
ハローワークの求人はブラック企業ばかりっていうのは本当なのかな?仕事を探そうと思ってたけどブラック企業に就職するのは避けたいなぁ…。優良企業ってどうやって探せばいいの?
こういった疑問にお答えします。
ハローワークとは、厚生労働省が運営する公共職業安定所のこと。
就職や転職を目指す人に対して職種紹介をしています。
仕事を辞めるとハローワークにお世話になるイメージの方も多いでしょう。
しかし、ハローワークで仕事を探すのはおすすめしません。
理由は、集まる求人がブラック企業ばかりだからです。
本記事では、ハローワークにある求人がブラックばかりである3つの理由、ハローワーク以外で仕事を探す方法を解説します。
僕は高卒で27歳のときに転職活動をしました。
ハローワークも利用しましたが、正直あまりいい求人がないのでやめたほうがいいと思いましたね。
「国が運営しているから安心」と思うかもですが、
国が運営しているからこそブラック企業が集まってきます。
この記事を読めば、ハローワークの仕組みがわかり、ブラック企業への就職を避けられるでしょう。
ぜひ最後まで読んでみてください。
- ハローワークは「ブラック企業が集まりやすい仕組み」になっている
- ハローワークをおすすめできるのは「地方から動きたくない人だけ」
- ブラック企業を避けたいなら「リクルートエージェント」を使おう
ハローワークにある求人がブラックばかりと言われる3つの理由


ハローワークの求人はブラックばかりです。
理由は以下の3つ。
- 無料で求人掲載できるから
- 求人掲載の審査が緩いから
- 企業に期待されてないから
順番に解説します。
①:無料で求人掲載できるから
民間の転職サイト・エージェントで求人募集をするためには、数十万円〜数百万円が必要です。
しかし、ハローワークは無料。国の行政機関なので一切お金がかかりません。
そのため、業績が悪かったり、慢性的な人手不足を抱えている企業でもハローワークなら求人募集ができます。
- 業績が悪い
→利益がないから採用にお金をかけられない
→低賃金で働かされる - 慢性的な人手不足
→すぐ辞めるから採用にお金をかけたくない
→労働環境が良くない
このように考えると、ハローワークで求人募集をする企業はブラックばかりというのも頷けますよね。
ホワイト企業がハローワークを使わない理由
とはいえ、「無料だからとりあえず掲載しているんじゃないの?」という意見もあるでしょう。
たしかに無料なら転職サイトと併用掲載しても金銭的には問題ない気がします。
しかし、ホワイト企業からすると無料でもハローワークに求人を掲載するのはコスパが悪いんですよね。
なぜなら、求人募集費よりも人件費が高くなってしまうから。
ホワイト企業の求人には当然応募が殺到しますよね。そうなると書類選考や面接に膨大な時間を奪われて、人事の人件費が高くなってしまいます。
なので、基本的にホワイト企業はハローワークで求人募集はしません。
②:求人掲載の審査が緩いから
転職サイト・エージェントでは厳選な審査をしたうえで求人を掲載しています。
なぜなら、ブラック企業が話題になるとサービスを使ってもらえなくなるからです。
一方、ハローワークは掲載の審査が緩く、労働基準法に違反してさえいなければどんな企業でも掲載できます。
そのため、ブラック企業でも法律ギリギリに調整すれば求人募集ができてしまうんですよね(ウソもつける)。
ハローワークの審査が緩い理由
「なぜハローワークは審査が緩いのか?」というと理由は以下のとおり。
- 求人掲載にノルマがあるから
→有効求人倍率を上げたい国からの命令 - 公平性を求められているから
→法律を守ってさえいれば何も言えない - 悪評まみれでも潰れないから
→ブラック企業を紹介しても問題がない
こういった理由から、ハローワークの求人掲載の審査は緩くなっているんですよね。
ちなみに国が有効求人倍率を上げたい理由は「景気が良いことを発信したいから」だと思われます。
ハローワークの相談員は使えない
「ブラック企業かどうかは相談員に聞けばわかるんじゃない?」と考える人もいるでしょう。
しかし、ハローワークの相談員は以下の理由から使えません。
- 非正規の公務員ばかりだからやる気がない
- 転職経験がないからアドバイスができない
- ハローワークの求職者を少し見下している
もちろんすべての相談員に当てはまることではないと思いますが、ネットの口コミをみると「適当に対応される」というのが多いですね。
僕自身も何を聞いても「詳しくはわからないなぁ〜」とか「どの会社も大変ですよ?」みたいな対応をされるだけでした。
というわけで、ハローワークの相談員に聞いてもあまり意味ないです。
③:企業に期待されてないから
ここまで企業やハローワークを悪者扱いしてきましたが、僕ら求職者にも原因はあります。
というのも、求人を出す企業側の視点に立ってみてください。
何もスキルがない人間を好待遇で雇いたいと思いますか?
ハローワークというのは、基本的にスキルのない人間が仕事を探しにくる場所です。
そのため、企業側も「任せられる仕事が雑務くらいしかない」という感じなんだと思います。
企業がお金を払って求人募集する理由
「ハローワークの求職者にも優秀な人がいるかもしれないじゃん」と思うかもしれません。
しかし先述のとおり、優良求人には応募が殺到してしまいます。
大量の応募の中から「優秀な人材」を探すのは大変です。人事の人件費もかさむし良いことがありません。
そのため、企業はお金を払ってでも求人サイトから募集をして、ピンポイントにほしい人材だけを面接するわけです。
ホワイト企業からすると人事にお金をかけない分、逆に節約になるパターンなんですよね。
というわけで、ハローワークの求人募集はどうしてもブラックばかりになってしまいます。
ハローワークで転職活動をするメリットとは【ひとつだけある】


