
Webライターの将来性ってどうなんだろう?
AIとか動画が普及してるし、やっぱりWebライターの需要はなくなっていくのかな?
Webライターの仕事に興味があるけど、今から始めても遅いだろうか…。
業界に詳しい人がいたら教えてほしいです。
こういった疑問にお答えします。
Webライターは未経験からでも気軽に始められるため、副業やフリーランスの仕事として興味のある方は多いでしょう。
しかし、インターネット上では「Webライターに将来性はない」「Webライターは淘汰される」などと言われており、不安を感じている方もいるかもしれません。
結論からいうと、Webライターの将来性は心配しなくてOKです。
本記事では、Webライターの将来性が暗くない理由と、Webライターのキャリアアップについて解説します。
僕はWebライターやブログの収益で生計を立てているフリーランスです。
Webライター業界には詳しいほうだと自負しています。
この記事を読めば、Webライターの将来性への不安が消えるはずです。
ぜひ最後まで読んでみてください。
ちなみに、今すぐWebライターを始めたい方は以下の記事を参考にどうぞ。
なぜ、Webライターの将来性が不安視されるのか


まずは、なぜWebライターの将来性が不安視されているのか?を整理しておきます。
主な原因は以下の3つです。
- 動画コンテンツが台頭している
- AIが普及すると仕事がなくなる
- Webライターが増えてきている
順番に解説します。
①:動画コンテンツが台頭している
最近はYouTubeをはじめ、多くの情報が動画コンテンツで得られる時代です。
動画は「目」と「耳」で情報収集ができるため、文字を目で追うだけのテキストコンテンツよりも「わかりやすい」と感じる人が多いでしょう。
また、発信者の声がわかるぶん、親しみを感じやすいのも動画のメリットですね。
そのため、「テキストコンテンツが、動画コンテンツに置き換わるのも時間の問題」と考える人が増えているわけです。
②:AIが普及すると仕事がなくなる
最近はChatGPTをはじめ、AIが恐ろしいスピードで進化しています。
Webライティングにおいても、キーワードを入力するだけで文章を書いてくれるし、「記事タイトルを考えてほしい」とお願いすれば魅力的なタイトルを作成してくれます。
実際に「ChatGPT」に記事執筆を依頼してみた様子をご覧ください。




変な言い回しもありますが、AIでも文章を少し修正するだけで記事が出来上がってしまいます。
これなら初心者ライターに書いてもらうよりも、AIにお願いしたほうが楽ですよね。
こういったAIの恐ろしいスピードの進化を目の当たりにすると、「WebライターはAIに仕事を奪われる」なんて言われても仕方がないでしょう。
③:Webライターが増えてきている
政府が推奨している影響もあり、副業をする人はかなり増えています。
中でもWebライターは、初期費用が少ない点や、「日本語を書くだけならできそう」という参入障壁の低さから人気の副業です。
初心者向け案件では採用倍率100倍なんてこともあります。
そのため、案件に応募してもなかなか採用されず、「Webライターは稼げないから将来性ないよ」と言われるわけです。
Webライターの将来性は暗くない3つの理由


Webライターの将来性を不安視される方もいますが、実際はそんなことありません。
Webライターの将来性は全然暗くないですよ。
理由は以下の3つ。
- 文章コンテンツがなくなる可能性は低い
- AIはデータに基づいた文章しか書けない
- Webライターのスキルは横展開しやすい
順番に解説します。
①:文章コンテンツがなくなる可能性は低い



動画で情報収集したほうがわかりやすいし、文章を読む人は少なくなるんじゃないの?
Google検索するよりYouTubeを見るほうがいいでしょ。
そうなるとWebライターの需要はどんどんなくなりそう…。
このような不安があるかもですが、文章コンテンツがなくなる可能性は低いので安心してください。
なぜなら、文章コンテンツと動画コンテンツでは性質が異なるからです。
具体的には以下のとおり。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
文章コンテンツ | 知りたい情報をピンポイントに探せる | 文字を読むのが面倒 |
動画コンテンツ | 情報量が多くても内容が理解しやすい | 知りたい情報を探すのに時間がかかる |
文章コンテンツのメリットは、知りたい情報をピンポイントに探せるところです。
何か調べものをするときは、動画を流すよりも、文章のほうが素早く情報を得られますよね。
動画では10分くらい見ないと理解できない内容でも、文章なら目次や太字を流し読みするだけで全体像がわかります。
今すぐ悩みを解決したい場合は、YouTubeではなくGoogleで検索をしますよね。
こういった「知りたい情報に素早くたどり着きたい」というニーズがあるかぎり、文章コンテンツはなくならないでしょう。
実際、テレビが普及しているのに新聞はなくなっていませんよね。
スマホで映画が見れるのに小説を好む人もいます。
なので、動画コンテンツが普及してもWebライターの需要はなくなりませんよ。
②:AIはデータに基づいた文章しか書けない



