うならこれかなぁ…。
③Anker MagGo Wireless Charging Station
Apple Watchも加えて3台同時充電をしたいなら、こちらのAnker製品がいいですね。
充電速度も最大15Wと高速です。
Ankerは充電器メーカーの代表格といえる存在ですし、最近はデザインもわりと洗練されています。
④Anker MagGo Power Bank (10000mAh)
iPhoneのMagSafe対応モバイルバッテリーを探しているなら、こちらがおすすめです。
スタンド付きなので、出先で充電しながら読書や動画鑑賞ができます。
容量も10,000mAhと申し分ありません(iPhoneを約2回充電可能)。
パススルー機能(本体とスマホを同時充電できる)にも対応しているため、移動が多い人はこれを充電器代わりにしてもいいかもしれません。
旧モデルですが、僕も使用しています▼
⑤UGREEN MagFlow ワイヤレス充電器
持ち運び重視・常にカバンに入れておきたい場合は、UGREENの製品が良さげです。
- 折りたたむとスマホサイズ
- ワイヤレスイヤホンも同時充電可能
- 最大出力15Wに対応
出張や旅行の頻度が高いなら、1つ持っておくと便利に使えるかもしれません。
⑥UGREEN 3 in 1 MagFlow ワイヤレス充電器
先ほどのUGREEN製品に「Apple Watch」の充電を加えたタイプですね。
持ち運びに特化した3-in-1のMagSafe充電器なら、これがベストでしょう。
デザインもわりと好みです。
iPhoneユーザーは
MagSafe充電器を活用しよう
MagSafe充電器はそこそこ価格が高いのですが、一度体験すると手放せなくなる魅力があります。
iPhoneを近づけるだけで「バシィッ!」と吸着する感覚は病みつきになるはずです。
充電忘れがなくなったり、従来のワイヤレス充電よりもバッテリー劣化を防げたりするメリットもありますので、ぜひこの機会に導入を検討してみてください。