【工場】ライン作業の「天国と地獄」を9年経験者がぶっちゃけます

工場のライン作業に興味があるけど、自分でもできるかな?ネットを見ると地獄とか言われてるし不安だなぁ。

こういった疑問にお答えします。

本記事の内容
  • 工場のライン作業で地獄だったこと5選
  • 工場のライン作業の楽すぎると思うこと3選

僕は自動車メーカーの工場で9年ほど働き、現在はWeb系の仕事に転職しています。

結論をいうと、工場のライン作業は「慣れるまでの1~3ヶ月は地獄」です。

ただ、体が慣れてくると「え?楽すぎる!」と感じてきますよ。

なので、とにかくお金を稼ぎたいって人には結構おすすめな職業と言えます。

ちなみに僕が工場を辞めたのは「退屈すぎてつまらないから」です。

記事を読み終えるころには、工場でライン作業をするイメージが膨らんでいると思います。

ライン作業に興味がある人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

ちなみに、「工場勤務じゃない仕事を探したい方」は以下の記事を参考にしてください。

目次

工場のライン作業で地獄だったこと5選

まずは工場勤務のライン作業で「地獄」だったことをご紹介します。

僕は以下の5つがきつかったです。

  1. ラインのスピードが速すぎる
  2. ミスをするとずっと監視される
  3. トイレにすぐ行かせてもらえない
  4. 慣れると時間がまったく過ぎない
  5. 夜勤の週は生きてる心地がしない