AIが普及するとWebライターの需要はなくなるんじゃないの?
AIの普及はまだまだ先っていう人もいるけど、ここ最近の進化スピードが尋常じゃないじゃん。
このままではヤバいよ…。
こういった不安もあるかもしれませんが、AIはどんなに進化しても人間を超えることはないので安心してください。
なぜなら、AIは過去のデータに基づいた文章しか書けないからです。
たとえば、以下のコンテンツは人間にしか書けないでしょう。
- 新製品・新サービスの記事
- 未来について想像する記事
- 人の経験や体験を入れた記事
ChatGPTをはじめ、AIは驚異的なスピードで進化しています。
しかし、人間にしか書けない記事がある以上、Webライターの仕事はなくなりません。
とくに最近のSEOでは、E-A-TがE-E-A-Tに変わり、より経験が重要視されるようになりました。
E-E-A-Tとは、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の略で、Googleが提唱するWebサイトの評価基準です。
ほとんどのWebサイトは、SEOで評価されるために記事を書きます。
AIだけで記事を書くと「経験に基づいた文章」が抜け落ちてしまうため、AIが進化してもWebライターの需要はなくならないでしょう。
AIはあくまでも「ライティングの補佐」にしかなりません。安心してください。
ちなみに、AIに「仕事奪うの?」と聞いてみたら「自分はWebライターの仕事は無理っす…」と返ってきました。


③:Webライターのスキルは横展開しやすい



今までの話を聞くかぎり、Webライターの需要が減ってるのは本当なんでしょ?
Webライターは飽和してるのに将来は本当に大丈夫なの?
こういった不安がある人もいるでしょう。
しかし、Webライターはスキルを横展開しやすいので、もし仕事がなくなっても別の職業に移ればいいだけです。
Webライターで身につくスキルは以下のとおり。
- SEOスキル:検索エンジンから集客する力
- ライティングスキル:わかりやすい文章を書く力
- マーケティングスキル:商品やサービスを宣伝する力
これらのスキルを横展開すれば、Webライター以外の仕事もできます。
もちろん適当に文章を書いているだけでスキルは身につきませんが、本気でWebライターとして稼ごうとすれば自ずとスキルのあるライターになれますよ。
「どんな仕事に横展開できるか」については、次の章で解説しています。
興味があれば読んでみてください。
Webライターが飽和している件について
ちなみに、「Webライターは飽和している」とはよく聞きますが、実際は「初心者ライターが飽和しているだけ」です。
Webライターは参入障壁が低いため、「ちょっとやってみるか」という人が多いんだと思います。
つまり、SEOや専門分野の知識があるWebライターは少ないです。
ちゃんと勉強さえすれば仕事は取れるので、今から始めても遅くはありませんよ。
僕の意見だけでは信憑性が足りないかもしれないので、第三者の意見も載せておきます。
Webライターからキャリアアップする3つの道


Webライターの将来はどんなキャリアがあるんだろう?と気になる方もいるでしょう。
Webライターとして稼ぎ続けるのもいいのですが、身につけたスキルを活かせば以下の3つの道を選択することも可能です。
- 編集者・ディレクター
- SEOコンサルタント
- Webマーケター
順番に解説します。
①:編集者・ディレクター
編集者やディレクターは、Webライターの上流工程にあたる職業です。
主な仕事内容は以下のとおり。
- Webサイト全体の運営・管理をする
- Webライターの手配・進行管理をする
- 記事を公開できる状態まで仕上げる
Webライターは記事を執筆するだけですが、編集者やディレクターになると、記事の企画から公開までをすべて請負います。
また、Webライターのまとめ役でもあるため、ライティングだけではなく、マーケティングやコミュニケーションスキルも必要となる職業です。
Webライターとしての評価が高まったら打診してみるといいでしょう。
②:SEOコンサルタント
SEOコンサルタントとは、SEOを活用して集客アップをねらいたい企業にアドバイスをする職業です。
主な仕事内容は以下のとおり。
- 顧客サイトの分析・ヒアリングをする
- SEO戦略を立案・実行する
- アクセス解析・メンテナンスをする
世の中には、Webの知識がないばかりに伸び悩んでいる企業が少なくありません。
Webライターで身につけたSEOスキルを活かせば、そういった伸び悩んでいる企業を助けることができるかもしれません。
マーケティングやデザインスキルも必要になりますが、編集者やディレクターとして評価を高めたら挑戦してみるといいでしょう。
③:Webマーケター
Webマーケターとは、企業の顧客獲得・売上拡大に向けた戦略の立案・実行をする職業です。
仕事内容はコンサルタントと類似しますが、Webマーケターは商品やサービスの販売拡大という”より狭い範囲”での活動になります。
よく言われるのが、
- コンサルタント:経営寄りの活動
- マーケター:広報寄りの活動
という印象ですね。
こちらもWebライターで培ったSEOスキルを駆使すればOK。
ライターからマーケターに転職する人も結構います。
フリーランスではなく会社員として働きたくなったらチャレンジしてみるといいでしょう。
まとめ:Webライターに将来性はあります。心配しなくてOK。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
Webライターの将来性は暗くない理由を解説しました。
もういちど振り返りましょう。
- 文章コンテンツがなくなる可能性は低い
- AIはデータに基づいた文章しか書けない
- Webライターのスキルは横展開しやすい
Webライターは「オワコン」「やめとけ」「稼げない」などと言われますが、将来性はまったく暗くないです。
もちろん勉強もしない・スキルもないライターは淘汰されていきますが、しっかりやることをやれば問題ありません。
というわけで、今からWebライターを始めても遅くないです。
興味があるならぜひ挑戦しましょう。
Webライターに必要なスキルや勉強方法は別記事で解説しています。
あわせて参考にしてください。
関連記事:Webライターの始め方・勉強方法




コメントはお気軽に!