【工場】製造業って女性でも働けるの?メリット・デメリットを解説

  • 「製造業って女性でも働けるの?」
  • 「女性が工場で働くのはきついかな…?」
  • 「製造業で働く女性ってどれくらいいるの?」

こういった疑問にお答えします。

製造業はひとりで黙々と働けるのが魅力です。

コミュニケーションに苦手意識があったり、煩わしい人間関係に疲れていたりする人は興味のある職業でしょう。

とはいえ、製造業・工場勤務というと男性のイメージが強く、女性はなかなか応募しにくいですよね。

そこで今回は、女性が製造業で働くことについて詳しく解説します。

僕は製造業に9年ほど携わっていました。
男性ですが、工場の内情には詳しいし、工場で働く女性からもいろいろ話を聞いています。

この記事を読めば、女性でも安心して工場勤務をできるようになるはずです。

ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

製造業って女性でも働けるの?

「製造業は女性でも働けるの?」という疑問について。

結論からいうと、製造業は女性でも問題なく働けます。

その理由は以下の3つ。

  1. 製造業も力仕事ばかりではない
  2. 製造業で働く女性は意外と多い
  3. 製造業の「3K」は改善されている

順番に解説します。

①:製造業も力仕事ばかりではない

製造業・工場勤務というと「肉体労働」「力仕事が中心」というイメージかもしれません。

しかし、実際はそんなことありません。女性でもできる仕事はたくさんあります。

製造業の女性向きな仕事

たとえば以下のとおり。

  • 組み立て・加工
    →商品や部品を組み立てたり、加工したりする作業
  • 検査・検品
    →商品に不具合や破損がないかをチェックする作業
  • ピッキング・梱包
    →材料の仕分け、梱包、ラベル貼りなどをする作業

このような手先の器用さ、細かいところにも気が付く注意力、丁寧さが求められる仕事は男性よりも女性に向いています。

そのため、製造業では女性の採用に積極的なところも多いんですよね。

僕は自動車メーカーの工場で働いていましたが、女性に力仕事を任せることは一度も見たことがありません。

なので、製造業は女性でも気軽に働けますよ。

②:製造業で働く女性は意外と多い

製造業というと男性の比率が多く、女性は少ない…というイメージがあるかもしれません。

しかし、製造業・工場で働く女性は決して少なくありません。

以下のグラフをご覧ください。

出典:経済産業省「商工業実態基本調査」

上記は経済産業省が調べた、製造業の業種別における女性従業者の割合です。

このデータを見ると…

  • 衣服・繊維製品製造業・・・73.6%
  • 食料品製造業・・・61.1%
  • 皮革製品・・・52.3%
  • 電気機械器具・・・51.1%
  • 繊維工業・・・51.0%

と、従業者の半数以上が女性の工場もかなり多いことがわかります。

もちろん、その企業によって差はあると思いますが、それでも製造業で働く女性は意外にも多いです。

なので、「女性なのに製造業で働くのは恥ずかしい…」とか「男性社会に馴染めるかな…」とか心配する必要はまったくありませんよ。

③:製造業の「3K」は改善されている

製造業というと「3K」のイメージが強く、女性は気になるところかもしれません。

3Kとは、「きつい」「汚い」「危険」の頭文字をとった造語です。

しかし、工場勤務=3Kというのは昔の話で、最近はもう気にしなくていいレベルで改善されています。

具体的には以下のとおり。

  • きつい
    →設備・技術の最新化で体力仕事は減っている
  • 汚い
    →製品に汚れがつかないように衛生管理を徹底している
  • 危険
    →過去の労働災害を繰り返さないように安全対策を徹底している