順番に解説します。

①:ラインのスピードが速すぎる

工場のラインスピードは尋常じゃなく速いです。

ある程度慣れたベテランでも結構必死なので、初心者はまぁついていけないですね。

具体的には、60秒で終わらないといけない作業に対して、ラインが62秒で流れていく…みたいな感じです。

2秒しか余裕がないため、少しでもぼーっとしたり、ミスしたりすると、もう置いてきぼりになります。

もし間に合わなかったときは現場のリーダーを呼んで手伝ってもらうのですが、何回も呼ぶのは申し訳ないし、中にはちょっと怒る人もいます。

なので、常に必死に体を動かさないといけません。

一度作業のコツをつかめば少し楽になるのですが、それでも余裕ではないので結構きついですね…。

②:ミスをするとずっと監視される

ミスをした後にずっと監視されるのもきつかったですね…。

というのも、あまりにもミスが多かったり、不良品を流してしまったりすると、上司やリーダーは再発防止を考えないといけないんです。

だから作業員の動きを細かくチェックして、ミスの原因を探します。

とはいえ、作業員としては、ずーっと監視されているのは気分が悪いですよね。

少しでも変な動きをすると指摘されるし、ラインから遅れても何か言われるし…とにかく疲れます。

とくに大きな不具合を出したときには、会社内の偉い責任者なんかも見にきたりして、受刑者のような気分になりますね…。

③:トイレにすぐ行かせてもらえない

トイレに自由にいけないのも地獄でした。

ライン作業は1人の都合でストップできないので、気軽にトイレに行けません。

大体どの工場も2時間ごとに休憩があるので、そのときに用を済ませる…って感じですね。

一応、ライン作業中もリーダーと交代すればトイレに行けるのですが、リーダーが忙しいとすぐに変わってもらえません。

たとえば、ミスした製品を直してる最中だったり、先にほかの人がトイレに行っていたりすると結構待たされます。

僕自身もリーダーを呼んで「あと5分待って」と言われてから30分ほど待たされたことがあります。まじで地獄でした。

今はWeb系の仕事をしている僕ですが、「トイレに自由に行ける」ってだけでめちゃめちゃ感動していますね笑

④:慣れると時間がまったく過ぎない

先ほど「ライン作業は必死」とお伝えしましたが、作業に慣れてくると結構間に合うようになります。

でも今度は逆に「退屈すぎてきつい」という事態になるんですよ…笑

というのも、ずーっと同じ作業、しかも中学生でもできるようなことを2時間とかぶっ続けでやるわけなので飽きてくるんですよね。

1時間経ったと思って時計を見ても、実際は20分しか経ってなかった…なんてのは経験者の中で100%共感を生むあるあるです。

退屈な仕事で稼げるなんて最高!と思うかもですが、実際にやっていると「あほらしいな…」って感じてきますよ。

「僕は定年までこの仕事をやるのは嫌だな」と思いました。

⑤:夜勤の週は生きてる心地がしない

夜型の人もいるかもですが、僕は夜勤がもう地獄すぎました。

というのも、夜勤の週って8時間以上寝ても全然疲れがとれないんですよね。

だから、常に眠いし、疲労困憊のまま仕事をすることになります。

ラインも速いから、体が寝たいと言っているのに全力で体を動かさないといけないし…とにかく地獄でしたね。

これは自律神経の乱れも関係しているかもですが、夜勤をしていると気分が鬱っぽくなるんですよね。

ちなみに、僕の経験からも言えるし、研究でも明らかになっていることですが、夜勤に慣れることはないです。

なので、もし工場の夜勤手当で稼ぐつもりなら、1年以内にささっと貯金して辞めるのがおすすめですね。

工場のライン作業の楽すぎると思うこと3選

続いて、ライン作業の天国をご紹介します。

僕は現在Web系の仕事をしていますが、以下の3つで工場勤務のほうが楽だと思いますね。

  • 単純作業を黙々としてるだけでいい
  • 面倒くさい人間関係に悩まされない
  • 仕事内容のわりに給料がかなりいい

順番に解説します。

①:単純作業を黙々としてるだけでいい

ライン作業は黙々と作業するだけでいいのが楽ですね。

最初は作業手順を覚えないといけませんが、1ヶ月もすると慣れて、何も考えなくても体が勝手に動くようになります。

まぁ自転車に乗れるようになったときと同じですね。

営業マンみたいに「どうやったら成約するか」とか考える必要がないし、特別なスキルがなくても働けるし、その点では気楽ですよね。

②:面倒くさい人間関係に悩まされない

会社にはいろんな人がいるので、どうしても人間関係に悩まされることがあります。

しかし、ライン作業は黙々と作業をこなしていればOK。コミュニケーションがあまり必要ないので人間関係が楽ですね。

ミスや遅れの報告は必要ですが、それさえできればコミュ障でも働けます。

これもわりとライン作業あるあるですが、1日に誰とも話さず終わることもよくありますね笑

ほかの仕事だと「苦手だな」って人とも無理やり付き合わないといけませんが、工場のライン作業だと報連相だけで済むから気楽です。

③:仕事内容のわりに給料がかなりいい

ライン作業は、中学生でもできる単純作業を黙々とこなすだけです。

それなのに給料がわりと高い。個人的には美味しい仕事だと思いますね。

給料はその工場によって安いところもあるかもですが、自動車系だと20代前半でも年収400~500万円はザラです。

もちろん肉体労働や夜勤できついのですが、それでも目の前のことを黙々とこなしているだけで、これだけ稼げるのは美味しいですよね。

だから貯金のために働くのはめちゃめちゃおすすめです。

以下の記事で「おすすめの求人サイト」をまとめたので、興味のある方はチェックしてみてください。

工場勤務をするか迷うなら「プロ」に相談がおすすめ

ここまでライン作業の天国と地獄を解説しましたが、まだどうしようか決められない人も多いかもしれません。

そんな仕事探しに迷っている方は、転職エージェントに一度相談してみるのがおすすめです。

というのも、プロが自分に合った適職を紹介してくれるんですよ。

たとえば、僕は「人と話すのが苦手なんですよね」みたいに相談したら、黙々系の仕事を紹介してもらえました。

今は人手不足の会社が多いので、未経験募集もかなりあるし、相談すると「こんな仕事もあるんだ」と新しい発見もありますよ。

しかも、転職エージェントは「完全無料」かつ「相談のみでもOK」です。

なので、仕事探しに迷っているなら一度利用してみてください。

リクルートエージェント」のような大手サービスであれば、無理やり転職を勧められることもありません。

登録も3分で完了しますよ。

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まとめ:工場のライン作業は天国も地獄もある

最後まで読んでいただきありがとうございます。

工場のライン作業における天国と地獄を解説しました。

もう一度おさらいしましょう。

ライン作業の地獄
  • ラインのスピードが速すぎる
  • ミスをするとずっと監視される
  • トイレにすぐ行かせてもらえない
  • 慣れると時間がまったく過ぎない
  • 夜勤の週は生きてる心地がしない
ライン作業の天国
  • 単純作業を黙々としてるだけでいい
  • 面倒くさい人間関係に悩まされない
  • 仕事内容のわりに給料がかなりいい

その工場によって楽なところもあるかもですが、基本的にライン作業は地獄ですね。

最初は筋肉痛や関節痛に苦しむし、慣れてからも退屈さから頭がおかしくなったりもします。

まぁ単純作業でわりと高い給料を稼ぐわけですから当然です。

とはいえ、逆にいえば、難しいことをしないでも稼げるのは楽だとも感じます。

なので、まずは一度経験してみるのが1番ですよ。嫌だったら辞めればいいだけなので。

もしこの記事を読んで「ライン作業はきつそうだな…」と感じたなら、転職エージェントに無料相談するのもおすすめです。

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