Webライターの本で勉強したいけど、何を読めばいいのかわからない。初心者におすすめな本を教えてください。
このような疑問にお答えします。
結論からお伝えすると、以下の4冊だけを読めば十分です。
Webライティングや文章術に関する本はたくさん出版されています。しかし、これからWebライターを始めるのであれば数冊読むだけで十分です。
本ばかり読んでもすぐに内容を忘れてしまいますし、基礎を固めたらすぐに記事を書き始めるほうがスキルアップできます。
スポーツやゲームも「動画で見る」のと「実際にプレイする」のでは感覚が全然違いますよね。
本記事では、Webライターで月20万円以上を稼ぐ僕が「これは読んでよかった」と太鼓判を押す4冊を厳選して紹介します。
ササっと読んで仕事を始めちゃいましょう!
Webライター初心者が読むべき本はこの4種類
Webライターの本には、以下の4種類があります。
- 基礎的な文章力
- SEOの基礎知識
- セールスライティング
- Webライターの仕事術
上記4つの知識を本から学べば、Webライターとして稼いでいく準備はOKです。
それぞれを簡単に補足します。
①:基礎的な文章力
Webライターはただ文章を書けばいいわけではありません。
Webサイトを読むユーザーにとって「読みやすい文章」を書く必要があります。どれだけ内容が素晴らしくても、文章が読みにくいと離脱されてしまうからです。
また、Webライターは企業メディアの執筆を担当することが多いため、細かい表記のルールも覚えなければなりません。
執筆ルールは企業によって異なりますが、大まかな内容はどこも変わりません。本で基礎を学んでおきましょう。
②:SEOの基礎知識
SEOとは、GoogleやYahoo!などの検索結果で記事を上位表示させるための施策です。
Webライターが書く記事は、8割以上がSEO記事(検索結果からアクセスを集めることを目的にした記事)です。
検索結果で上位表示される記事にはある程度の法則があります。自己流で好きなことを書いてもSEOでは評価されません。
SEOの理解があるかどうかで仕事の単価や受注率が大きく左右されますので、ぜひ本で全体像を把握しておきましょう。
Webライターで稼ぐならSEOの知識は必須です。
③:セールスライティング
セールスライティングとは、読者に行動を促すための文章術のことを指します。Webライターをしていると、商品やサービスの紹介記事を書くことも多いです。
しかし、商品やサービスがあふれる現代では、ただ機能やスペックを紹介するだけで購入されることはほとんどありません。
あなたも日常で経験があると思いますが、商品やサービスを購入するのは以下に当てはまった場合ですよね。
- 今ある不安や悩みが解消されることを知った
- 商品購入後の生活を想像したらワクワクした
セールスライティングを身につけることで、読者に「これほしい!」と思わせる文章を書けるようになります。
記事から商品やサービスが売れると、企業の利益アップにつながることから「単価アップ」「継続依頼」も見込めますのでぜひ学んでおきましょう。
会社の利益に直結するライターは重宝されます。
④:Webライターの仕事術
Webライターで収入を伸ばしていくには、すでに稼いでいる人の立ち回りを知るのが近道です。
例えば、以下を知ることでグッと稼ぎやすくなります。
- どのような提案文で仕事を獲得したか
- 単価アップのために何を意識していたか
- 地雷クライアントはどのように見分けるか
Webライターは文章力があるだけで大きく稼げるわけではありません。コミュニケーション力や自己管理力も大切です。
「初心者ライターから稼ぐまでの道のり」もあらかじめ把握しておきましょう。
トラブルの対処法やモチベーション維持方法などを知ることで挫折を防げます。
Webライティング初心者におすすめな本4選
Webライター向けの本はさまざまありますが、とりあえずは以下の4冊だけ読めば十分です。
順番に紹介しますね。
「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
「文章力の基礎」を学ぶならこの1冊。
タイトルのとおり、文章術の本100冊の中から「重要ポイントだけ」をまとめられています。
- 文章はシンプルに
- 伝わる文章には「型」がある
- 文章も「見た目」が大事
- 文章は必ず「推敲」する
- 「わかりやすい言葉」を選ぶ
- 比喩・たとえ話を積極的に使う
- 接続詞を正しく使う
この1冊を読むだけで文章の基本ルールを一通り理解できます。Webライターなら手元に持っておきたいバイブルのような本です。
沈黙のWebライティング
「SEOの基礎知識」を学ぶならこの1冊。
SEOは奥が深いため難しい本が多いのですが、この本はマンガ形式でわかりやすいです。
- SEOを意識したコンテンツを作るカギ
- わかりやすい文章作成をするポイント
- バズにつながるコンテンツ作成のコツ
各章ごとに「ストーリ→解説」という流れが組まれているので、マンガといえど知識はしっかり吸収できます。
けっこう分厚い本ではありますが、ストーリー自体が面白いので意外とあっという間に読み終わるはずです。
セールスコピー大全
「セールスライティング」を学ぶならこの1冊。
「大全」というタイトルのとおり、セールスライティングに関する知識やテクニックが網羅的にまとめられています。
- 「売りにくい商品を」売るコトバの作り方
- 初心者でもできる「キャッチコピー」4ステップ法
- 読む気マンマンにさせる「リードコピー」の作り方
- 読み手を夢中にさせる「ボディコピー」の作り方
- 買う気がない客でも欲しくなる「ストーリーテリング」
著者の大橋一慶さんは、これまで1,000件以上の広告に携わり、総計100億円以上の売り上げに貢献した実績を持っています。
テクニックだけでなく、「なぜ人はお金を払うのか」という”そもそも論”にも触れているのがポイントです。
すべてを一度で理解するのは難しいのですが、手元に1冊あると仕事をしながら確認できます。
頑張ってるのに稼げない現役Webライターが毎月20万円を稼げるようになるための強化書
「Webライターの仕事術」を学ぶならこの1冊。
Webライターはがむしゃらに頑張るだけで稼げる仕事ではありません。「なぜ稼げないのか」「どうやって収入を伸ばすのか」を著者の経験ベースで教えてくれます。
- 「クライアントが求める原稿」になっていない
- 「早く書く/原稿の質を上げるための準備」が間違っている
- 「受けるべき仕事、避けるべき仕事」がわかっていない
- 「ライターとしての評価の上げかた」が間違っている
- 「次につなげる活動の仕方」が間違っている
僕はこの本を読んで「クライアントが何を考えているのか」が少しわかるようになりました。
月20万円を稼ぐまでの全知識がまとめられているため、大きく稼ぎたい人は必読の1冊です。
夏目漱石の「坊ちゃん」をSEOに最適化したらどうなるか、といった文章術の話題もかなり勉強になります。
本を読んだら実際に記事を書こう
本記事ではWebライター初心者におすすめな本を紹介しました。
あらためて紹介すると以下の4冊です。
Webライターはただ文章を書くだけの仕事ではありません。読みやすい文章・SEO・セールスライティング…と学ぶべきことがたくさんあります。
これらの知識を学ぶことで、クライアントから重宝されるライターになれます。
とはいえ、本ばかり読んでいてもスキルは身につかないです。実践経験に勝る学習はありませんので、基礎を固めたら忘れないうちに記事執筆をしていきましょう。