もちろん、すべての工場に当てはまるわけではないですが、多くの工場で3Kはもう古い言葉になっています。

特に、大企業は設備も最新のものが多いし、衛生管理や安全管理も徹底しているので驚くはずですよ。

どうしても3Kが気になるなら「食品メーカー」の工場で働くのがおすすめです。食品を扱うので衛生面はかなり徹底されています。

女性が製造業で働くメリット3つ

女性が製造業・工場で働くメリットを挙げると、以下の3つです。

  1. 未経験・資格なしでもすぐ働ける
  2. プライベートの予定が立てやすい
  3. 男性との出会いのチャンスが多い

順番に解説します。

①:未経験・資格なしでもすぐ働ける

工場の仕事は、年齢・学歴・経験不問なところが多いです。

理由は、誰でも仕事ができるようにマニュアルが完備されているから。

そのため、難しい仕事はないし、誰にとっても働きやすい環境になっています。

入社後の1ヶ月は現場のリーダーがマンツーマンで指導してくれます。わからないことが多くても大丈夫ですよ。

②:プライベートの予定が立てやすい

製造業・工場勤務はプライベートの予定を立てやすいのも魅力です。

なぜなら、勤務時間がある程度決まっているから。

工場の仕事はシフト制がほとんどなので、「最大でもこの時間までには退勤」というように勤務時間が決まっています。

また、勤務時間はタイムカードで管理するためサービス残業なんて論外。休日にいきなり電話が来て出勤なんてこともありません。

そのため、工場の仕事は「育児」と両立しやすくなっています。

勤務時間がある程度決まっていると、保育園や幼稚園の迎えも行きやすいですよね。

育児をしていなくても、遊びの予定を入れたり、習い事や趣味のスケジュールを調整したりしやすいのでプライベートを楽しめます。

③:男性との出会いのチャンスが多い

職種にもよりますが、基本的に工場は男性が多い傾向にあります。

ちょっとゲスい話にはなりますが、女性は出会いを求めて製造業に就くのもありですよ。

というのも、男性ばかりの工場では「女性」というだけでかなりモテるんですよね。

僕は男性比率の高い工場で働いていましたが、女性は職場恋愛で結婚している人が多かったです。

「自分は女性として自信がないから…」という人もいるかもですが、工場で働くと誰でも自信がつくと思いますよ。

それくらいチヤホヤされます。

自動車メーカーの工場は経済的にも安定している人ばかりなので、出会いを求めるならおすすめです。

最近は社会全体でコンプライアンスに厳しいので、セクハラの心配もほとんどありません。

女性が製造業で働くデメリット3つ

女性に限らずですが、工場勤務のデメリットは以下の3つです。

  1. 単純作業ばかりで飽きる
  2. 交代勤務があるときつい
  3. スキルが何も身につかない

順番に解説します。

①:単純作業ばかりで飽きる

工場は学歴・経験不問で働けます。

ですが、それゆえに単純作業ばかりになって飽きるんですよね。

たとえば、組み立てならずっと同じ部品をつけるだけ、検査ならずっと同じ場所をチェックするだけ…という感じです。

そのため、人によっては、仕事がつまらなさすぎて精神的におかしくなるかもしれません。

僕は人よりも単純作業に適正がありますが、それでも毎日同じことばかりしていると「何やってるんだろう…」と感じることが多々ありました。

なので、仕事にやりがいを求めるタイプの人には向きません。

②:交代勤務があるときつい

工場によっては交代勤務を採用しているところもあります。

交代勤務とは、週ごとに勤務時間のシフトを入れ替えながら働くシステムのことです。

たとえば、二交代勤務なら昼夜を入れ替えながら、三交代勤務なら早朝・夕方・深夜を入れ替えながら働きます。

交代勤務の何がきついかというと、睡眠時間が不規則になって生活リズムが狂うんですよね。

生活リズムが狂うと、健康に悪影響が出たり、睡眠不足でうつ病になったりするので注意してください。

交代勤務をすると手当がもらえるため稼ぎやすいのですが、健康管理に自信のない人はやめておいたほうがいいかもしれません。

③:スキルが何も身につかない

工場の仕事は、基本的に単純作業ばかりです。

そのため、いくら仕事をしてもスキルは身につきません。

