



本記事で紹介する「メモの魔力」こんな悩みを解決してくれる一冊です。



って特に意味もなく手にとってみた本でしたが、めちゃくちゃ良かったので紹介します。
この本を読んでるか、読んでないかで、だいぶ人生が変わるんじゃないかと僕は思っています。
メモってすごい魔力がありますよ。
「メモの魔力」を読むと圧倒的に成長できる
- 一般的なメモ:記録のためにするもの
- 魔力的なメモ:知的生産のためにするもの
要するに、「後でアイデアを生むために、メモに残しとけ!」って感じです。
この「知的生産のためのメモ」を意識すると、圧倒的に成長できます。
5つのスキルが身につく
「知的生産のためのメモ」を習慣化することにより、この5つのスキルが身につきます。
5つのスキル
- アイデアを生み出せるようになる
- 情報を「素通り」しなくなる
- 相手の「より深い話」を聞き出せる
- 話の骨組みがわかるようになる
- 曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになる
上記のようなスキルが身につきます。
その中でも「⑤曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになる」というスキルが重要であり、本書の肝です。
メモを書くには、強制的に言語化しなければなりません。それが思考を深めてくれます。
「思考→言語化」の過程を「抽象化」というのですが、その「抽象化」がかなり重要です。
例えば、「この映画、面白いな」と思ったとします。実際、8~9割の人は、純粋に「面白いな」で終わるでしょう。
その率直で素直な感想自体は大変尊いものですし、失ってはいけません。
が、この意識に「なぜ」を向け、言葉にする作業こそが、僕らの抽象化能力・言語化能力を引き上げます。
「なぜ面白いのか」をきちんと言語に落とし込んで、人に伝える作業をすれば相当な力がつきます。自己完結のメモだとなかなか続かない人は、メモ代わりに、TwitterなどSNSを使ってみてください。
◯◯が面白かった、それは、◯◯だったからだと思う。と、理由を言葉にしてしっかり伝えるのです。
わかりやすく、オリジナリティがあったりすると、拡散されるでしょう。
一方で、わかりにくく、どこかで聞いたことがあるような言葉は、共感を得られません。
こうした上手にアウトプットをせねばならない一定の制約下で言語を届ける訓練を続けると、言語化能力は磨かれていくでしょう。メモをとるのでも、ツイートするのでも構いません。とにかく、その瞬間を、意識を、逃げずに言葉にすることが大切です。
「面白い」と思ったものに対して、「なぜ?」をとことん問い詰めるのが大切ということですね。
特にTwitterで拡散されているツイートを見て「なぜ拡散されてるんだろう?」と考えたり、映画を観た後に感想をツイートしてみるとかは、手軽にできるしやってみるといいです。
抽象化で得られるメリット
- 物事の本質を見抜けるようになる
- アイデアの転用ができる
- 記憶を保持しやすくなる
抽象化で得られるメリットはこんな感じです。



って思うかもですけど、得られるメリットはかなり大きいです。1つずつ解説していきます。
①物事の本質を見抜けるようになる
本質を見抜ければ、無駄なことに時間やお金を使わなくて済みます。
例えば、買い物をするとき、「これ何で必要なんだっけ?」と必要な理由を抽象化します。すると、意外と必要ないことに気づけたりします。
必要ないなら、その買い物に使う時間とお金を他に使えますね。無駄な浪費をせずに済みます。
他にも会社でやっていることを抽象化したりすると、結構無駄なこと多くてビビります笑
②アイデアの転用ができる
「世の中でうまくいっているもの」、「自分が素直にいいと感じたもの」を抽象化することで、他のことにも転用することもできます。
「『大阪のおばちゃんは、なんでもないときにも、よくアメちゃんをくれる』という話があるじゃないですか。そこに着想を得て、大阪でチラシ配りをするときに、チラシと一緒にアメちゃんを配る作戦に出たんです。そうしたら、ものすごい勢いでチラシがはけて、驚きました」
「これに味をしめた僕たちは、同じやり方を東京で試したんです。そうしたら、東京ではなんと、大阪のせいぜい3分の1程度の効果しかありませんでした。つまり、アメちゃんをつけると、大阪では東京の3倍チラシがはけるのです(笑)」
「大阪でチラシと一緒にアメちゃんを配ったら、東京の3倍の効果があった」という事実。
これを抽象化→転用して思考を深めます。
まず、抽象化で、「大阪人は東京人よりも、直接目に見えるメリットの訴求に弱い」という気づきを得ました。
その気づきを、SHOWROOMにて大阪対象の施策に転用させた例が本書には書いてあります。
こんな感じで、アイデアは日常にゴロゴロあります。普段どれだけの情報を素通りしていたかがわかりますよ。
③記憶を保持しやすくなる
抽象化はアウトプットだけでなく、インプットする際にも使えます。
例えば、読書の際、本の内容を全部覚えるのは難しいですよね。でも抽象化しておけば、ポイントを押さえるだけで大体の内容を覚えられます。
また、ポイントを押さえるという作業によって、記憶にも定着しやすいです。
前田祐二さんは「君の名は。」の面白さを1分で語ることも、3時間たっぷり使って語ることもできるみたいです。
「すげー」
メモは「第二の脳」って感じですね。
抽象化することのメリットはこんなにもあります。
その抽象化という行為のキッカケを作ってくれるのが「メモ」というわけです。
「メモの魔力」は単なるメモのノウハウ本じゃない話
「メモの魔力」は単なるメモのノウハウ本では終わりません。
メモをとることは「人生の軸」を見つけることにもつながると前田祐二さんは語っています。
そこで本書には、「自分を知るための自己分析1000問」が特別付録として付いています。
なんと、「自己分析」までできちゃいます。
前田祐二さんから「夢・性格・経験・家族・親戚・友人・知人・勉強・仕事」に関する1000の質問が掲載されています。
「え、、、1000問?だるっ、、、」って思いました?
わかります笑 わかりますよ笑 でも大丈夫です笑
前田裕二さんも「全て答える必要はない。勘の良い人なら数十問答えた段階で自分が見えてくるだろう」と言っています笑
でも本気で「自分の人生」と向き合うなら、全問やってみるくらいの気概でやったほうがいいです。
前田祐二さんはノート30冊いったみたいです。
それくらいハードル高いけど、「自分探しの旅」よりも確実に「自分」は見つかるはず。
メモは単なる「ノウハウ」ではなく「姿勢」である
メモをとる上で大切なのは、シンプルに「とにかく書く」こと、
書くかどうか=人生にどれだけ真剣に向き合っているかどうか
なのです。
「メモ、、、抽象化、、、やったほうがいいのはわかったけど、めんどくさい、、、」
そう思うのは「自分の人生と向き合っていないからだ」ってことですね。
つまり、メモをするかしないかで「人生の姿勢」が問われています。本当にその通りだと思います。
「書くか、書かないか」
メモはあくまでも生き方や姿勢であり、ただのノウハウで終わらせてはいけません。
こうした熱いメッセージが本書の至るページから感じ取れます。
人生を真剣に考えるなら、とにかく書きましょう!
まとめ
「メモの取り方」「メモに対する姿勢」が熱く書かれている本書ではありますが、割とライトな感じで読むことができるのが本書のすごいところでもあります。
読み始めたら止まらなくなるというか、読み終わった時には、一本の映画を見終わった時のような感覚になります。
そして、読み終わった後の世界は今までとまるで違う世界になっています。
ちなみに前田祐二さんのオススメのメモ帳は「モレスキンのハードカバーノート」みたいです。
とにかくこの本から学べることは、めちゃくちゃ多いので「全人類必読」だと思いました。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