ここまでハローワークの求人はブラックばかりであることをお伝えしました。
しかし、ハローワークにもメリットがひとつだけあります。
それが「地元企業の求人が多いこと」です。
ハローワークは職業安定法に基づいて運営されているため、地元密着型の求人が多いんですよね。
職業安定法
(職業紹介の地域)
第十七条 公共職業安定所は、求職者に対し、できる限り、就職の際にその住所又は居所の変更を必要としない職業を紹介するよう努めなければならない。
出典:厚生労働省
転職サイト・エージェントは大都市圏ばかりで、地方の求人は探しにくいです。
そのため、親元を離れたくない人や、地元愛の強い人はハローワークで仕事を探したほうが効率良いといえます。
転職活動をするなら「転職サイト・エージェント」を利用しよう


仕事を探すなら、基本的にはハローワークよりも転職サイト・エージェントがおすすめです。
企業はお金を払って求人募集をするため、経営に余裕があるし、使い捨てではなく真剣に採用してくれます。
また、お金は企業が払っているため、僕ら利用者は「完全無料」です。
もはやハローワークを選ぶ理由がありませんよね(地元企業に就きたい人以外)。
転職サイト・エージェントの違い
ちなみに、転職サイトと転職エージェントの違いは「専任アドバイザーがつくかどうか」です。
- 転職サイト
→自分ひとりですべての活動を進める - 転職エージェント
→専任アドバイザーと一緒に活動を進める
どっちがおすすめかは人によりますが、転職活動に失敗したくないなら専任アドバイザーと一緒に進めたほうがいいですよ。
転職エージェントは「非公開求人」も保有しており、優良求人の数が圧倒的に多いです。
両者の違いについて、詳しくは以下の記事で解説しているので参考にしてください。
おすすめな転職サイト・エージェント
転職サイト・エージェントはさまざまありますが、おすすめは以下の3つです。
- リクナビNEXT
→転職者の80%が利用する転職サイト - リクルートエージェント
→求人数業界No. 1の転職エージェント - 就職Shop
→高卒・フリーター向けの転職エージェント
いずれも業界最大手の「リクルート」が運営しているので登録して損はありませんよ。
各サービスの詳細を知りたい方は以下の記事もどうぞ。
まとめ:ハローワークはブラックばかり、ろくな求人はありません
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ハローワークの求人が「ブラックばかり」と言われる理由を解説しました。
もういちど振り返りましょう。
- 無料で求人掲載できるから
- 求人掲載の審査が緩いから
- 企業に期待されてないから
「仕事を辞めたらとりあえずハローワーク」という人が多いですが、ブラック企業ばかりで、いい求人がないのでおすすめしません。
転職サイトに登録すれば、無料でいつでもどこでも求人を確認できます。また、転職エージェントでは無料で専任のアドバイザーもついてくれるのでブラック企業を排除できます。
なので、人生の貴重な時間を無駄にしたくないなら、ハローワークではなく転職サイト・エージェントを使いましょう。
もちろん、どちらも完全無料です。
- リクナビNEXT
→転職者の80%が利用する転職サイト - リクルートエージェント
→求人数業界No. 1の転職エージェント - 就職Shop
→高卒・フリーター向けの転職エージェント
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