iPhoneにケースは必要か?基本いらないけど、傷をつけたくないなら必要

  • 「iPhoneにケースは必要だろうか…?」
  • 「最近のiPhoneは頑丈と聞くけど本当?」
  • 「裸で使うのはやめたほうがいいかな…」

近年、iPhoneの頑丈性は格段に高まりました。

iPhone 12シリーズから採用された「Ceramic Shield(セラミックシールド)」は、一般的なスマホの4倍もの耐衝撃性を誇っています。

さらに、iPhone 15 Pro/16 Proシリーズの側面は、高強度で有名な「チタンフレーム」です。

こういったApple社の”頑丈さアピール”を見ていると、裸でiPhoneを使いたくなってきますよね。

とはいえ、その頑丈性が本当なのかも気になるところです。「やっぱりケースをつけておけばよかった…」なんて事態は避けたいところでしょう。

そこで本記事では、iPhoneケースの必要性について深堀りしていきます。ケースをつけるメリット・デメリット・おすすめケースを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

kazu

ちなみに僕は「ケースなし」でiPhoneを使っています。
その理由も書きましたので、参考材料にしてみてください。

Contents

iPhoneにケースは必要か?

結論からお伝えすると、iPhoneに傷をつけたくないならケースは必要です。

たしかに近年のiPhoneは頑丈になっています。
普通に落としただけで、簡単に画面が割れたり、壊れたりすることはまずないでしょう。

その頑丈性を表す証拠は、以下の落下テスト動画で確認できます。

iPhone 16の落下テスト動画(アルミニウム)
iPhone 16 Proの落下テスト動画(チタニウム)

動画からわかるように、iPhone 16シリーズは一度落下させたくらいで壊れることはありません。

しかし、あくまでも”壊れないだけ”です。
側面が欠けたり、傷が入ってしまったりはしているんですよね…。

そのため、iPhoneの落下による”見た目に悪影響が生じること”を心配されているなら「ケースをつけておいたほうがいい」という結論になります。

また、以下は僕のiPhone 15ですが、背面に傷が入ってしまってるんですよね…。

リンゴマークに傷が…
kazu

おそらく、MagSafeのスマホリングを着脱しているうちに入ったと思われます…。

こういった傷が入ってしまうと、売却するときの価格(リセールバリュー)に響きます。

したがって、「iPhoneには絶対に傷をつけたくない」と感じているなら、迷わずにケースをつけることをおすすめします。

僕がiPhoneケースを
使わなくなった6つの理由

iPhoneを傷から守るためにケースは必要ですが、僕はケースをつけないで運用しています。

というのも、ケースをつけるデメリットのほうが気になるからです。

僕がiPhoneにケースを使わなくなった理由は、以下の6つになります。

  • 本体がさらに重くなる
  • ケースの隙間にゴミが溜まる
  • 熱がこもるとバッテリーに悪影響が及ぶ
  • やっぱりケースなしが一番かっこいい
  • おしゃれなケースは価格が高すぎる
  • 落とさないように気をつければいい

