- 「ミニマリストのメリット・デメリットを知りたい」
- 「ミニマリストって何が楽しいの?生活に困らないの?」
- 「ミニマリストってどんな人に向いてる暮らしなの?」
この記事はそんな方へ向けて書きました。
こんにちは、カズヤです。
ミニマリスト&フリーランスで身軽に生きています。
最近はモノを極力持たない「ミニマリスト」というライフスタイルを送る人も増えてきました。
とはいえ、ミニマリストの何もない部屋を見て、「これの何が良いの?」とか「つまらない生活してそう…」と感じる方もいますよね。
そこで今回は、ミニマリスト歴2年以上の僕が、モノを持たない暮らしのメリット・デメリットを解説します。
この記事を読めば、きっとあなたもミニマリストの魅力に気が付くはずです。
ぜひ最後まで読んでみてください。
ミニマリストとは
そもそも、ミニマリストの定義って何?
このような方もいるかもなので、簡単に解説します。
ミニマリストとは、自分にとって必要最小限のモノだけで暮らす人のことです。
「何もない部屋に住む人」「断捨離を極めた人」とイメージする方も多いと思いますが、それはちょっと違います。
ミニマリストは、単にモノが少ない人を指すわけではありません。
モノが多くても、それが本人にとって必要最小限なのであれば、立派なミニマリストです。
必要最小限のモノしか手元に残さない。不要なモノは手放していく。
その結果、持ち物が少なくなるわけです。
ミニマリストについての本質は以下の記事で紹介している本で学べます。
ミニマリストのメリット5つ
ミニマリストは、必要最小限のモノしか持たないライフスタイルです。
「モノは多いほうが便利だし生活が豊かになるのに…」と、ミニマリストの考え方に疑問を持つ方も多いでしょう。
しかし、ミニマリストになると以下の5つのメリットがあるんですよ。
- お金をすぐ貯められる
- 時間にゆとりを持てる
- 掃除がかなり楽になる
- イライラや悩みが減る
- 在宅ワークがはかどる
順番に解説します。
①:お金をすぐ貯められる
ミニマリストになると、無駄にお金を使わなくなります。
たとえば以下のとおり。
- モノを増やしたくないため、衝動買いをしなくなる
- モノが少ないため、買い替えによる出費がなくなる
- 狭い部屋でも問題ないため、家賃を安く抑えられる
多くの人は貯金をするために、遊びに行くのを我慢したり、ほしいモノを買うのを我慢したり、睡眠を我慢して副業したりしますよね。
しかし、ミニマリストは出費が少ないので、無理せずとも自然にお金が貯まります。
僕は会社員時代、手取り20万円でも年間100万円貯金できていました。
フリーランスになった今は、あまり働かなくても貯金できるので最高です。
②:時間にゆとりができる
ミニマリストになると、時間にゆとりができます。
その理由は以下。
- 家具が少ないから、掃除の手間が省ける
- モノを買わないから、買い物の時間が減る
- 出費が少ないから、無理に働かなくなる
多くの人は、モノの管理や生活費を稼ぐのにかなりの時間を使っています。
しかし、ミニマリストは無駄な家事や労働をしなくて済むんですよね。
時間にゆとりがあると、新しいことを勉強したり、趣味の読書やゲームを楽しんだり、家族とゆっくり過ごせたり、とにかく1日の幸福度が上がりますよ。
③:掃除がかなり楽になる
ミニマリストはモノが少ないため掃除も楽です。
モノが多いとすぐにホコリを被るし、掃除機をかけるためにモノをどかしたり、とにかく大変ですよね。
しかし、モノが少ないとクイックルワイパーで床を拭くだけ、一瞬で終わります。
掃除が楽だと毎日やっても苦になりません。
常にピカピカの部屋は気持ちいいし、虫と遭遇することも無くなったのでモノを減らしてよかったです。
④:イライラや悩みが減る
僕はミニマリストになってから、イライラすることやクヨクヨ悩むことが少なくなりました。
理由は以下。
- 生活にゆとりがあるから、心にも余裕が生まれる
- 部屋がスッキリしているから、解放感を得られる
- モノの管理が減るから、脳があまり疲れなくなる
モノが多いと、モノの管理・購入・維持のために忙しく働かなければいけません。
しかし、ミニマリストは毎日に余白があります。
生活に余白があると、余裕を持った対応ができたり、前向きに考える時間を作ったりできるんですよね。
⑤:在宅ワークがはかどる
ミニマリストになると、在宅ワークもはかどります。
なぜなら、部屋に気が散るモノがないから。
在宅ワークをしている人ならあるあるだと思いますが、自宅で仕事をしていると全然集中できませんよね。
たとえば、「棚のホコリが気になるなぁ」「新しい服買おうかなぁ」「ちょっとだけ漫画読もうかなぁ」など。
しかし、ミニマリストなら、部屋にモノが少ないので集中力を削がれません。
自宅でも仕事に集中できるのでカフェ代も浮きますよ。
ミニマリストのデメリット5つ
「ミニマリストはメリットしかない」…と言いたいところですが、いいところばかりではありません。
ミニマリストのデメリットを挙げると以下の5つ。
- 価値観を押し付けたくなる
- 自宅に人を呼びづらくなる
- 周りの人から気を使われる
- モノを捨てすぎて後悔する
- ホテルの特別感がなくなる
順番に解説します。
①:価値観を押し付けたくなる
ミニマリストの魅力に気がつくと、家族や友人にまで価値観を押し付けがちになります。
相手も魅力に気がつけばいいのですが、場合によっては人間関係に溝が生まれるかもしれません。
たとえば以下。
- 家族のモノを勝手に捨てて喧嘩になる
- モノが多い友人を見下して疎遠になる
- 価値観を理解されなくてイライラする