ほかの仕事では「身につけたスキルを活かして転職」ができますが、工場勤務では難しいです。

特に単純作業はAI(ロボット)に代替されるとも言われており、将来性はかなり薄いですね。

お金を貯める目的があるならいいのですが、なんとなくで働くなら時間の無駄になる可能性があるので注意してください。

工場で働くなら、副業もしたほうがいいですよ。副業をすればスキルが身につきます。

製造業に向いている女性の特徴3選

製造業・工場勤務のメリット・デメリットを解説しました。

まとめると、以下に当てはまる女性に製造業・工場勤務は向いています。

  1. ひとりで黙々と働きたい人
  2. プライベートを大切にしたい人
  3. とにかくお金を稼ぎたい人

①:ひとりで黙々と働きたい人

工場の仕事は、基本的に作業中に人と話すことがありません。

目の前の仕事を黙々とこなすだけです。

人によってはつまらないと感じるかもですが、コミュニケーションが苦手で黙々と働きたい人には最適な仕事といえるでしょう。

工場勤務は煩わしい人間関係が少ないのもいいですね。嫌な人がいても話さなければいいだけなので楽ですよ。

②:プライベートを大切にしたい人

工場の仕事は、基本的に勤務時間が決まっています。

サービス残業なんて論外だし、自宅に仕事を持ち帰る必要もありません。

そのため、プライベートを大切にしたい人には最適な仕事といえるでしょう。

たとえば、育児をしていたり、習い事をしたりしている人はスケジュールが組みやすいです。

「工場の仕事はつまらない…」とよく言われますが、プライベートが充実していれば気にならないですよね。

③:とにかくお金を稼ぎたい人

繰り返しますが、工場の仕事は単純作業ばかりでつまらないです。

ですが、「とにかくお金を稼ぎたい」と考えている人にとっては、仕事の楽しさなんてどうでもいいですよね。

たとえば、一人暮らしをするために貯金したい人、育児にかかるお金を稼ぎたい人など。

工場は学歴や経験不問で働けるので、「学歴と経験に自信がないけどお金を稼ぎたい」という人には向いています。

製造業・工場勤務におすすめな転職サイト

製造業に応募したいなら以下の転職サイト・エージェントがおすすめです。

  1. 工場求人ナビ
    →派遣社員で応募したい人向け
  2. コウジョウ転職
    →工場の正社員を目指す人向け
  3. リクルートエージェント
    →工場以外でも探したい人向け

ぜひご自身に合ったサイトを選んでみてください。

各サイトについて詳しくは以下の記事でも解説しています。

まとめ:製造業は女性でも問題なく働けます

最後まで読んでいただきありがとうございます。

製造業・工場勤務は女性でも問題なく働けることを解説しました。

要点をもういちど確認すると以下のとおり。

  1. 製造業も力仕事ばかりではない
  2. 製造業で働く女性は意外と多い
  3. 製造業の「3K」は改善されている

そして、製造業・工場勤務で働くメリット・デメリットは以下です。

メリットデメリット
未経験・資格なしでもすぐ働ける
プライベートの予定が立てやすい
男性との出会いのチャンスが多い
単純作業ばかりで飽きる
交代勤務があるときつい
スキルが何も身につかない

繰り返しますが、製造業は女性でも問題なく働けます。

工場で働くというと「3Kで男性ばかり…」というイメージかもですが、女性従業員の割合も高いし、女性向きな仕事も多いです。

実際に働いてみると、今までのイメージとの違いに驚くはずですよ。

何より女性は工場でかなりモテるので、チヤホヤされたい人にもおすすめです(食品や衣類メーカーは女性比率が高いのでアレですが)。

というわけで、少しでも製造業に興味があるなら応募してみてください。

仕事に不安があるなら、まずが派遣社員で半年ほどお試し勤務してみるのがおすすめです。

  1. 工場求人ナビ
    →派遣社員で応募したい人向け
  2. コウジョウ転職
    →工場の正社員を目指す人向け
  3. リクルートエージェント
    →工場以外でも探したい人向け

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