①本体がさらに重くなる

最近のiPhoneは大型化によって本体が重くなってきています。

本体が重くなると、片手操作がやりにくくなるし、ポケットに入れたときの存在感が増すし…で、毎日ストレスを感じるんですよね。

なので、少しでも軽くしておきたいんです。

特にMagSafe対応のケースには、マグネットの重量が加わっているせいもあり、想像以上に重くなってしまいます。

「保護性能」と「快適な操作性」を天秤にかけた結果、僕は快適性を選ぶことにしました。

②ケースの隙間にゴミが溜まる

ケースをつけていると、iPhone本体との隙間からゴミが入り込んでしまいます。
これが結構気になってくるんですよね。

クリアケースは悲惨な見た目になっていきますし、中が透けていないケースでも側面に埃や塵が挟まっているのが見えてしまいます。

ケースを外して掃除すればいいだけですが、頻度が多くなると手間に感じてしまいます。僕は気になって仕方ありませんでした。

せっかくかっこいいケースをつけていても、結局はこの埃や塵のせいで台無しになってしまうんですよね。

③熱がこもるとバッテリーに悪影響が及ぶ

iPhoneに搭載されているリチウムイオンバッテリーは「熱に弱い」という性質を持っています。

Apple公式サイトによると、35℃を超える温度で使用し続けるとバッテリー寿命が縮むおそれがあるようです。

iPhone は幅広い温度環境下で正常に動作するように設計されていますが、最適な温度範囲は 16° ~ 22°C (62° ~ 72°F) です。

周囲の温度が 35° C (95° F) を上回るときにデバイスを使用または充電すると、バッテリーの寿命が早まるおそれがあります。

引用:Apple「温度によるバッテリーへの影響」

iPhoneは充電や高負荷通信をしているときに熱を発生させますが、このときに本体をフルカバーしていると放熱がうまくできません。

「ケースをつけているからバッテリーの寿命が縮む」というわけではありませんが、あまり良い状態とは言えないですよね。

④やっぱりケースなしが一番かっこいい

この記事にたどりついた人は共感してくれると思いますが、iPhoneはやっぱりケースなしのデザインがかっこいいですよね。

その好きなデザインを、ケースで隠してしまうのはもったいないと思ったんです。

特に今は、iPhoneとAndroidスマホに機能差はほとんどなくなりました。
むしろAndroidのほうが優れているともいえます。

そんな状況でiPhoneを選んでいるのは「デザインに惹かれたから」ではないでしょうか。

つまり、「iPhoneの美しいデザインが傷つかないようにケースで守る」というのは本末転倒な行為となります。フェラーリをずっとガレージに隠しているようなものです。

kazu

iPhoneにケースをつけるなら、コスパに優れるAndroidスマホを使ったほうがいいのでは…

…と感じたので、せっかくiPhoneを使っているならデザインを楽しもうと決意しました。

⑤おしゃれなケースは価格が高すぎる

iPhoneはおしゃれなケースも豊富にあり、ケースのデザインを楽しむ人も多いかもしれません。

ただ、最近のiPhoneケースって高価なんですよね。

機能やデザインにこだわりを持っていると「5,000〜15,000円くらい」は追加投資が必要になります。

よほど気に入ったケースなら支払う価値もあるかもしれませんが、「素のデザインを崩してまで買うほどか?」と考えると微妙なことが多いです。

また、デザインに飽きて買い替えるとなれば、さらに追加費用が発生します。

商品提供を受けているレビュワーさんなら頻繁にデザイン変更を楽しめますが、普通に購入していると無駄な出費がかさんでしまう可能性が高いです。

iPhoneはそのままでも十分にかっこいいので、ケースでデザインを楽しむことはやめました。

⑥落とさないように気をつければいい

iPhoneをケースなしで使うと、万が一の落下が怖いですよね。

でも落下の恐怖は、ユーザーの使い方でかなり緩和させられるものです。

例えば、僕は以下のように気をつけて使用しています。

  • 歩きスマホをしない
  • テーブルの端に置かない
  • 外で片手操作をしない

「自分は頻繁にスマホを落とすから…」または「いつか絶対に落としそう…」などの心配があるかもしれません。

しかし、ケースなしでiPhoneを使うと「大事に使おう」という意識が強く働くようになります。

いつも歩きスマホをしていた場面で「今は無理に取り出す必要はないな」と感じたり、外で使うときは「絶対に落としたくない」という気持ちから”両手操作”を徹底するようになります。