何でもそうですが、興味のないことを強要されても「え、うざっ…」と思うだけですよね。
なので、ミニマリストを無理に押しつけるのはやめましょう。
②:自宅に人を呼びづらくなる
ミニマリストは、自宅に人を呼びづらいです。
なぜなら、部屋にもてなすモノがないから。
たとえば以下のようになります。
- ソファ・椅子が足りない
- 食器やグラスが足りない
- テレビゲームができない
人を招くことが多いなら、来客用にモノを持っていてもいいかもしれません。
しかし、たまにしか呼ばない場合、余分にモノを持っているとストレスになるんですよね。
なので、たまに来客があると少し不便な思いをさせてしまいます。
③:周りの人から気を使われる
ミニマリストになると、少し周りから気を使われます。
なぜなら、貧乏・ケチだと勘違いされるから。
ミニマリストについて理解している人ならいいのですが、大半の人は「モノが少ない=極度の倹約家」というイメージです。
そのため、ミニマリストを公言すると、友達からの遊びや食事の誘いが減ります。
自分から積極的に誘うタイプでなければ、少し寂しい思いをするかもしれませんね。
④:モノを捨てすぎて後悔する
これはミニマリストあるあるです。
断捨離をすると、最初は必要なモノまで手放してしまう人が大半だと思います。
というのも、断捨離を進めていると、モノを手放すこと自体が快感になるんですよね。
それで、本来の目的である「快適に過ごすため」を忘れて、必要なモノまで捨ててしまうわけです。
僕自身も捨ててから「やっぱり必要だったな…」と買い直したモノが結構あります。
買い直せるモノなら金銭の無駄だけで済みますが、もし買い直せないモノだったらショックが大きいですよね。
⑤:ホテルの特別感がなくなる
ミニマリストになると、ホテルに宿泊するときの特別感・高揚感があまりなくなります。
というのも、ミニマリストは自宅でもホテルのようなスッキリした空間を味わえるからです。
ホテルは生活感のない洗練された空間が「非日常感」を与えてくれます。
しかし、ミニマリストはホテルで過ごしても日常とあまり変わらないんですよね…。
僕はもともとホテル暮らしに憧れていましたが、ミニマリストになってからは「別に自宅でいいや」と思うようになりました。
もちろん場所が変わるので気分転換になるし、超高級ホテルとなれば別かもですが、今までよりホテルに対するワクワクは減りましたね。
これがデメリットかは微妙ですが、一応こういった変化もあります。
ミニマリストに向いてる人の特徴3選
ここまで、ミニマリストになるメリット・デメリットを紹介しました。
それを踏まえて、「ミニマリストはどんな人に向いているのか?」というと以下のとおりです。
- 夢や目標を持っている人
- 自分を見つめ直したい人
- とにかく働きたくない人
上記に当てはまるなら、ミニマリストになることで人生の幸福度が飛躍的に上がりますよ。
順番に解説します。
①:夢や目標を持っている人
ミニマリストになると、お金や時間にゆとりができます。
そのため、夢や目標を持っている人に向いているライフスタイルです。
- モノにお金を奪われないから、すぐに自然にお金が貯まる
- モノに時間を奪われないから、やりたいことに集中できる
こんな感じ。
夢や目標がない人がミニマリストになっても、お金と時間を持て余すだけです。
一方で、夢や目標がある人なら、浮いたお金と時間を有効に使えますよね。
②:自分を見つめ直したい人
ミニマリストは、自分を見つめ直したい人にも向いています。
なぜなら、モノを手放すと、自分が本当に大切にしている価値観が見えてくるからです。
モノを手放すとき、「これは本当に必要か?」と自分に何度も問いかけることになります。
その結果、自分にとって本当に必要なモノだけが残り、それが自分の価値観になるわけです。
たとえば、服だけで見ても、「自分はシンプルなモノが好きなんだな」とか「デザインよりも素材が大事だな」とかいろいろわかります。
また、お金や時間に余裕ができると、「このお金と時間で何をしよう?」と嫌でも考えることになります。
すると、自分が本当にやりたいことが見つかるかもしれません。
③:とにかく働きたくない人
ミニマリストになると、生活にお金がほとんどかからなくなります。
そのため、「なるべく働きたくない」と考えている方にも向いているライフスタイルです。
たとえば、毎月の生活費が10万円なら、別に無理して会社員をする必要ありませんよね。
月10万円くらいなら、クラウドワークスでWebライターをするだけでも生活できます。
家庭を持つ方は10万円以上かかるかもですが、それでももっと楽な仕事に転職したり、フリーランスで好きな仕事だけしたりできますよね。
ミニマリストの質素な生活も「働くよりはマシだ」と思えば楽しめるはずです。
まとめ:ミニマリストは全人類におすすめな暮らしです
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ミニマリストのメリット・デメリットを紹介しました。
もういちど振り返ると以下のとおり。
メリット | デメリット |
---|---|
お金をすぐ貯められる 時間にゆとりを持てる 掃除がかなり楽になる イライラや悩みが減る 在宅ワークがはかどる | 価値観を押し付けたくなる 自宅に人を呼びづらくなる 周りの人から気を使われる モノを捨てすぎて後悔する ホテルの特別感がなくなる |
ミニマリストになると、お金・時間・心に余裕が生まれます。
人生を楽しむには「余白」が必要なので、毎日忙しく過ごしているなら少しずつでもモノを手放してみてください。
モノを手放すだけで人生が変わりますよ。