工場勤務のメリット・デメリットを教えてください。
この要望にお答えします。
僕は「自動車工場」に9年ほど勤めており、工場勤務の良い部分も悪い部分もかなり体感してきました。
工場勤務について正直にいうと、きついし辞めたくなることは何度もあります。
出社前、家にいながら「帰りたい…」と思うのは日常茶飯事。
しかし、
僕が9年も工場で働き続けているのは、デメリットよりも”メリット”の方が大きいからです。
ということで、
9年ほど工場勤務をしている僕が感じた「工場勤務のメリット・デメリット」を解説します。
少しでも参考になると嬉しいです。
目次
工場勤務のデメリット3つ

- 体力的にしんどい
- 仕事が面白くない
- 怠惰な人間になる
まずはデメリットから書いていきます。
①:体力的にしんどい
工場での仕事は、基本的には立ちっぱなしになります。
さらに、自動車工場の場合、自動車のまわりを歩き回ったり、中腰になる作業ばかりなのでしんどいです。
「足が痛い」「腰が痛い」といった状態での仕事になりますので、とにかくしんどい…。
つまり、
体の弱い人には不向きな職業です。
(慣れると結構楽になりますけどね)
②:仕事が面白くない
工場での仕事内容は、決められたことを、決められたとおりに、黙々と繰り返すだけの「単純作業」になります。
例えるなら、「流れてきた茶碗に、ごはんを盛り付けるだけ」の毎日です。
面白くないですよね。
ちなみに、決められた手順を守らないと「不良品の原因」「ケガの原因」になるので上司に怒られます。
つまり、
お金を稼ぐためだけに、惰性で働くだけなので面白くないです。
③:怠惰な人間になる
工場での仕事内容は、「決められたことを、決められたとおりに繰り返すだけ」とお伝えしました。
しかしこれは、「決められたことだけをやればいい」の裏返しでもあるんですよね。
「上司から指示されたこと」を守れば怒られることはないし、給料も毎月しっかり出ます。
つまり、
自分の頭で考えることを嫌う人間になってしまいます。
工場勤務のメリット3つ

- 給料が高い
- 残業が少ない
- 人間関係が楽
これらのメリットが大きいので、僕は9年も工場勤務を続けられています。
①:給料が高い
工場は、誰でもできる単純作業を繰り返すだけで、わりと高い給料をもらえる美味しい職業です。
特に自動車関係の工場は給料が高く、25歳の僕の年収は450万円を超えていました。
ちなみに、20代後半男性の平均年収は393万円となっています。(参考:平均年収.jp)
つまり、
工場勤務は、ノースキルであっても、しっかり稼ぐことができます。
②:残業が少ない
工場では、1日の生産数(ノルマ)が決まっており、ノルマを達成すれば機械が停止します。
「機械が停止する→仕事ができない→帰るしかない」という感じです。
タイムカードで勤務時間を管理しているので「サービス残業」も一切ありません。逆に帰らないと怒られます。
と思うかもしれませんが、
繁忙期の工場は、基本的に「交代制」のシフトを組みます。
シフトで勤務時間を管理するので、時間が来たら帰らないといけません。
次の担当者への引継ぎがあるので、ノルマにも限界があるし、ノルマを達成していなくても帰れるんですよね。
つまり、
工場勤務は、プライベートな時間をしっかり確保できます。
③:人間関係が楽
工場での仕事は、決められた作業を決められたとおりに「黙々と」こなすだけです。
なので、トラブルがなければ、コミュニケーションを取らなくても仕事が成立してしまうんですよね。
嫌いな上司にトラブルの報告をするときであっても、無の感情で報告だけすれば何の支障もありません。
つまり、
工場勤務は、人間関係のストレスが一切ありません。
【まとめ】工場の最大のメリットは”居心地の良さ”です
【デメリット】
- 体力的にしんどい
- 仕事が面白くない
- 怠惰な人間になる
【メリット】
- 給料が高い
- 残業が少ない
- 人間関係が楽
工場勤務のメリット・デメリットを3つずつ紹介しました。
工場勤務はしんどいし面白くはありません。
しかし、僕が9年も働き続けられているのは、デメリットよりもメリットが大きいからです。
人間関係に恵まれているのもありますが、とにかく居心地が良いんですよね。
この記事を読んで少しでも工場勤務に興味を持っていただけたら嬉しいです。
では最後まで読んでいただきありがとうございます。
カズヤ(@kazuyadesu8)でした。