赤ちゃんを抱っこするとき、誰もが「落とさないように」と慎重に扱うじゃないですか。そんな感覚に自然となります。

これを「面倒」と感じるならケースをつければいいし、「大事に使えばいいだけ」と感じるなら裸運用でも問題ないはずです。

kazu

今のiPhoneは、万が一落ちしても「壊れない」という安心感もありますしね。

スティーブ・ジョブズが
iPhoneにケースをつけない理由

有名な話ですが、iPhoneの生みの親であるスティーブ・ジョブズは「ケースなし」での使用を推奨していました。

スティーブ・ジョブズは、以下の言葉を残しています。

「僕は、擦り傷のついたステンレスを美しいと思うけどね。僕たちだって似たようなもんだろう? 僕は来年には五十歳だ。傷だらけのiPodと同じだよ」

引用:スティーブ・ジョブズ

iPhoneをケースなしで使っていると、いずれは傷がついてしまうかもしれません。

でも傷はそこまで悪いものではないんですよね。むしろ「傷=個性」と考えれば、”世界にたったひとつしかないオリジナルiPhone”と解釈もできます。

Apple製品が好きな理由に「ジョブズの思想」をあげる人もたくさんいます。iPhoneにケースをつけるのは、ジョブズの思想を否定することになるかもしれません。

著:ウォルター・アイザックソン, 翻訳:井口耕二

もしもiPhoneに
ケースをつけるとしたら…

iPhoneにケースをつけない派の僕ですが、もしつけるとしたら「付加価値のあるケース」を選ぶと思います。

具体的には、以下のとおりです。

  • スタンド・リング機能付きケース
  • カードを収納できるケース
  • 本革レザーの経年変化を楽しめるケース

良さげなケースをピックアップしましたので、iPhoneのケース探しをしている方は参考にしてみてください。

①スタンド・リング機能付きケース

出典:Amazon

ケースにスタンドやスマホリング機能がついていると、日常で便利に活用できます。

具体的には、以下のとおりです。

  • スタンド機能
    →出先で動画や電子書籍を楽しみながら食事するのに便利
  • スマホリング機能
    →片手操作がしやすくなる・落下防止にも役立つ

僕は裸にMOFTをつけていますが、ケースをつける予定なら、一体化されているほうがスマートでおしゃれかと思います。

おすすめなケースメーカーは「TORRAS(トーラス)」です。

TORRAS(トーラス)はスタンド・リング一体型ケースを開発した第一人者といわれています。

似たようなケースも多数ありますが、品質では最も安心できるメーカーでしょう。

②カードを収納できるケース

出典:Amazon

キャッシュレス決済が普及してきた現代では、スマホケースにクレジットカード(デビットカード)を収納できると身軽に外出できます。

Bellroy(ベルロイ)のスマホケースは、見た目がミニマルでかっこいいですね。

特徴は以下のとおりです。

  • カードを3枚まで収納できる
  • ボタンの押しやすさにもこだわっている
  • 横向きスタンドも兼ね備えている
  • 素材に上質なレザーを使用している

カード収納スペースにはマグネットで蓋ができます。
この機構により、不意にカードが落ちる心配がありません。

注意点は、MagSafe充電ができなくなることですね。

ケーブル充電に抵抗がなかったり、外出時だけケースをつけたりする人向けのスマホケースです。

③本革レザーの経年変化を楽しめるケース

出典:Amazon

iPhoneにケースをつけると、せっかくの美しいデザインが台無しになってしまいます。

しかし、本革レザーケースなら「裸とはまた違う美しさ」を楽しめるでしょう。

特にNOMAD(ノマド)のスマホケースは、植物タンニンなめしの革が使われており、経年変化を楽しみやすくなっています。

本革は価格がそこそこ高くなってしまいますが、どうせケースをつけるなら、とことんこだわってみるのも良いのではないでしょうか。

iPhoneの破損に備えるなら
モバイル保険もおすすめ

出典:モバイル保険

「iPhoneをケースなしで使いたいが、万が一壊れたら…」

このような不安があるなら、モバイル保険に加入するのもひとつの手段です。

モバイル保険に加入しておけば、月額700円でいつでも無償修理してもらえます。

モバイル端末を「3台まで」登録できる(金銭負担は月額700円のみ)ので、公式の保証延長サービスAppleCare+よりも断然お得なんですよね。

「スマホ3台も持ってないよ」と思うかもしれませんが、Wi-FiやBluetoothで通信するモバイル機器なら何でも加入できます。

例えば、「iPad」「MacBook」「Apple Watch」「AirPods」「Nintendo Switch」などを同時に加入させておけば安心ですね。

kazu

僕はモバイル保険のおかげで、MacBookのキーボードにドリンクをこぼした…とか、Apple Watchをぶつけて割ってしまった…とかの心配がなくなりました!

加入期間は購入から1年以内となっていますので、迷っている方は忘れないうちに加入しておくのがおすすめです(いつでもWebから解約・契約端末の変更ができます)。

iPhoneに傷をつけたくないなら
ケースで保護しよう

最近のiPhoneは頑丈で落下耐性が強くなっています。

しかし落とすと、側面が欠けてしまったり、背面に傷が入ったり(最悪は割れる)してしまう事実は変わりません。

Appleが謳っている頑丈性はあくまでも「画面が割れない」「内部に影響がない」というだけです。

そのため、少しでも落下時の不安があるのなら、iPhoneにケースはつけたほうがいいでしょう。もしくは保険に加入して対策をとるのがおすすめです。

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